Innocent∞Garden

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アクトトレーラー


例え話をしよう
それは砂漠にある唯一のオアシスから旅立つことかもしれない。

例え話をしよう
それは温室の花が都会のアスファルトを夢見ることかもしれない。
 
例え話をしよう。
喩え話をしよう。
新しい扉がいつだって、望む世界に繋がっているとは、限らないのだから。

トーキョーN◎VA THE AXLERATION
『Innocent∞Garden』

その扉は、とうに開いていたのです。


ハンドアウト

あなたには大切な親友がいる。あなたにとって彼女―シルベチカは無くてはならない存在だ。
ある日、彼女があなたの目の前から姿を消した。それも誰の記憶にも残らずに。
彼女は始めからいなかった?そんなはずはない。彼女は確かに実在した。
PS:シルベチカを見つけ出す。

PC1は忘れているが、シルベチカは遠い昔に死んでいる。彼女は死ぬ間際、貴方と一つの約束を交わした。この記憶はシナリオの中で取り戻し、その際に約束の内容を開示するものとする。
あなたの真の目的はシルベチカとの約束を果たすことである。

  • PC2:
あなたはPC1の友人だ。
ある日、なにやら慌てた様子で誰かを探すPC1を見かけた。曰く、シルベチカという少女を探しているとのこと。乗り掛かった舟だ。友人として手助けしてやろうじゃないか。
PS:シルベチカを見つけ出す。

あなたは厳密にはこの寄宿学校の生徒ではない。
あなたの正体は聖母殿から派遣された退魔師である。あなたが請け負った極秘任務はこのクランでまことしやかに囁かれている“吸血鬼伝説”の調査だ。
あなたの真の目的はこの寄宿学校の実態を掴み、そこに潜むアヤカシを退治することである。

あなたはアヤカシと人間の混血である。そのせいで回りからは腫物のような扱いを受けているが、PC1だけは唯一、己を受け入れて分け隔てなく接してくれている。
だからだろうか。あなたはそんなPC1に密かに思いを寄せている。PC1を守ることこそ自分の使命と信じて疑わない。彼女の力になりたい。彼女に認められたい。それしかあなたの頭にはない。
PS:PC1を護り通す。

あなたはシルベチカのことを知っている。彼女がすでにこの世にいないことももちろん覚えている。それでもあくまで知らないフリをしている。なぜならばシルベチカはあなたにとってPC1にまとわりつく目障りな存在だったからだ。シルベチカだけではない。あなたは一種狂気的ともいえる執念でPC1以外が皆いなくなることを望んでいる。
あなたの真の目的はPC1の唯一無二になることだ。

登場NPC

  • シルベチカ…PC1の親友。
  • キャメリア…PC1・2の隣室

  • ブランカ…便宜上“ティーチャー・ブランカ” キャンペーンを通しての黒幕だがこのシナリオでは……?

オープニング

 N◎VA郊外、かつての寄宿舎の跡地を眺める人物(PC1)と偶然通りかかった七谷佳結誓

「こんばんはー!あれこんなところで何してるの?」
 郷愁に浸っているのだ、と人物は答える。昔ここにあった学校に思いを馳せているのだと。
「ふうん、ここにあった学校?知らないなー。ここは私が生まれるずっと前から廃墟だったみたいだから」
 そうだろうね、と人物は俯き沈黙してしまう。
「ここ、何かあったの?私でよければ話し相手になるよ」
 結誓はそう言って人物の横に腰を下ろす。期待のまなざしが人物に刺さる。
 やがて観念したかのように人物は語りだす。かつての学び舎の日々を。懐かしい友との記憶を。ワンスアポンアタイム。それは遠い昔の話―――

個別オープニング

  • PC1:朝起きるとシルベチカが学校のどこにもいないことに気付く
  • PC2:シルベチカを探しているPC1を見つける
  • PC3:シルベチカを探しているPC1を見つける

 隣室のキャメリアが合流してくる。朝食を食べたら捜査開始。
 朝食はキッシュ、ヨーグルト、ザクロのジュース

情報収集

シルベチカについて
  • PC1の親友。しかし生徒はおろか教師ですらその存在を覚えていない様子である。
  • 記憶の中の彼女は常に周りに人がいて、好かれていた。確か、彼女が良くいた場所は温室や書庫だったはずだ。
  • 最後の彼女との記憶は何やら思いつめた様子で貴方に相談を持ち掛ける彼女の姿だ。
曰く、「この学校はおかしい。一緒にここを出よう―――」

シーン
 突然の頭痛。
 誰かに手を引かれて木立を駆け抜けていく情景。
 シルベチカの黒髪が前方に靡いている。背後からはたくさんの足音が…

この寄宿学校について
  • 全寮制の寄宿学校。共学であり男子寮と女子寮に分かれている。本校舎のほかに書庫や聖堂、温室などが備え付けられている。
  • 災厄以前から建っていたサナトリウムを改修し、学校として運営しているらしい。
  • PC2は編入生にあたる
  • 所謂学園長のことをこの学校では「お館様」と呼ぶが、肝心の本人を見た事のある生徒は聞き込みをしている中では見受けられない。

シーン
 キャメリアが空腹を訴える。食堂で昼食を取ることになる。
 チキン、パン、ザクロのジュースが昼食に出される。
 ザクロのジュースには[[ブランカ]]の血液が入っている。
 ここで違和感を覚えたら飲まないという選択肢も可能。

