プロとアマチュア
という分け方があります。この言葉から受ける印象は、プロに美徳があって、アマチュアは単に至らない集団…みたいな感じかもしれません。スポーツならばそこには厳然たるレベルの差があると思いますが、フラメンコのような芸術…というか「芸」や「文化」にとってどうなんでしょう
庶民文化
関西に住んでいると、一般の市民の面白さが目立ちます。自負のある人もすくなくない。おそらく他の地方においても、面白い庶民・面白がりの庶民はいるのでしょうけど、関西人は特に貪欲なのかもしれません。
プロ的な芸人たちが、庶民、例えば子供やお年寄り、時には動物すら…であっても、それらがプロでないからといって、レベルが劣るものとして単純にバカにすることは絶対にないと思います(もちろん人に笑いを提供するための安定した技術や「勇気」に関しては圧倒的な違いがあると思いますが。)。むしろ面白がって、一般人から新たな笑いを引き出そうとすることが多いかもしれません。
フラメンコのプロ
フラメンコにとってプロというのは、舞台にたって見せることや教えることで稼ぎを得ている人たちだと思います。
一方で現地のフラメンコの世界では、素晴らしい芸をもっていてもプロにはならなかった人たちが無数にいます。
一方で現地のフラメンコの世界では、素晴らしい芸をもっていてもプロにはならなかった人たちが無数にいます。
商業的な成功と、芸の素晴らしさは一致しないはずです。成績が数字で現れるスポーツの世界とは異なるからです。
日本には、プロ的な人たちは結構います。でも、本当の芸を持っている人は極めて少ないと思われます。
日本には、プロ的な人たちは結構います。でも、本当の芸を持っている人は極めて少ないと思われます。