ソーマ


1: 名前


宗麻=ネニュファール(ソーマ)

2: 年齢


18歳

3: 性別


男性

4: 種族


人間

5: 外見


葡萄色の清潔に整えられたショートヘアに深い海のような藍色の瞳。
肌色は父親譲りで白い。体格は小柄かつ痩身で若さを残した幼い子供のような顔立ち。
痩身の体には柳のようにしなやかな確かに鍛えられた筋肉が備えられている。

服装


紺碧の袖を落としたインナーに黒の袴。袴の裾は動きやすいように縛っている。
その上からと白を基調にしたペレネス寺院の修道僧のローブに紺色の大きな布を袈裟のように身につけ、その上から瑠璃紺を基調にしたケープを羽織る。
靴は黒の布製ブーツでバンドで固定するタイプのもの。装飾品並びに防具は特に身に着けていない。
全体的にボディラインが隠れただぼついた民族衣装のような印象。

他にも居候生活をしだしてから買った服や借り物の服を着る事も多いが民族衣装のようなエスニックな服装を好む。
修行着もとい部屋着はインナーに袴姿。

両腕や両足にはサポーター代わりの包帯を巻きつけている。

身長/体重


【身長】164cm
【体重】51kg


6: 性格


クールでドライ。謙虚で控えめ。言葉数は少なく寡黙。愛想がなく可愛くない。言葉語らずして行動で意思を示すことが多い。
基本的には自己主張をすることも少なく、他者に関心を示し関係を持とうとせど深入りすることはあまりなく壁を置いた淡白な付き合いを好む。
人嫌いするタイプかと言われるとそうではないらしいが、寺院の同僚や友人に対してもこうらしい。

しかしその胸の内は求道的で向上心の強い気骨に満ちた性格をしている。
自身を高めること、とりわけ鍛錬に対しては貪欲な姿勢を見せる努力家で、旅中で出会う様々な事柄もきっと自分の糧(バイブル)になるものであると解釈しているようだ。
清廉潔白であり禁欲的。気質的にも常識人寄りの性格をしているが、今まで寺院の中で修行ばかりしてきたのでだいぶ天然で俗世に疎い。
更に自身に不必要であると判断した事柄は斬り捨ててしまいがちで興味関心を失いやすい悪癖があるのも世間知らずぶり、天然ぶりに拍車をかける。
現状ではやや人間味の薄い珍妙な性格をしているが無愛想で寡黙、ドライと合いまって冷血な人間であると勘違いされやすい。

思考もこざっぱりした脳筋寄りであり、クールな表面に反してバリバリの体育会系。あれこれ悩んでも気合と根性で大体なんとかなる豪快な考えを持つ。
だいぶ根性論者であるが控えめな性格も合いまって他人の問題の際は黙っていることが多い。
あくまで自分の方針が根性論バリバリなだけである。

今まで修行ばかりで実戦経験に疎く、悪人や魔物に対しても度々嘆き、甘い姿勢を見せる。
本気で人怒ることはまずなく、人を憎まず罪や弱さを憎むを地で行くタイプ。
生き物には正負両方の側面があって当然のこと。罪に身を預ける弱さを戒め、そのような思考に陥り罪を繰り返す弱きものを救い正すのも勤めと思っている。

僧侶であるので当然神は信じているが、神は救いを与えるものではないとも割り切っている。
ならば救いはどこにあるのかと問われれば迷わず修行と人が行う営みの先にあると答える上述通りの脳筋ぶりを見せる。
ちなみに修行による悟りを重視するペレネス寺院自体厳格であれど他宗教に対しては非常におおらかであったことも幸いで他宗教信者を悪く思うことも殆ど無い。

「よそはよそ、うちはうち」。ソーマの性格によく反映されている考えである。


7: 過去


修行の為己の身ひとつで世界を渡り歩く修行僧。
セレッサ王国出身の貿易商「ネニュファール=マーク」のひと時の気の迷いにより、東洋人の使用人「加奈葉(カナハ)」との間に生まれた国際ハーフ。
その出自故に存在を疎まれ、物心つかぬ頃に輝石大陸よりももっと北の極北の地に存在する「ペレネス寺院」なる寺院に厄介払い同然に預けられた。

