code666443“アクションフィギュア”その戦う定めとは……! ◆lxf1h6/iIs
人と同じように心を持ち、考え、行動し、人を助ける機械――ロボット。
古くから私達、人間はそれに憧れ、作りたいと願い続けていた。
それは時代が経つにつれ、徐々に形になっていく。
そして、西暦20XX年。
『神姫』という形で、実を結ぶことになる。
神姫は、各々考え、人の傍にあり続け、生きていたという。
その中で、オーナーに従い武装した神姫の事を『武装神姫』といった。
それを垣間見るべく、私は西暦20XX年にタイムワープし、『武装神姫』を含めた『アクションフィギュア』が命を懸けた戦いの事を取材することにした。
歴史に埋もれた名も無き人――人形のことを取材する事が、それこそがタイムスクープ社第二調査部の仕事だ。
――タイムスクープ社。
タイムスクープ社はタイムワープ技術を駆使し、
あらゆる時代にジャーナリストを派遣、
人々の営みを映像で記録し、アーカイブする計画を推し進めている機関である。
「……えーアブソリューションポジション、N037W23523E34N32……ポジション確認」
「B4754834年65時85分69秒 西暦変換しますと、20XX年XX月XX日午前0時00分00秒、無事タイムワープ成功しました」
「code666443 これから記録を開始します」
――――沢嶋雄一。
彼はタイムスクープ社から派遣されたジャーナリストである。
あらゆる時代にタイムワープしながら、時空を超えて名も無き人を記録していく――
――――タイムスクープハンターである!
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
西暦20XX年。
深夜の街を私達は歩いていた。
夜風は冷たく、身震いが起きるほどだ。
いや、寒さだけではなくぴりぴりとした緊張感によるものかもしれない。
それも、その筈である。
私が今居るのは、街中といっても戦場なのである。
武装された、人形。
戦う事が定めの武装神姫達による戦いの場なのだから。
「Hey! なんだ。震えてるのか。武者奮いか! まだまだstartしたばかりだぜ……!」
そう、私に呼びかける眼帯をした武者がいる。
彼もまた、人形であり、此度の戦いに参加する人形である。
戦国時代に生きた奥州の独眼竜……をモチーフにしたキャラクターであった。
英語を混じりながらも、乱世に抗う龍として、『戦国BASARA』に登場する武将の一人である。
その伊達政宗を人形として、生を与えて、心を持ち行動している、アクションフィギュア。
彼はリボルテックのシリーズの一体だった。
彼もまた戦う為に作られた人形であり、取材対象の一人である
今回の取材対象は、『アクションフィギュア』
西暦20XX年。戦いを宿命付けられた、人形。戦うしかないアクションフィギュアに密着取材をする。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「えー……当時の人々にとって、私は時空を超えた存在です。
彼らにとって私は宇宙人のような存在です。彼らに接触する際には細心の注意が必要です。私自身の介在によって、この歴史が変わることも有り得るからです。
彼らに取材を許してもらうためには、特殊な交渉術を用います。それについては極秘事項のためお見せすることは出来ませんが、今回も無事密着取材することに成功しました」
code666443 “アクションフィギュア”その戦う定めとは……!
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「アンタ、このpartyで、どう戦うんだ?」
「party……ですか?」
「そうさ、俺達が、自我をかけて、殺しあう。まるで戦だ」
伊達政宗は、私に楽しそうに告げる。
戦う事を宿命付けられたというのに、彼はとても楽しそうである。
支給されたらしい、剣を振るって意気揚々と語りかける。
彼に支給された剣は、ムラマサ・ブラスター。
ROBOT魂、クロスボーンガンダムX1フルクロスが持つムラマサ・ブラスター。
機動戦士ガンダムシリーズに登場するビームサーベルの大型版といえばいい代物だろうか。
ピンク色に光る巨大な剣は、彼に似合っていた。
「けどな、強要されて、戦えってか、Ha! 舐めてんじゃねえ、俺は奥州筆頭、独眼竜伊達政宗だ!」
彼は、伊達政宗は……いや、伊達政宗を模したフィギュアは、力強く宣言している。
まるで、自分は此処にいるぞというように。
自我を肯定するように。
彼は、吼えていた。
「気にいらねぇ。この戦いも、こんなものを押し付ける奴らも」
「なら、何故partyなんですか?」
「決まってるだろう、俺が、そいつらを倒して、天下を取る。俺のやり方で! だからこれは、俺のpartyだ!」
「はい、その姿を取材させていただきます」
「勝手についてくるがいいさ。 俺は俺の戦いをするだけだ」
「まるで、本当の『伊達政宗』のようですね」
そう言う彼は、伊達政宗の人形は紛れも無く、戦国BASARAに登場する伊達政宗そのものだった。
この時代のアクションフィギュアの出来は、身体だけではなく心までそっくりになるらしい。
すると、伊達政宗を模したフィギュアは不思議そうに話す。
「おいおい、なんのjokeだ。あくまで、俺は俺のやり方を通すだけで……」
「はぁ……」
「それに、アンタだって『そう』だろう?」
「……どういうことでしょう?」
伊達政宗の人形は、私に不思議な事を聞いてきた。
どういうことだろうか。
確かに、私は彼らから見ると、宇宙人のように見えるだろう。
ニューロ分子が薄くなっているのだろうか?