温室
 温室を訪れるとティーチャーが出迎えてくれる。
「おや、大勢でどうしたのかな」
 [[ブランカ]]は植物学の教師に扮している。温室には色とりどりの花が植えられている。
「どれも丹精込めて育てたものだよ。ほら、あそこからリリー、スノウ、マリーゴールド、ガーベラ、キャメリア、クレマチス…そしてあそこが、ほら、シルベチカ」

  • 「私はここで花の研究をしているんだ。…永遠に枯れない花の研究さ」
  • 「永遠に枯れない花。美しいままに悠久の時を過ごす花を、この目で見たいと思ったんだ」
  • 「ところで君達は、シルベチカという少女を探しているんだね?…何故彼女を探そうとするのかな?忘れているということは、思い出したくないから、思い出すと後悔するような記憶だからとは考えないのかな?」
  • 「そう。決心は揺るがないんだね。なら、ふむ…」→金色の鍵を渡してくる。
  • 「この鍵で開く扉を探してごらん。そこに求める真実があるかもしれないよ。…すべてを知った上でどうしたいのか、帰ってきたら、お茶でも飲みながら、ゆっくりと聞かせてほしいものだね」
 ティーチャーは、皆が去ってからくつくつと笑う。
「…金の鍵で開く扉には碌なものがないと、童話の世界では相場が決まっているのにな?」

書庫の地下
  • 表には出ていない学校の過去の膨大な資料が保管されている
  • 生徒名簿…年代ごとにまとめられた名簿。だが直近2・3年の資料にはシルベチカの名前はない。それどころか…PC1・3の名前もない。
  • 名簿は古くなってくるにつれ備考欄に踊る不可解な単語に気付く。
スノウ、死亡/マリーゴールド、不適合/ガーベラ、死亡…
  • アルバムを見つける。学校が設立されてからの生徒の集合写真などが収められている。そこに―――あった。PC1・3・シルベチカの姿が。しかし年代を見ると今からおよそ60年前の写真であることが分かる。
  • その写真の中央にはブランカの姿が。

 この瞬間PCは記憶を思い出す。この学校の秘密に気付いたシルベチカに連れられて逃げ出すが、取りつかれたような生徒たちに捕まったこと。シルベチカに老いの兆候が見られ始めた事。
「悪い子だな。シルベチカ。今日は…昼食を食べなかったのか?やはり接種を止めると老化も早まるらしい。温室の花は所詮外では生きられない」
 気が動転したシルベチカは崖から足を踏み外し転落しかける。
「PC1…お願い、この箱庭を終わらせて。皆を、楽にしてあげて。こんな、こんな永遠なんて…欲しくない」
 PC1の手を放してそのまま転落していく。

クライマックス

 地下室の奥はそのまま聖堂に繋がっている。
  • 「おかえり。その様子だとお茶会に参加はしてくれなさそうだな。」
  • 「ひどい顔だ。だからやめておけと言ったのに。パンドラの箱に残った希望でも期待したか?シルベチカは君にどんな呪いを残して死んだのかな?」
 キャメリアが食い下がる
  • 「あなたは、僕たちを利用していたんですか…!?ティーチャー!ティーチャー・ブランカ!」
  • 「利用とは人聞きの悪い。言っただろう?永遠に枯れない花の研究だって。…ま、この文言すら、君達の記憶にどれくらい残るのかは分からないけどね」
 ブランカがパチンと指を鳴らすと、キャメリアの身体がガクンと弛緩する。それを合図としたようにわらわらと聖堂の中に操り人形のような生徒たちが入ってくる。
  • 「アヤカシの中にはな。己の体液を摂取させたり、傷つけた相手との間にイニシアチブという主従関係を生じさせることの出来る種族も存在する。イニシアチブによる命令は絶対だ。忘れろと言えばどんなことだって忘れてしまうし、殺せと命じれば盟友だって殺す…さて―――お前たちが毎日飲んでいたのは、一体誰の血液だったかな?」
  • 「しかし…嗚呼、なぜだろうな?なぜ君達は完全には忘れていないのか。これはもしかすると…いや、不要な期待は毒だ。試してみれば済むことさ」
 高らかにブランカが告げる。⇒【神の御言葉】
  • 「我がイニシアチブの元に命じる。こいつらを捕えろ。――記憶を消す前に、もう二度と不要な思い出が残らないように再教育しなくてはな」

戦闘

ブランカのHPを半分まで削るorトループの全滅
  • 「ふむ、漸く分かってきたかもしれない。君達は俺の血液を摂取しすぎたのかもしれないな。イニシアチブが効かないということはつまり…君たちは俺と同化しつつあるんだ」
  • 「けれど未だ不死には届かない…シルベチカがそうだったように、血液の摂取を止めて君たちがどうなるのか…俺にも分からないんだ。永遠に枯れない花はもう、すぐそこなのかもしれないし、未だ到達していないのかもしれない。それを知ることが……酷く恐ろしい」

  • PC1はシルベチカとの約束を思い出す「この箱庭を終わらせて。私たちを…解放して」→神業の使用が可能に。

→クランの生徒をイニシアチブで全て殺す
  • 「ははは!!何てことだ!皆殺してしまったのか!!ああ、ああ、100年!ここに100年費やした!ははは、ははははは!!なるほど、すべてが!今!無駄になったわけだ!」
  • 「まぁ、いっか…時間は腐るほどあるんだし、な」
※この際PC1は自分も自害を試みた場合、ブランカが去った後蘇り、死ぬことが出来なくなっていることが発覚する

エンディング

各自に任せるものとする。
※なお、ブランカは拘束されるなどした場合もエンディングにて何らかの方法で逃亡を図り、行方をくらます。仕様なのでPC2のPSは達成とみなしてよい。
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