ウルド王国
概要
アースガルド大陸の北東部にある国。
魔術の発達によって発展した国で「白銀の魔法王国」の異名を持つ。
現在では大陸中最強の軍事力を持つ。
魔術と血統を重んじる古風な国柄。
また、男性よりも女性の方が
魔術の素養が優れている傾向にあるため基本的に女尊男卑。
国の重役、貴族の家の当主にも女性が多く、国王も代々女王が勤めるのが伝統。
名門貴族達はほぼ例外なく優秀な魔術師の家門でもあり、より優れた魔術師を生み出すため他所の優秀な魔術師を当主に産ませるため他家の優秀な男子を婿養子にする、といった努力を重ねている。
国家の発展に
魔術、それの源流を伝えた
魔族が深く関わっているため
魔族に対する偏見云々は他国に比べても少ない。
また、
悪魔に対する嫌悪感も比較的小さい。
その反面
魔力で劣るとされる
モイロイドへの風当たりが強く、それらを差別する風潮がある。
旧
スクルド王国領にあたる南部は比較的温暖湿潤だが王都トールを含む中部〜北部は冷帯に属する。
北部を中心に鋭く聳え立つ山々は万年雪を抱き平地でも冬には零下10℃以下に達する事も多い。
王都はフィボルグ山脈の麓に位置するトール。
文化
食文化
寒冷地でも生産が可能な根菜、狩猟で得られる肉、魚介類を使った料理が多い。
調理法としては長期保存が利く燻製や塩漬けなどが好まれる。
酒もウォッカなどの度数の高いものが多い。
寒さに強く品種改良された米なども少数ながら生産されている。
スプーン、フォーク、ナイフを使った食事がメイン。
スクルド王国の影響で箸も伝わっているがマイナーの域を出ない。
余談だが他国の料理に比べると味よりも栄養価を重視している。
これは少ない食物で効率よく栄養を取るため。
飲酒、喫煙を規制する法律はなく、子供が飲酒、喫煙を行っても問題ない。
服飾
貴族、平民共に中世ヨーロッパ風の衣装がメイン。
寒さが厳しいため、厚手の服装が多い。
娯楽
観劇、音楽、ゲーム、スポーツなど様々なものがある。
伝統的な古典劇やオペラが主流で貴族達の嗜みになっている。
カードゲーム、チェス、双六、ビリヤードなどが存在する。
スポーツとしては競馬やフットボール、また馬の代わりに飛竜を用いる競竜などが存在する。
企業や貴族などと契約を結んだプロ選手も存在する。
カジノの経営は禁止されている。
娼館は経営が認められているが多くの国とは異なり、娼婦よりも男娼が圧倒的に多い。
都市、地域
トール
ウルド王国の王都。
国直属の魔術研究所、
魔術協会の本部、魔術師を養育する
魔法学校など魔術に関する様々な機関や組織の重要拠点が存在する。
冬場は深い雪に覆われることもあり、傾斜の急な屋根をもつ建物が目立つ。
宿場町ミンガン
フィボルグ山脈の麓に位置する町。
温泉地にある宿場町で冬場は温泉やスキー目当ての観光客で賑わう。
ウルド王国領の南東部に位置する巨大な港町。
湾の奥に位置し、付近に潮目が存在する天然の良港。
だが実態は
盗賊ギルド「狼牙」が牛耳る闇市などの非合法商売、商店がひしめく悪徳の街。
最近では
モイライの月も進出しており、
狼牙とはよく抗争を起こしている。
フィボルグ山脈
ウルド王国の北部と中央部の中間辺りに聳え立つ山脈。
冬場は兎も角、夏場でも通行は困難だが麓には温泉地も存在する。
フィボルグ樹林
フィボルグ山脈の麓に広がる
タイガ
。
寒さに強い
魔物が多数生息している。
ソアソン渓谷
国交関係
軍隊
ウルド王国軍
魔術を至上とする国柄か魔術師部隊が主力。
また寒冷地や雪原での戦いでは非常に強く、国土の防衛能力に関しては他の追随を許さない。
また、他国に比べると女性の兵士の割合が非常に多い。
ウルド王国出身のキャラ
ウルド人の氏名について
アースガルド大陸の人々の氏名は基本的に「名」「姓」の順になっているがウルド人の氏名は「姓」「名」の順になっている。
近親婚について
ウルド王国では近親婚及び近親同士での子供の出産を公に認めている。
より優れた魔術師を産むには優れた魔術の素養を持つ兄弟姉妹同士で子供を作るのが最も効率がよい、という考えが背景にある。
由来
北欧神話に登場する運命を司る3姉妹の女神、長女ウルドから。
最終更新:2012年03月27日 23:52