楽園
概要
この現世ではないどこかにあると言われている地で、
聖域(サンクチュアリ)にかつて存在していたものや今存在している命の保存を行う場。
この世のものとは思えない美しい森であり、木々に覆われた地の奥にはこの地の中核を成す大樹が聳えている。
その出入り口は現世、輝石大陸レインフォース南部にある。
その正体は木の大精霊
メリアスが生み出した領域及び拠点である。
人々と血気盛んな精霊たちの干渉を妨げる為に
霊界と現世の狭間、次元の海(亜空間)にごり押しで作っている。
通常、精霊の領域は極端な属性の霊場になるはずなのだが管理者たちの調節により属性同士が調和して均衡を保っている。
出入り口は聖域間とのみ設けており、門と呼ばれるゲートから出入りする。2つあるけど出口は一緒。
同胞達の保護もこちらを通して行っていた模様。
かつて何らかの要因にて現世を追われたものが流れ着く場でもあり、戦乱や乱獲などで人々に駆逐されてここに流れ着いた者が多い。
中核を成す存在である大樹やメリアスはその筆頭であり、その他の楽園に住まう住人達もみな人間を快く思っていない。
当初は俗世から外れた楽園でただ静かに日々を送れればいいと考えていたが、人々への絶望を募らせた住人達の心は大きく変わっていく。
命の大樹
楽園の中心に聳える巨大な樹でその形状は樫の樹に似ており、不可思議な彩の葉を持つ。
周囲には膨大な魔力が満ち溢れ、清浄な気を放っており、その近くに居るだけでも心が洗われていくような感じがする。
元は700年ほど前に聖域・
輝石大陸 ステルディアにあったマジック
オークの古木であり、その魔力により神木として崇められた。
だが人々の小競り合いに巻き込まれそうになり、その様子を見てかつての己と被ったメリアスに助けてもらった。
回収されてからはメリアスと意気投合し共生関係となり、その膨大な魔力により楽園を築き上げる。
小競り合いに巻き込まれそうになり、仲間達を奪われた過去から大樹自身もヒトを快く思っていない。
強硬派筆頭の一人。
一行と強硬派との決戦にて、メリアスと共に強硬派として交戦の道を選ぶ。
戦闘自体は精霊神である相方に任せだんまりを貫いていたが、楽園と彼の崩落に対し動き出す。
最期は自身とメリアスの魂と、楽園の魔力を用いて「命の種」を発動。
光り輝く
一粒の種を生み出し次元の海に消えた。
木霊強硬派
直接的な武力介入にて人類滅亡を目論む木霊達の一派。
「人類滅亡」という理想の下でまとまってはいるものの、元人間も滅ぼすべきだと唱える者もいれば人間だけでいいよという奴らもいる為一枚岩のようで一枚岩ではない。
その中心人物は楽園の中枢を担う命の大樹と
メリアス。
楽園から動けない彼らの代わりに一部の血気盛んな木霊たちが聖域へやってきて活動中で、聖域に住まう精霊たちをも巻き込んでいく。
現在の主な活動は魔物をけしかけたり、賊を襲撃したり、木や地の精霊術のボイコットや森に近づく人間を脅すなど。
一部では徐々に活動がテロリストじみてきており、疑問を覚えるものも珍しくない。
トップがヘタレで頼りない為現場でリーダー格を勤めている木の精霊、メルシュ・ディックの
ニームが事実上の司令塔。
傭兵一行との決戦後、首魁たるメリアスと命の大樹の死亡により衰退し穏健派の手により掌握され、解体。
大半の構成員が穏健派に捕虜として下り、破壊活動から身を引いた。
その後は反逆防止の処置を取った上で、避難先である小さな島の復興の為肉体労働に従事したり、各地を旅し情報を集める任務に従事したり。
はたまたゲリラ的な活動を行っている残党の処理や説得を任されたりなど危険だったり危ない任務についている模様。
しかしながら勢力が完全に衰退したわけではなく、
コノハナの方針に反発し離反した一部の木霊たちが残党として他の人間に反発する他属性の精霊を取り込み、ゲリラ的な襲撃を行っている。
木霊穏健派
ヒトの行いは許せないけどそれはどうなのよと思っていたり、そもそもヒトに好意的な精霊たち。
楽園での中心人物はメリアスの娘である
コノハナなど。
件の事件の後、強硬派から実権を奪い取り穏健派首魁であるコノハナが女王として君臨することとなったようである。
楽園出身のキャラ
等
ちなみに
- 強硬派の元ネタは某機動戦士の私設武装組織。長編のお話も同作品の影響が強し。
最終更新:2014年04月11日 21:22