ペレネス寺院は極北の聖人と呼ばれた東洋かぶれの武闘派僧侶「聖ラナド」を奉る寺院。
極めて勤勉で禁欲的な人物であったラナドを模倣するように、禁欲的な生き様と身を削る修行により悟りを開き御仏に近づき最終的に極楽に辿り着くことを教義として掲げている。
彼らの操る7つの気門を操る気孔術や拳法は人を伝って世界に響き、今ではその方面の道場としても少しばかり名の知れた場所であった。

孤児として暖かく寺院の僧侶達に迎え入れられた少年は、当初こそ両親に捨てられた悲しみや傷で塞ぎこんでいた。
しかし寺院の人々の助けによってそれさえも克服しようとただひたすらに偉大な先輩達のよう禁欲に努め修行に打ち込むようになる。
ソーマが精神的な壁にぶつかる度に取り合えず体動かしたり鍛錬に走り思考を埋めようとする癖があるのはこの経験故である。

そして十数年、寺院の規律をちゃんと守り、精悍かつ慎ましやかに成長した彼は他人にこの寺院の教えを広めることを許された一人前の僧侶となるべく最後の試練に到達する。
師から言い渡されたそれは世界を渡り歩き更なる見聞を広め、その心身を鍛え上げ、人間を越え超常の域に達するとされる7つ目の気門を開くことができるようになることであった。

そうして青年はちょっとした手荷物となけなしのお金を手に一人旅に出たものはいいものの、
今まで俗世から離れて生活してきたが故に船に乗って大きな街に到着したのはいいが最初に引き受けた商人の護衛任務で悪い大人に簡単に騙されお金と荷物を奪われてしまう。
報酬がもらえると思いきやいきなり文無しに陥り方向音痴で街にも帰れず行き倒れるという重大なハプニングに見舞われる。

行き倒れた所を傭兵任務帰りの親切な何でも屋の犬ニンジャストーカー癖のある電波な従弟ニンジャに救出され、ご飯と一夜の宿を貰いなんとか命を繋ぐことができた。
彼ら事情を説明した彼はそれじゃあうちくるか!色んな仕事するから多分社会勉強になるよと半ば強引に何でも屋も稼業に携わることとなり居候させて貰うことに。

人の手を借りていては修行にならないのではと思っていたが、まあいいんじゃね?と丸め込まれて今に至る。


傭兵アシード=レザンは兄弟子、その姉であるリズロン=レザンは師に当たる。


8: 職業


【修行僧・ペレネス寺院所属】
自らの修行や見聞を広めることを目的とする旅の僧侶。
彼らは主の教えに従い心身をより高みへ導き悟りを開くべく、旅中でも禁欲的な生活を送っている。
しかし彼はまだ寺院の教義を他者に広める資格を得ていない半人前なので布教活動はしていない。

現在では八雲の何でも屋もとい探偵業を手伝っており、店のスタッフの一員に勘定されている。


9: 口調


修行僧の癖に口は悪い。淡々としたぶっきらぼうで風変わりな口調。
割と若者っぽい。

「宗麻=ネニュファール。変わった名前?よく言われる」
「何してるかって、お手伝い。これも社会勉強の一端らしい」
「……へぇ、二人とも物知りなんだな」
「強くなる為には毎日練習を繰り返し、積み重ねる。これが一番大事なんだ」
「釣りか、懐かしいな。前に川でちょっとやったことある。あっ 釣竿が川に」
「参ったな……ここがどこだかわからない………」
「きみがそうしたいなら、そうすればいい。結果は必ず後からついてくる。そう思う」
「大事なものは他の誰かがなんて思うかじゃなくて、自分がどうしたいかじゃないの?」
「気を使うのって難しい。すねてしまった……」
「夕飯?なんでもいいよ。ただあの薬みたいなものは、その」
「どうしたのいきなり胸なんて押し付けて。あ、柔らかい……」
「僕はこの前よりも強くなったぞ。師匠相手に3分も持った」
「あの人はいつも肝心なことは言ってくれない」
「門下生を卒業してすぐに島を飛び出したと思ったらこんな所で傭兵をしているとは」
「やはり師匠に良く似ている。顔も戦い方も」
「僕は、あなたの絶望を砕く。……それだけ」
「殺す?そこまでしなくてももう悪さはしないよ。きっと」
「君は君の神に従えばいい。それが信仰の報いになる。僕の報いはこの拳だ」
「いらない。それは僕にはいらない」
「僕は強くなんか無い。だって自分で強いって思ってしまったらそこで終わりだと思うから」
「落ち着かないとこうする。無心になれるんだ」


