"怪傑"グラナート


概要


ウルド王国のザルツヴェレという犯罪都市を拠点とする「悪の敵」を自称する怪人。
モットーは「弱きを助け、強気を挫く」と語る。

暗緑色の男性用鍔広帽(大きな青い羽付き)を被り、同じ色のマントを羽織り、上着はやはり同じ色のジャケット、白いシャボタイ付きの白いブラウス(裾が短くヘソ出ししている)。
ズボンとブーツも帽子などと同じ色で揃えている。
顔にはパピヨンマスクを付けている。

ツァボライトガーネットのショートヘア、同色の瞳。
釣り目で勝気な印象を与える。
起伏は控え目。

更なる変身として髪が無数の蛇に、下半身も大蛇のそれになった姿になることもできる。
鱗はやはり艶やかなツァボライトガーネットのそれ。
そのためゴーゴンであることはほぼ確実とみられている。


気障で芝居がかった言動を好むが熱血的で正義感に溢れる。
「ヒーロー」ではあるが、必要とあれば不法侵入なども辞さず、法を悪用する権力者などにも断固として立ち向かう。
また、救った人に対しても基本的に謝礼を要求することもない。
不殺主義でもあるらしく、どんな悪人相手でも殺そうとはせず自分の能力で改心させようとする。

主にレイピアを使ったスピード主体の剣術で戦う。
また、奥の手として石化の魔眼も備える。
装備している衣装は戦闘用に強化されたもので高い防御力を備え、風属性への耐性も強力。
聖なる力や浄化は装備でもカバーが出来ておらず、弱点になっている。


本名はグリューネで町の仕立て屋として働くツァボライトゴーゴン。
元は魔界・ムスペルヘイムの生まれで妖月帝国の侵略に乗じてアースガルド大陸に現れたが生来の優しさから侵略行為に加われず、領内で仕立て屋として暮らしていたがある日、無頼漢に襲われたところをギールクーランと名乗る同族に助けられる。
その姿に感銘を受け、「これからは積極的に行動しよう」と一念発起。
妖月の弱体化に乗じて人間に扮して町に住みつき、正体不明の難民である自分を受け入れてくれたザルツヴェレの住人に恩返しをしようと『グラナート』を名乗って悪人を懲らしめる活動を始めた。
気障でボーイッシュな口調は恩人のリスペクト。
『グラナート』の衣装は自作。


口調


グラナートとして活動する際は気障で勇ましいボーイッシュ。
素だと大人しく女性的。

  • 「蔓延(はびこ)る悪に突き立つ毒牙!グラナートここに見参!!」
  • 「悪事あるところに我は在り!己の欲望の為に人を踏み躙るその所業!神が許してもこのグラナートが許しはしない!!」
  • 「殺しはしないよ。自分の罪を見つめて悔いろ!」
  • 「悪いが僕は『悪の敵』だ。死んでも悪に膝を折るつもりはない」
  • 「お礼なんて要らないよ。僕は皆が助かったならそれで充分さ」
  • 「この世に『正義』が存在するかは僕にはまだ分からない。けど、『悪』は在る。だから僕は『悪の敵』だ」
  • 「えっと、はい。私がグリューネです。仕立てのお仕事ですか?」
  • 「このデザインは複雑ですのでちょっとお時間が必要かもですね~…」
  • 「怪人グラナートですか?うぅん、頑張ってるんだと思いますよ」
  • 「私はこの町が好きですから。何処の馬の骨かもわからない私を受け入れてくれたこの町が」





技・魔法


スネイクファング
予備動作ゼロで繰り出す超高速突き。
消耗も大きいのであまり多用できない。


スネイクポイズン
刀身に催眠性の毒を帯びさせて攻撃。
睡眠効果だけで致死性はない。


ワンダラーアクション
仕込のワイヤーを使ったワイヤーアクション。


グラナートハート
刀身に「良心」を乗せて貫く必殺技。
物理的殺傷能力は一切なく、改心に導く。
精神に対する攻撃であり、物理的手段では一切防げない。


ジュエリーボックス
魔石を使った強力な結界。
防御だけでなく捕獲にも使える。


由来


「グラナート(Granat)」…独語で「ガーネット(柘榴石)」。
「グリューネ(Grune)」…独語で「緑」。


余談


たまには後ろ暗いところのない正統派ヒーローも、と思って作ったキャラ。
元ネタはTVゲーム「ロマンシング サ・ガ3」の「怪傑ロビン」、FFシリーズの赤魔道士、TRPGソードワールド2.0のルールブック「バルバロス・ブック」の「アロンザ」。


最終更新:2016年09月24日 11:16