憎悪の天使「マステマ」
概要
幽霊島に君臨する島の支配者たる超越者。悪魔だったり魔神だったり。
「超越者殺し」の神呪いの炎を操る憎悪と呪いの神である。
2体の超越者がいる為別途に記載する。
初代マステマ「現人神シセラ」
ルフト本教に滅ぼされたカルト教団「黒の黎明」の現人神の成れの果て。
数々の凄惨な仕打ちから敬淑であった強い信仰心を終わりのない神仏への怨念へ転化させ呪いの魔神と化した。
幽霊島に君臨する神、即ち支配者であり、島に蠢く死者達が崇める超越者である。
横倒された状態で浮遊する十字架に鎖でがらんじめにされ、黒炎を身に纏った怪物。
筋骨隆々とした体型に全身に魔術文様が刻まれた漆黒の肌の男性型をしている。2mを越す巨体。
悪魔であるがどことなく神々しさを携え、その背にはちぎり落とされた翼が垣間見える。
両手首、足首、羽の付け根、両目からは絶えず赤黒い体液(瘴気)が流れ続けておりその姿は極めて痛々しい。
攻撃を加えていくことにより肉がこそげ落ちて骨だけの姿となる。この姿では体液は流れなくなるので一気に弱体化する。
自身の力の象徴とも言える霊障、「死の炎」を扱った強力な攻撃を得意とする他、自身に寄り付く攻撃を死気により減衰・破壊する為耐久性も高い。
主に焔を火炎弾やレーザー、粉塵爆発や爆弾として扱い中~遠距離攻撃を仕掛けてくる他闇の魔術も扱う重火力砲台。
更には自身の焔を爆発的に燃焼させる起爆剤である瘴気を振りまいてくる危険な相手だが、幸いにも攻撃・移動共にスピードは遅く回避も苦手。
弱点は聖属性及び水属性だが、幽霊島全体に広がる霊場の影響により聖属性攻撃と超越者の能力を封じていることにより凶悪さが増している。
二代目マステマ「付喪神サイプレス」
人間であったシセラの処刑に使用された刑具がその血肉と霊力を啜り付喪神化したもの。
変則的ではあるが眷属に値する。しかし初代マステマことシセラとは決して交わることのない対極の存在である。
シセラの力を奪い取ることで下克上を成し、そのまま二代目マステマとして覚醒した。
初代消滅後は彼が代わりのマステマとなり呪いの大本となっているが、奪った力が一部なので全力をもってしても初代よりだいぶ弱い。
現在は水の霊石により力を封じられ、楽園に保護された当初のような脆弱な超越者の子供になっている。
シセラから頂戴した数々の力も尽く弱体化し、できることは今までどおりちょっとした破壊瘴気を操る程度。
だが再生能力や他の超越者の加護を弾く特異体質はそのままで、そんな感度はいい方ではないもののオカルト感知能力も健在。
また感情エネルギーが呪いに通ずることからか、感情を抑圧されており常時にローテンションかつ虚無的。
ちなみに
1: 幽霊島編のラスボス。超越者マステマ。
その由来はヘブライ語で憎悪を意味する「マステマ」及び同名の悪魔(及び天使)から。
神に管理される悪魔or天使、また怨霊使いということで初代、二代目共にこれだ!と思い命名。ペ天使は関係ない。
2: クローズドサークルでホラーっぽいお話のラスボスらしく舞台の中では現人神という肩書き通りの常軌を逸した圧倒的支配者的存在にしようと意識。
神の座につくシセラの力を奪い、その座から引きずり下ろし下克上するという話のギミックは予め思いついていたので、折角だしこれでもかと色々詰め込んだ。
3: 神仏絶対殺すマン。しかし水と浄化にすごい弱いので水をぶっかけられたり浄化されたりすると凄く弱体化する。
光自体にも弱くおまけに自壊ギミック+常時スリップダメージ(を超回復でごまかしてる)をので、火力や力はド級だが弱点もド級のはくろラスボスキャラにしては珍しくない超ピーキー性能。
強大ではあるが島から出たらここまでの驚異にはなり得なかったと思われる。
彼が強大な超越者として8年にも渡り暴虐を繰り広げられたのは彼が足蹴に使っていた
信者たちの力によるものである。
4: サイプレスに引き継がれはしたけど大幅に弱体化+シセラがしていたような魂の洗脳+眷属化とかそういうのはまるでできない。
そもそも性格が人に命令できるようなものじゃないからね。しかたないね。
5: ちなみにマステマの死の炎は持ち主も、その加護を受ける者も例外なく対象内。呪いの力を使おうとすれば死の炎に焼かれる。
今までのサイプレスがまるで反動を受けていないのは超越者というよりはただの魔物レベルで炎による毒がそこまでの脅威にならなかったため。
誕生から3ヶ月内のマステマらからの干渉で備わった耐性と元からの耐性で十分な相殺が効き、なおかつ本人の制御能力で制御が効いていたというのもある。
マステマ継承(?)後は呪いの力もそうだが超越者としての力が以前に比べ飛躍的に増大したので幾ら耐性があろうと制御能力が高かろうとも例外にはなりえなくなった。
マステマの力を奪い殺し、初代に代わって神を呪うための呪いを継いだ男に課せられたあまりに大きすぎる代償である。
最終更新:2015年09月09日 19:17