10: 一人称、二人称


【一人称】 僕
【二人称】 貴方、あなた、あんた、きみ/~さん、呼び捨て


11: 好きなもの


自分を鍛えること、筋肉、釣り、たくあん、無心、木登り(小さい頃からの特技)


12: 嫌いなもの


問答、気遣い(苦手)、八雲の作る薬みたいな非常食、小難しいこと、地図(読んでも迷う為)、道案内(できない)


13: 好きな人


いないようである


14: パートナー




15: 属性




16: 苦手な属性




17: 戦闘スタイル


修行により培った拳法、体術に気功術を交えた独特の戦闘スタイル。
僧侶らしく回復技にも長け、ヒーラーとしても活躍できる。

体術は拳打が中心であり、派手な動きこそないものの一撃一撃が重たく、動きの見た目や小柄な体躯に合わない火力を持つ。
槍を思わせる点に対する強力な攻撃を得意とし、見切り・受け流しといった堅実な護りを展開するパワー+テクニック系。

彼の気功術は気功エネルギーにより人間の体内に7つ存在する気門(チャクラとも呼ばれる)操作を可能にするもの。
気門を開くことで気の性質を様々なものに変質させたり、人間が普段かけているリミッターをちょっと外して気功強化し見た目に合わない力を引き出したりできる。
その結果僧侶でありながら魔法の素質を持たない彼であっても超能力・魔法に匹敵する特殊な秘術を使うことができる。

現在では過酷な修行により6つの気門操作をも可能にしており、臨機応変に切り替え戦闘を行う。
しかしながらソーマの力量を持ってしても一度に開くことが出来る気門は一つだけであるらしい。

弱点は高い戦闘能力に反した実戦経験の乏しさと魔法に対する低い防御力。
また気功という生命エネルギーを扱う術を使う関係上技の使いすぎは命にかかわる危険を伴う。


18: 精神力


性格は控えめで大人しいが過酷な修行により培った精神力は頑強。
気功術の効果もあり多くの精神攻撃は跳ね飛ばしてしまう程。
総じて上の下だが本人の気力次第でその堅牢さは上昇していく。


19: 戦闘熟練度


★★★☆☆


20: 技や魔法


気功術


「紅花支根」
気門の一つを開くことにより発現する大地の力。
ソーマが生来所有している風属性と相反する力の為消耗が激しい傾向がある。

+ <主な技>
 ┣ 「活命」
   気功治療の一種。気功エネルギーにより傷を治癒する回復技。
   回復量は調節できるが重傷の治療は彼自身の体力が持たず苦しい。

 ┣ 「鳴動」
   気門を開くことで発現する守りのエネルギー。
   気功エネルギーにより自身の所有する霊子オーラ(耐性などになるもの)を強化。物魔防御を上昇させる。

 ┣ 「割烈」
   気門を開くことで更に火力を増した劈拳。
   槍による振り下ろし攻撃の如く上段から手刀を振り下ろす。
   手刀に大地の気功を纏わせ強化しており、単なる手刀であっても重たい鋼鉄の鈍器による渾身の振り下ろし攻撃に匹敵する。

 ┗ 「衝地」
   「無突」の応用。発剄と気功を扱った範囲攻撃。
   空気を切り裂くような音と共に開拳を放ち、自身の周囲に放射状に広がる強烈な衝撃を放つ。頑張れば銃弾も相殺できる。
   無突同様気の流れの見えない者には僅かな予備動作こそあれど念動力を思わせる不可視の衝撃に襲われることとなる。


「蒼葉宝焔」
気門の一つを開くことにより発現する火の力。

+ <主な技>
 ┣ 「崩槍」
   気門開くことで更に火力を増した崩拳。
   槍での突きの如く相手に襲い掛かる拳は大岩さえも穿ち、鋼鉄すら抉る一撃となる。
   本来ならば崩拳は別の気門との相性が良い技であるが、火の気門を用い更なる火力増強を図っている。

 ┣ 「蒼衝」
   気孔により自身の生命力を糧に燃える蒼炎のオーラを纏わせる。
   この状態では打撃の炸裂と共に纏った蒼炎が爆発するかのように弾け、強い衝撃を生み出し相手を焼き払う。

 ┣ 「炮脚」
   気門を開くことで更に火力を増した足技。
   槍による薙ぎ払い、鞭の如く蛇のようにしなり、襲い掛かる高速キック。
   こちらも火の気門を用い更なる火力増強を図っている。

