狂乱マスオ日記 ◆FbzPVNOXDo
「どうなってるのよ…。確か私はまる子と一緒にテレビを見てた筈よ」
さくらさきこは頭を必死に回転させ、今までの記憶を遡っていた。
ほんの数分前。まだ、この場に呼ばれる前にさきこはテレビを見ていた。
だが、そこから先が思い出せない。気付けば殺し合いをしろと告げられ、この島に連れて来られた。
一体、何の為に? 自分で言うのも何だが、こんな平凡な家族に何故殺し合いをさせたいのか。
ほんの数分前。まだ、この場に呼ばれる前にさきこはテレビを見ていた。
だが、そこから先が思い出せない。気付けば殺し合いをしろと告げられ、この島に連れて来られた。
一体、何の為に? 自分で言うのも何だが、こんな平凡な家族に何故殺し合いをさせたいのか。
「ああ、もう! こんなのドラマの中だけの事にしてよ!!」
誰に言うでもなく、大声を出し叫ぶ。
こうでもしなければ、落ち着けなかった。
こうでもしなければ、落ち着けなかった。
「これから、どうすればいいのかしら…」
落ち着いたところで、これからの行動を考える。
だが、殺し合いに巻き込まれたときの事など想定すらしていない為、どうすればいいのか分からない
だが、殺し合いに巻き込まれたときの事など想定すらしていない為、どうすればいいのか分からない
「ん? 誰かいるのかい」
「ひっ!」
考え事をしていたせいか声を掛けられた瞬間、驚きのあまり小さい悲鳴を上げてしまった。
声の方を向けば、20代ぐらいの眼鏡を掛けた大人しそうな男性が居た。
声の方を向けば、20代ぐらいの眼鏡を掛けた大人しそうな男性が居た。
「ご、ごめん。驚かせてしまったかな?」
「い、いや私の方こそ……」
「い、いや私の方こそ……」
男性はさきこを刺激しない様にか、柔らか言い方で話す。
さきこも、男性のその言い様に徐々に警戒を解いていく。
さきこも、男性のその言い様に徐々に警戒を解いていく。
「そうだ。自己紹介がまだだったね。僕の名はフグ田マスオって言うんだ」
「さくらさきこです……」
「さくらさきこです……」
良かった。この人は殺し合いに乗っていない人だ。
さきこは安心した。
「さきこちゃんか……。良かったよ、殺し合いに乗ってない人と会えて」
「私も安心しました」
「私も安心しました」
だからだろう。
マスオの動きに気付けず押し倒されてしまった。
「な、何するんですか!」
「五月蝿い! どうせ、皆死ぬんだ!!!」
「五月蝿い! どうせ、皆死ぬんだ!!!」
一瞬、殺されるかと思ったがさきこの予想は見事に外れた。
何故なら、マスオのその両手はさきこの服を、無理やり引き脱がし始めたのだ。
さきこの中で嫌な予感が駆け巡る。
下手をすれば、このまま殺された方が、まだマシというほどの辱めを受けるのでないかという予感が。
何故なら、マスオのその両手はさきこの服を、無理やり引き脱がし始めたのだ。
さきこの中で嫌な予感が駆け巡る。
下手をすれば、このまま殺された方が、まだマシというほどの辱めを受けるのでないかという予感が。
「止めて離して!」
「離すわけないだろう!!」
「離すわけないだろう!!」
必死にさきこはもがいた
だが少女の力では、どう足掻いても成人男性の腕力には適わない。
だが少女の力では、どう足掻いても成人男性の腕力には適わない。
(嫌だ、嘘でしょ? この人私を脱がして……やめてよ)
これから何をされるのか。それはまだ幼くそういう教育を受けていない、さきこはには分からない。
だが予想は出来る。最悪の予想が脳裏を過ぎっていく。
だが予想は出来る。最悪の予想が脳裏を過ぎっていく。
「何やってるんだよ! マスオ兄さん!!」
声。
恐らく自分とはそう歳の離れていない幼い男性のもの。
それがマスオとさきの耳に響いてきた。
それがマスオとさきの耳に響いてきた。
「なっ? 君はカツオくん……」
「離して!」
「離して!」
さっきの声の主であろう坊主頭の少年とは知り合いなのか、マスオの腕力が弱まった。
咄嗟にマスオの腕を振りほどいて拘束から抜け出す。
マスオが再び押さえ込もうと手を伸ばすが、それよりも早く走り出した事で紙一重で逃げ出した。
咄嗟にマスオの腕を振りほどいて拘束から抜け出す。
マスオが再び押さえ込もうと手を伸ばすが、それよりも早く走り出した事で紙一重で逃げ出した。
「マスオ兄さん……」
「カツオくん」
「カツオくん」
マスオは今更ながら、自分の軽はずみな好意に後悔した。
本来のマスオはこの様な少女を襲うような男ではない。
この様な殺し合いに巻き込まれれば真っ先に家族を探す筈だ。
あるいは、殺し合いに乗ったとしても家族の為だ。と、問われれば彼を知る者達はそう言う筈だ。
本来のマスオはこの様な少女を襲うような男ではない。
この様な殺し合いに巻き込まれれば真っ先に家族を探す筈だ。
あるいは、殺し合いに乗ったとしても家族の為だ。と、問われれば彼を知る者達はそう言う筈だ。
否、そうではなかった。彼はそこまで強い人間ではなかった。
考えても見て欲しい。父親というものは、必ず家族の為に行動を起せるものなのだろうか?
