ダスカーの悲劇

ダスカーの悲劇

風花雪月本編の4年前、帝国暦1176年に起こった事件。

当時のファーガス神聖王国国王ランベールが異民族ダスカーとの会談を目的として遠征する最中、何者かに襲撃を受ける。
ランベールやフラルダリウス公子グレンを筆頭として、現場にいた王国人は王子ディミトリを除く全員が死亡。
ただし、国王の内縁の妻であったパトリシアが表向き死亡扱いとされているが、実際には生きており、いずこかへ姿を消した。

国王が死亡、しかも後継者のディミトリはまだ幼いというのもあって王国の政情は揺らぎ、
そして世論はこの事件がダスカーによるものと断定し、報復として王国軍はダスカーを攻撃、一方的な虐殺と共にダスカー半島は王国により占領される。

個人単位でも、ディミトリやドゥドゥーを始めとして多くの王国人キャラがこの事件に大きな影響を受けており、
特にディミトリが心を病み復讐に堕ちた原因そのものであるため、もしこの事件がなければ王国ルートの内容は様変わりしていたことだろう。

そのため、青獅子の学級を担当すると支援会話を含めて毎節のようにダスカーの悲劇に関する話題を耳にすることになる。
逆に、青獅子の学級に関係ないところではこの件について触れる機会はごく僅かである。


真相

真相は概ね明らかではあるが、仔細には明かされていない。
風花雪月無印では、直接的な情報は蒼月の章終盤でのコルネリアの暴露とクレイマン子爵の部下への尋問程度。
無双では、主犯格と判明した王兄リュファスの登場を始めとして、王国関係者からの事件に関する言及が色々出てくるのだが、それ以外の視点からの情報は不足している。
  • 闇に蠢く者が、おそらくは王国弱体化・フォドラの混迷を目論む一環として
  • その一員であるコルネリアに唆されたパトリシア(アンゼルマ)が、おそらくは帝国に戻り娘と再会するため
  • ランベールの政治を快く思わなかったリュファス(コルネリアとの繋がりもある)と王国貴族(多くの西部諸侯)が、国王暗殺のため
それぞれ協力して起こしたものとされる。
ダスカー人も100%潔白というわけではなく、襲撃に協力したダスカー人もいることが無双の外伝「未来を繋ぐ花々」で言及されている。
ディミトリから当初疑われていたエーデルガルトの関与は、明言はされていないが、紅花の章での言及や当時の彼女の年齢や境遇からすると考えにくい。
また、ロナート卿の息子クリストフがダスカーの悲劇に関与した罪で処刑されているが、これは彼の罪状を隠蔽するための建前で実際は無関係。

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最終更新:2025年09月18日 13:21