 ┣ 「爆突」
   気門開くことで更に火力を増した寸剄を利用した打撃。
   掌まで伝達させた力を拡散させ相手を吹き飛ばすことに重点を置いた「飛突」とは異なり、伝達させた力を一転特化の破壊に集約させた技。
   相手と密着するような至近距離による攻防にて踏み込みもなく放たれる音なき必殺拳。

 ┗ 「紅蠍」
   気門を開くことで更に火力を増した足技。
   低い身長を生かし低姿勢で相手の懐に飛び込み、全身をバネに繰り出される逆さ蹴り。
   打撃の作用点となる足先に全身の力を集約させ相手を貫く。 


「朱禄水月」
気門の一つを開くことにより発現する水の力。

+ <主な技>
 ┣ 「瀧泉」
   気門を開くことで更に火力を増した鑚拳。
   片足を前に踏み出しながら繰り出されるアッパー攻撃。
   拳に水の気孔を纏わせ強化してあり、相手を間欠泉で打ち上げる如く天高く吹き飛ばす。

 ┣ 「止水」
   気功治療の一種。水の気功エネルギーによる回復技。
   対象の気の流れを氾濫している暴れ川を治水するように鎮める。
   感覚や精神の乱れなどを治療することが出来る。

 ┗ 「疏水」
   気功治療の一種。水の気功エネルギーによる回復技。
   対象の気の流れの滞りを気孔によりほぐして活性化させ正常に戻す。
   金縛り等の麻痺や石化、沈黙状態などを治療することが出来る。肩こりもすっきり解消できる。    


「金華風音」
気門の一つを開くことにより発現する風の力。

+ <主な技>
 ┣ 「縮地」
   さる特殊歩法を気功により瞬間強化したもの。
   ぬるっとした対象に擦り寄るような動きが特徴。

 ┣ 「無突」
   発剄、気功による遠当を行う。
   気の流れが見えない者にはあたかも念動力のような不可視の衝撃が突然襲い掛かるように見える。
   ソーマが扱える技の中では唯一の遠距離攻撃。

 ┣ 「飛突」
   至近距離での攻防において気門を開きながら相手を押し出すように両の手のひらを使う。
   寸剄と呼ばれる技法を気功強化したもので、打撃の際に掌まで伝達させた全身の力を乗せて放ち相手に強い衝撃をかけながら吹き飛ばす。
   応用して地面や壁など障害物に行うことで自分を吹き飛ばすことも出来る。

 ┗ 「操力」
   相手の物理攻撃を受ける際に、相手の腕や足に気を纏わせた拳や指を沿わせ力の伝達を緩めたり加速させたりする。
   伝達を緩めれば急激な脱力感と共に力が抜けて攻撃の威力が激減し、加速させれば攻撃の威力が爆発的に強化され自身の拳や武器を傷つける。
   自身の扱う発剄の応用であるらしく、相手が伝達させようとしている力に弁を設けたりリミッターをとっぱらって暴走させるような感じとのこと。


「紫清虚環」
気門の一つを開くことにより発現する浄化の力。

+ <主な技>
 ┣ 「澄光」
   気門を開くことにより気を浄化エネルギーに変換する。
   体術に浄化攻撃を付与することが可能。

 ┣ 「浄血」
   気功治療の一種。浄化の気功エネルギーによる回復技。
   気を浄化することで対象の肉体を浄化することができる。

 ┗ 「清祓」
   浄化エネルギーに変換した気を薄く放出させてアンデッドや悪霊を退散させる。
   薄く放出する都合上効力は低くパワー負けすることも多い。

「白智蓮醒」
気門の一つを開くことにより発現する神秘の力。

+ <主な技>
 ┣ 「彗覚」
   気門を開くことで自身の五感をブーストする。
   鋭敏となった感覚により感知能力や見切り技能にちょっとした補正がかかるが、その分受けるダメージや感覚に被害を及ぼす技や魔法の影響を強く受けてしまう。

 ┣ 「明鏡」
   気門を開くことで自身の集中力を気功により補正し高める技。
   精神的な誘惑や妖術、迷いや恐れを断絶し目の前の事象に専念できるように意識を整える効果がある。
   あくまで精神力にちょっとした補正をかけるだけというだけであり、強度は使用者のメンタルに依存するし特殊な耐性を加えるわけではない。