必ずなど有り得ない。父親になる人間が、全てその様な勇気を持っているとは考えがたい。
必ずなど有り得ない。父親になる人間が、全てその様な勇気を持っているとは考えがたい。
フグ田マスオは決して悪人では無い。だが強い人間でも無い。
そんな彼は家族を探すのも、殺し合いに乗った参加者との接触を恐れ出来ずにいた。
殺し合いに乗るなど考慮にも入らない。そんな時、目の前に少女が居た。
それを見て、殺し合いという恐怖で擦り減っていたマスオ理性は消えうせた。
人間は命の危機を感じると種の保存を優先させるらしい。それが真か嘘かはともかくとし、唐突に彼の中で沸いてきた性欲。
何より目の前の現実から目を逸らしたかった。
そんな彼は家族を探すのも、殺し合いに乗った参加者との接触を恐れ出来ずにいた。
殺し合いに乗るなど考慮にも入らない。そんな時、目の前に少女が居た。
それを見て、殺し合いという恐怖で擦り減っていたマスオ理性は消えうせた。
人間は命の危機を感じると種の保存を優先させるらしい。それが真か嘘かはともかくとし、唐突に彼の中で沸いてきた性欲。
何より目の前の現実から目を逸らしたかった。
(どうしてこんな事に……)
眼前に広がるのはぐったりと、力なくマスオの両手に首を締め上げられているカツオの姿。
いやカツオだったもの。
いやカツオだったもの。
「やってしまった……。家族を」
あの後、カツオを説得しようと試みた。
だが、カツオは耳を貸さず信用してくれない。挙句の果てには、家族を襲う前に自分が殺すと言い始めナイフを持って突進してきた。
だが、カツオは耳を貸さず信用してくれない。挙句の果てには、家族を襲う前に自分が殺すと言い始めナイフを持って突進してきた。
だから殺した。
「――もう後戻りできない。やるしかない」
殺し合いを開いたあの黒服は言った。勝ち残れば、何でも願いを叶えると。
こうなれば何にでもすがってやる。
こうなれば何にでもすがってやる。
カツオを殺した事でマスオは逆に冷静になった。
「あの娘はちゃんと始末しなくちゃ」
やけでもなんでもいい。家族を殺した以上、進むだけだ。
例え妻だろうが、息子だろうが全員殺してやる。そして願いを叶えて全てを元通りにする。それだけだ。
例え妻だろうが、息子だろうが全員殺してやる。そして願いを叶えて全てを元通りにする。それだけだ。
開き直りとも言っていい決意。
マスオはさきこの後を追った。
マスオはさきこの後を追った。
【A-5 野原家近く/ 一日目・深夜】
【フグ田マスオ@サザエさん】
[状態]:健康、狂乱、開き直り
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム品1~3、ナイフ@現実、カツオの支給品(ランダム品0~2)
[思考・状況]基本:優勝して全て元通りにする。
1:さきこを追い殺す
[状態]:健康、狂乱、開き直り
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム品1~3、ナイフ@現実、カツオの支給品(ランダム品0~2)
[思考・状況]基本:優勝して全て元通りにする。
1:さきこを追い殺す
【さくらさきこ@ちびまる子ちゃん】
[状態]:健康、衣服の乱れ、殺し合いとマスオに強い恐怖
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム品1~3
[思考・状況]
1:マスオから逃げる
[状態]:健康、衣服の乱れ、殺し合いとマスオに強い恐怖
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム品1~3
[思考・状況]
1:マスオから逃げる
【磯野カツオ@サザエさん 死亡 】
| 013戦士には覚悟を 少女には黒の―― | 投下順 | 015:ドラレツ大百科 |
| 013戦士には覚悟を 少女には黒の―― | 時系列順 | 015:ドラレツ大百科 |
| 行動開始 | さくらさきこ | [[]] |
| 行動開始 | フグ田マスオ | [[]] |
| 行動開始 | 磯野カツオ | GAME OVER |