ゴーゴン


概要

分類 妖魔・蛇人系
主な生息地 魔界・ムスペルヘイム
知能 人間並
属性
危険度 C++
備考 石化能力を持つ
妖魔の一種。
人間の上半身と蛇の下半身を持ち、頭には髪の代わりに無数の蛇が生えている。
下半身の長さは上半身の倍以上とかなり長い。
肌色や鱗の色は個体差があり、赤、青、緑など多種多様で肌と鱗が別々の色の個体も非常に多い。
瞳の色によって細かく分類され、それぞれの種が「ルビー」、「トパーズ」、「ガーネット」、「ショール」など色に応じた宝石の名前を冠する。

雑食性で肉や野菜など何でも食べることができる。
知能も人間とほぼ変わらない。

卵生であり、人間でいう3歳児くらいにまで成長してから孵化する。
この成長は産卵から2週間程度というごく短期間で行われる。
これは危険の多い環境で一刻も早く成長する必要があるため。
孵化した直後から歩いたりすることができ、眼も見える。

頭部から生える蛇は自由に動かすことが可能で視覚も備わっている。
一生伸び続け、切断されてもやがて再生する。

尾の力は非常に強く、上半身の倍以上の筋力を発揮できる。
胴と同じような太さの樹の幹でも絞めつけてたやすくへし折ってしまうことが可能。
また、鱗自体も堅牢で並の金属鎧にも匹敵するほど。

年に数度下半身部分と頭部の蛇部分の脱皮を行う習性があり、成長期には特に頻繁に脱皮が行われる。
脱皮直後は鱗は柔らかく、危険が大きいため本能的に神経質になる。

石化の魔眼を備えることが最大の特徴で視線を合わせた生物を一時的に石化させることができる。
効力は個体差が非常に大きく、強力な個体なら数十年以上持続させることが可能だが未熟な個体では数分で自然治癒してしまう。
ただし魔眼の行使には体力の消耗を伴い、常時発動しているわけではないため普段は目を見ても石化することはない。
また、本種自身は魔眼に強力な耐性を持つ。

単に石化させるだけではなく宝石に変化させてしまう「宝石化の魔眼」を発現する個体が生まれることがある。
変化させる宝石の種類は瞳の色によって決まっており、一例としてルビー色の瞳の個体ならばルビーに変化させる。
このような個体は同族からは「リトス」(は無関係)と呼ばれ、特に優れた力を持つ者として畏敬を集める。

石化の魔眼という強力な能力から召喚されるケースも多い。


技・魔法

石の魔眼
眼を正視した生物を石化させる眼力。

宝石の魔眼
眼を正視した生物を宝石化させる眼力。
何の宝石に変化させるかは種による。
少数の個体にしか発現しない。

キリングロール
巻き付いて強力な締め上げ攻撃。

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個体によっては他にも技や魔法を使用する。


経歴

2012年12月17日夜討伐
平原の敵としてブラックメイルチュウボスーニらと共に登場。
傭兵たちをガーネットの像に変え、ローマと交戦するが返り討ちに遭い倒された。

2015年3月23日遺跡なりチャ
遺跡に住み着いた魔物として登場。
ティアに発見されるが既に死体であり、完全に事切れていた。

由来

「ゴーゴン(Gorgon)」…ギリシャ神話に登場する怪物。女神アテーネーの怒りに触れて怪物に変えられたステンノ、エウリュアレー、メデューサからなる三姉妹で毛髪の代わりに無数の蛇が生え、その目を見たものは石化するという。

余談

TRPGソードワールド2.0」に登場する「バジリスク」の影響が大。

最終更新:2015年10月15日 23:13