ダスカー
風花雪月に登場する地域。
ファーガス神聖王国の北西部にある「ダスカー半島」とそこに住まう民族「ダスカー人」を指す。
王国の領土とは山で隔てられており、無双風花雪月ではゲネウラという名前が与えられた。
独自の文化を持っている地域であり、何より
セイロス教と全く異なる信仰を持っている異質な存在。
多神教の信仰を持ち、空の神と土の神が争いダスカーが生まれたという神話を持つ。またフォドラの女神も「遠い地を守護する神の一柱」として信仰されていたという。
似たような性質を持つ
パルミラや
スレンと一緒くたにされがちだが、地図上の外側には繋がっておらず、王国とは真っ当に交流を持っていた。数十年前は緊迫した関係だったが、その頃も衝突は少なかったという。
アビスの書庫では「取り立てて何もない土地だが珍重な鉱物が見つかるという噂もある」とされているが、
ドゥドゥーの言によれば「ファーガスよりも遥かに豊かな土地」らしい。
わりかし食や自然の話題が目立つので、そうした基本的な資源すら乏しいファーガスよりは良いということだろうか。
また、ドゥドゥーを始めとして作中に出てくるダスカー人は普通に喋るが、
ブリギットなどと同じく本来は
フォドラと異なる言語を使っている模様。
ダスカーの名前を冠するものとしてはダスカーベアという主にダスカーに生息するクマが存在し、その肉は「獣王のステーキ」の素材となる。
また騎士団として「ダスカー歩兵団」「ダスカー騎兵団」「ダスカー重装兵団」が登場する。
だが本編開始の4年前、
ダスカーの悲劇による国王暗殺の罪を擦り付けられ、ファーガスによる征伐が行われ、
多くのダスカー人が無辜の罪で虐殺され、ダスカー半島は王国に占領された。
生き残りは各地に離散して過ごしているが、世間一般からは大罪人の民族として差別を受けている。
なお、ダスカーの支配権はこの戦いで武功を上げたクレイマン子爵に与えられたが、クレイマン子爵はダスカーの悲劇を引き起こした一派であり、ある種のマッチポンプ化している。
ディミトリは冤罪と知っていながら虐殺を止められなかった悔恨もあり、ダスカーとの融和に対してはかなり積極的な姿勢を見せている。
風花雪月無印では戦後並々ならぬ努力をもってダスカーとの融和を成し遂げたことが後日談として語られる。
無双ではダスカーの悲劇の真実が王国の内乱という形で明るみになる&クレイマン子爵もその流れで処断されたおかげか、2年後までの間に半島がダスカー人の手に返されつつあり
2年後の段階ではダスカーの兵士が王国軍に派遣されるなど、関係の改善が進んでいる模様。
最終更新:2025年09月19日 02:08