 ┣ 「真眼」
   気門を開くことで霊力や気などエネルギーの流れを視覚を通して把握できるようにする技。
   幽霊や精霊の姿を捉えたり、戦場にしかけられた魔術を見抜き判別したりできる。
   また対象に流れる霊力や気の流れを見るだけで対象の心身状態を把握することが可能。
   この際ソーマは流れを川や海など水に例えることが多い。

 ┗ 「静寂」
   自身の気を鎮め、静かに呼吸。周囲の気の流れに同化するかの如く調和することで深い瞑想状態に入る。
   瞑想状態になることで自身の鋭気を養うことが可能で、急速な疲労回復(心身を問わず)が可能になる。
   応用することで瞑想により気の力を高め、気功エネルギーを強化することも可能。


随時追記


21: 特殊能力・特殊技能


能力


「人間」
至って普通の人間。
人間に特別な効果を催す技や魔法、能力の影響を受ける。

「風属性耐性」
風属性に高い耐性を持つ。
気脈(気の流れ)という流体操作に長けるのも風属性を所有するが故にである。

「地属性弱化」
地属性に弱い。

「闘魂」
戦闘中に自己暗示で自分の士気を上げて、戦闘能力を増強する。
これにより、気力だけで想像もつかないような動きをしたり、満身創痍にあっても気力さえ途切れることが無ければ戦闘続行が可能。
それでも挫けてしまいそうな時は「白智蓮醒」、霊属性の気孔の力でブーストする。

「方向音痴」
頻繁に道に迷う。地図を持っていても迷う。迷うったら迷う。


技能


「ラナド流戦闘体術」
ペレネス寺院の修行僧や武術門下生が嗜む体術。
東洋かぶれの武人であった聖ラナドを奉り、彼のようにあれという寺院の方針により武器を持たない徒手空手の戦闘武術が発達。
先代の僧侶達が鍛錬の末にラナドが用いた武術を再現し、拳法的な流派として確立させた。
型を習得することは容易であるが、それを極めることは非常に困難であるとされ、習得した型を何度も繰り返し練習することにより磨かれていく。
日々鍛錬である。

「気功術」
人間などの生命体に流れ渦巻く生命のエネルギーを操る秘術。
ペレネス寺院流の気門操作と言われる気功術を専門的に扱う。

ちなみに気門とは気のエネルギーや生命体が生まれ持って所持している潜在的な力を引き出すための門と呼ばれる場所を指し、人体には7つの気門が存在すると言われている。
この気門を操作し気の性質や属性を変換したり、自身の感覚などを強化することで多彩な気功技を繰り出すことが出来るのだ。

「発剄」
の技術を会得している。小柄で体格に恵まれず食も細く、筋肉がつきにくい彼を見て師匠が教えてくれたらしい。
ソーマの技が見た目以上の火力を持つのは気功による強化とこの技能が原因。
重心移動や伸筋の力、張る力など物理的な力を駆使して火力を底上げしているのである。

「気功治療」
気功術に基づく治療法を会得している。
自身の生命エネルギーを相手に分け与えて傷を回復する技法と言い換えることもできる。
他にも対象の気の乱れ=心身の異常を把握しそれを鎮めたり活性化させることで各種異常を治療することも出来る。

「気装強化」
気功エネルギーによる自己強化法の技術を会得している。

「気炎暖流法」
気功エネルギーにより自身の体内の熱量を調整し暖める。
極端に寒い地域であるペレネス地方の修行僧ならではの気功活用法であり、寒い冬でも厚着をせずとも快適に過ごせる。

「見切り」
相手の攻撃を見切り、対処する技術。

「柳風」
見切り、発剄を駆使した戦闘技術。
相手の攻撃を受ける瞬間に発剄を発動させた手足や気功エネルギーを纏わせた衝撃をぶつけ、相手の攻撃の威力を減衰させながら弾き、受け流す。
極まると重機関砲の掃射攻撃でさえも無傷で受け流すことが可能であるという。

22: 必殺技


「藍智霊眼」
「白智蓮醒」の一つ。気門を最大限開くことで自身の第六感を極限まで強化する。
限界まで極まった第六感は限定的な発動が可能な擬似予知能力と言えるまでの状態になる。
回避力と見切り技能、危険感知能力が超人レベルにまで昇華し、普段とも見違える動きでの戦闘ができるようになる。