「アンタ……『気付いてないのか?』」
「だから、どういうことでしょうか?」
「つまり、アンタがfig………………」
その時だった!
ズドンという音が、街中を震わしたのだった!
「Shit! 襲撃か!」
「あっちです!」
「……ちっ、なんだ。girlか! 砲筒をもってやがる」
「あれは……」
私は、その襲撃した少女の姿を見て、一つ心当たりがあった。
にらみ合ってる彼と少女を脇から眺めながら
「本部、こちら沢嶋応答願います」
『はい、タイムナビゲーターの古橋です』
「あっ、『艦隊これくしょん』の島風について、情報もらいたいのですが」
『島風……ですか?」
「はい、アクションフィギュアの島風に遭遇しまして」
『解りました。艦隊これくしょん、島風のfigmaは連装砲ちゃんが三体付属している、figmaです。通称ぜかましともよばれます』
「なるほど……」
『艦隊これくしょんの人気もあってかなり売れたフィギュアみたいですね』
「なるほど、大砲みたいな装備はありますか?」
『ありませんね……大方支給されたものではないでしょうか?」
「解りました……」
『沢嶋さん、どうかされました?』
「いえ、フィギュアの戦いを取材するのは不思議な感じだなと思いまして」
『なるほど……フィギュアとはいえ、戦いですので、気をつけてくださいね」
「解りました。ありがとうございます、取材を続けます」
「解りました、くれぐれも気をつけてください』
やはり、あれはぜかまし……島風らしい。
伊達政宗のフィギュアと島風のフィギュアがにらみ合っていると、
威嚇射撃をして、そのまま
「……ちっ、逃げるつもりか!」
「追いかけますか?」
「当然だ! どういうつもりか聞かなきゃ、気がすまねえ!」
そうやって、私は駆け抜ける伊達政宗のフィギュアを慌てて追う。
どうやら、この取材も中々、アクシデントが多そうである。
続けて、フィギュアたちの戦いを追っていきたいと思う。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
だが、沢嶋雄一は気付いてない。
自分自身も『アクションフィギュア』という事に……。
彼が、アクションフィギュアではない、不思議。
それが、明かされることは来るのだろうか……?
それは、私にも解らない………………
【深夜/エリアT】
【伊達政宗@リボルテック】
【電力残量:100%】
【装備:ムラマサブラスター@ROBOT魂】
【所持品:クレイドル、基本パーツ(愛刀・景秀)】
【状態:損傷なし】
【思考・行動】
基本方針:自分の意志を貫く
1:島風を追う
2:沢嶋になんとなく交渉されて、許した。
【
タイムスクープハンター沢嶋雄一@figma】
【電力残量:100%】
【装備:なし】
【所持品:クレイドル、基本パーツ(タイムスクープ道具)、拡張パーツx1-2】
【状態:損傷なし】
【思考・行動】
基本方針:アクションフィギュアの取材。
1:政宗を追って取材。
※自分自身がフィギュアである事に気付いていません。
【島風@figma】
【電力残量:100%】
【装備:拡張パーツ(大砲)@不明】
【所持品:クレイドル、基本パーツ(連装砲ちゃん)、拡張パーツx0-1】
【状態:損傷なし】
【思考・行動】
基本方針:?????
1:政宗から逃げる
最終更新:2014年06月27日 11:09