招き猫伝説


概要

古の伝説が、今、再び繰り返される。

十二の動物を模した仮面を纏いし魔物たちと、人々と一匹の猫の戦い。


第一章 姫君、騎士を求めて

ある日、野外の訓練場で訓練していた一行は、一人の少女を保護する。
爛々とした金色の瞳、縞模様の大きなネコミミと長い尻尾。衣服を纏わず、歩くこともなく四つんばいで、言葉を発することもなく、その姿はまるで獣そのもの・・・それはベルファストとある猫を彷彿させた。
するとそこに、少女を狙う十二のうち三つの仮面が現れ、一行と交戦する!

第二章 招き猫伝説

突如現れ、意味深な仮面を纏う彼らの情報を集めるため、一行はとある街の大きな図書館にやってきた。
そこで彼らは一人の一般人と出逢い、彼から童話を聞く。
すると前に撃破した仮面たちとは別の三つの仮面が奇襲をかけてきた!
そして事態は急展開を迎えることになる・・・。

第三章 心

泰紀の心に迷いはなかった。ルルティ希鳥を人質にとられ、一行は仮面たちの根城へと足を踏み入れる。
そこは人に望まれて忘れ去られた場所だった。その最深部、仮面たちを復活させた黒幕が、その様子を見守る。
そこで仮面たちは卑劣な「交換条件」を設けていた。それはまさに人の心を玩ぶものであった。

第四章 己と、愛と

「このまま勢いに任せて残りの仮面も殲滅する!」
一行は残る仮面たちを撃破するべく、そしてすべてを終わらせるべく、そのまま根城を進んでいく。
同じ魔物でありながら違う道を進び、相容れぬ存在となった泰紀と仮面たち。それは互いに己を貫き通した結果であった。
いつの時代でも「すべて」が明かされることはない。しかし、戦いの先に彼らに待ち構えていたものとは、仮面たちがこのような道を選んだ理由とは、黒幕の目的は一体なんだったのか?


最終更新:2013年12月01日 16:41