「蒼火崩突」
気装強化による自己強化をフルにかけた状態でかつ「蒼衝」を使用。自己強化と発剄、爆破衝撃により更に破壊力を高めた「崩槍」。 
緩やかにかつ力強く打ち出される拳は超合金の壁でさえ用意に穿ち風穴を開け、人間ならば跡形も残らぬレベルに弾け飛ばす程の超火力を誇る。
気功による肉体強化をしつつ複数の気門の切り替えを拳を打ち出し相手に命中させるという一連の動作をしながら円滑に行うという難度の高い大技である。

「白銀剛守」
気装強化による自己強化・「静寂」を使う時のような深い瞑想状態に加え、「藍智霊眼」を併用。
四方八方に青白い気のエネルギーを張り巡らせた金剛を思わせる守りの構え。
構えをしている最中に自身が受けるあらゆる攻撃のダメージを半減以下に抑えてしまう。
集中力と気を高め続けているためその場から動くことはできなくなってしまうのが弱点。

23: 能力


体力:A
魔力:E(なし)
 魔法攻撃力:E、気孔:B
 魔法防御力:D++
腕力:A
 物理攻撃力:A~
 物理防御力:B~
知力:C
 精神力:B++
 精神防御:A
素早さ:B
命中:B

24: 武器やアイテム


「修行僧のローブ」
【装備効果】 防寒(寒さにちょっと強くなる)
【特殊能力】 とくになし
ペレネス寺院の修行僧の制服のようなものでソーマが日頃身に着けている服装。
寺院に居た頃は複数の替えがあり、旅立った際も着替えとして何着か持ち出していたようだが前述の文無しになった際に損失。現在着ているものが一張羅。
僧侶の制服ではあるもののなんの変哲もない普通の防寒具。術式がかけられているわけではない。

「包帯」
【特殊能力】 とくになし
なんてことない普通の包帯。サポーター代わりにしている。

「ネルケ市の地図」
【特殊能力】 とくになし。八雲手製
八雲に書いてもらったネルケ市内の地図。読んでも迷う辺り筋金入りである。

「通信機」
【特殊能力】 海外製の型落ち通信機。現在では生産が終了し市場にももはや出回っていない。地味にレアもの。
一昔前の海外製の輸入通信機。現在では型落ち品とされ生産が終了しており、市場にも流通していない地味にレアな品物。
どうしても帰れなくなった時用にもっとけ!と言われたため持ち歩いている。


25: その他


1: クゥモニールアギフ姉妹やハシムロッジュら拳法使いのキャラに触発されて作成。拳法家ではなくモンク(修行僧)なのは完全に趣味。
  八雲やセラスくらいの年頃のキャラがいいなぁと思ったのでそれくらいの年頃に。
  当初の性格だとかなり極端すぎたのでちょいマイルドに修正。方向性はそのままだけど斬り捨てる範囲がだいぶ狭くなったので修行一筋じゃなくなった。

2: 私のキャラには珍しいエセでも生臭でもカルトでも信者でもでもないちゃんとした修行僧。
  性格こそ大人しいけどスーパー系。そして更に珍しい純人間である。

3: ソーマ⇒インド神話に登場する神々の飲み物、霊薬「ソーマ」から。同じく聖職者系キャラだったネクターがギリシャ神話におけるソーマなのでその辺も意識。
  ネニュファール⇒フランス語で「睡蓮」。僧侶だけども異人っぽい見た目にする為ハーフっぽい名前に。

4: 既に半人前の戦闘能力ではないけども、寺院の方針としてはこの世界を渡り歩くことで7つ目の気門(超常な悟り)の境地に至る過程を重要視している。
  今までの修行生活になかった外世界からの数々の誘惑や挫折を撥ね退けてそれでも墜落することなくあり続けることを何よりも尊いものと考えているのかもしれない。
  最後の試練に社会勉強を加えたのはソーマのあまりにもの世間知らずぶりと例の悪癖を憂いた師匠の計らいである。

5: 技の一部のモデルは中国拳法の刑意拳とチャクラから。でも多分近いのはジークンドー。
  アイギスやサイプレスとの差別化を図るべく技巧中心の堅実な格闘キャラに。サイプレスに関してはデザイン面でも差別化を狙った部分多し。

6: 設定を練るうちにキャラのタイプも近いし八雲の関連者にするかと行き倒れ+居候設定を追加。
  世間知らず+世間知らず=カオス。

7: 寺院の場所を極寒の地にしたかったのでシャンティから名称変更。


最終更新:2016年10月10日 16:50