ふたば系ゆっくりいじめ 977 ゆっくり祭『どんど焼き』

ゆっくり祭『どんど焼き』 20KB


虐待-普通 観察 考証 理不尽 実験・改造 調理 駆除 ツガイ 飼いゆ 野良ゆ 赤子・子供 ゲス 捕食種 透明な箱 現代 短めを目指したつもりなのにまた長めに…。




 ・俺設定あり。

 ・相変わらず展開が少し変ですが仕様です。



天然あき



どんど焼き、というのをご存知だろうか?
1月14日の夜または1月15日の朝に、刈り取り跡の残る田などに長い竹を三四本組んで立て、そこにその年飾った門松や注連飾り、地域によっては達磨等や、書き初めで書いた物を持ち寄って焼く。
その火で焼いた餅(三色団子の場合もある)を食べる、また、注連飾りなどの灰を持ち帰り自宅の周囲にまくとその年の病を除くと言われている。
また、書き初めを焼いた時に炎が高く上がると字が上達すると言われている。 道祖神の祭りとされる地域が多い。
民俗学的な見地からは、門松や注連飾りによって出迎えた歳神を、それらを焼くことによって炎と共に見送る意味があるとされる。
お盆にも火を燃やす習俗があるが、こちらは先祖の霊を迎えたり、そののち送り出す民間習俗が仏教と混合したものと考えられている。( フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』から引用)
だが昨今は火事になる危険性から行わなくなってしまう地域が多かった。
だがそれでも根強く行い続けている地域がある。
だがしかしどんど焼きにはもう一つ問題があった。
それは燃やすのは地域によって違うが注連縄や達磨等の願掛けや神頼みの品であるという事だ。
昨今はそのようなものを購入する人が少なくなり、どんど焼きの為に購入する人もおり、わざわざ燃やすために買うのもどうかという考えがあった。
その為打開策として別のものを燃やすことになった。それは…ゆっくりだった。

山を捜せばすぐに見つかり、買うとしても金魚掬いの金魚よりも安価なゆっくりを改造して簡易な達磨を作り、その際取った髪や飾りは燃料にする事で無駄を一切無くす事に成功したのだ。
今回はそのゆっくり達磨の製造法を見てみよう。ゆっくり達磨職人の製造工程に密着してみよう。

職人は近くに置いてある大きな箱を開ける。
すると、
「おいじじい!!はやくあまあまをよこすんだぜ!」
なんともまぁいきのいいだぜまりさがそこにいた。
「中々いきのいいまりさだな」
職人はまりさの言葉など一切無視して両手で掴む。
「きたないてでさわるんじゃないんだぜ!!
はやくはなさないとゆっくりできなくなるんだぜ!!」
「お前がな」
職人は迷いなく帽子を取った。
あまりにも簡単に取られたので一瞬まりさは反応が遅れてしまった。
「ゆ…ゆうううううううううう!!?ばりざのおぼうじがえ゛ぜえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛ッ!!!?」
右手に持つ帽子目掛けて跳ねる。
職人は帽子を投げ捨てる。
それと同時に跳ねたまりさを掴み、
「おぼうじい゛い゛い゛い゛い゛い゛!!?がえぜ!?ばりさのがっごい゛い゛おぼうじをがえぜええ゛え゛え゛え゛!!!」
あんよに当たる部位を楊枝を棘の役割をした木製剣山を突き刺した。
「んぶぎゅゆあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」
まりさの悲鳴が響き渡る。
この部屋にあるまりさが入っていたのとは別の箱がカタカタと揺れている。
箱に入れられた他のゆっくりがまりさの悲鳴にゆっくり出来ない何かを感じ、逃
げ出そうと無駄な努力を重ねているのだ。
剣山は達磨でいえば床に置く際に安定させる部位のものだ。これで動こうとしても剣山の痛みで動けなくなる。
あんよの部分を焼くという方法もあるが素人目には見極めが難しい上、商品毎にむらが出来てしまう。
やり方次第では製造途中で永遠にゆっくりされてしまう事もあるこの方法がとられた。
最近ではどんど焼き以外の目的でのゆっくり達磨の注文が来ている事もあり、出来る限り丁寧に、基となるゆっくりにダメージを与えないようにする事が優先されたのだ。
「なにずるんだぜえ゛え゛え゛え゛え゛え゛!!?ばりざをゆっぐぢざぜないぐぶはじねえ゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!」
まりさを置くと、罵声を職人に浴びせるがそれ以外何もしない。
しっかり突き刺さってくれているようだ。
深く刺さってくれてるおかげで中の餡子も漏れそうにない。
ちゃんと出来ているのを確認して、とりあえず職人はまりさを放置して他のゆっくりにも同じ処置をする事にした。
「れいぶのずできなおみあ゛じがあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」
「ありずのどがいばなあんよがあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」
「ちいいいんぽおおおおおお!!?」
「むっぎゅぶううううううん!!?」
まりさ種の他に、れいむ種、ありす種、みょん種、ぱちゅりー種を数体ずつに木製剣山を次々と刺していく。
ぱちゅりー種にだけは硬化剤を入れているがそれ以外には何もしていない。だが深く棘が刺さり、台座が傷口を塞いで中身が漏れないので失餡で死ぬという事はない。

ゆっくりが並べられていくとさながらさらし首のようにも見えてくる。
「いぢゃいいいいいいいい!!?」
「もうやぢゃああ!!?おうぢがえどう゛う゛う゛う゛う゛!!?」
「どぼぢでごんなごどずぶのお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!?」
「ちいいんぽおおおおおおおおおおおッ!!?」
「むきゅ…きゅ…」
「はやぐごれをぬぎなざいごぼいなばぼのおおお゛お゛お゛お゛お゛!!!」
「おかざりがえじべゆっぶりじべえ゛え゛え゛え゛!!?」
と騒いでいる。
中々威勢がいい。弱い奴だとこの時点で反応しなくなるのもいる。

職人は全てのゆっくりに処置が完了したので次の作業に入った。
底部に刺さった棘の痛みで跳ねられず身動きもとれない為喋るしか出来ない。
置物としてだけのゆっくり達磨ならば喋れないようにするのだが手間もかかる上に、処置を拒否する人も多い為しない事も多い。
今回はどんど焼きの使い捨てなので処置しない事になっている。だが使い捨てとはいえ手抜きはしない。
彼の職人としての意地がそうさせていた。

職人は最初にあんよの処置をした自分の手元へ持って来る。
本当にいきがいい。まだ元気にこちらを罵っている。
「ごろじでやるう゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛!!!
ゆっぐりでぎないじじびばまりざがごどじでやぶう゛う゛う゛う゛う゛う゛!!!」
ここまで来ると怒りよりも感心してしまう。
だがまぁ、感心しようがいきがよかろうがやる事は変わらないが…。

「ゆう゛う゛う゛う゛う゛!?ばりざのざらざらへあ~をづがむな゛あ゛あ゛!!?」
職人はまりさの髪を掴む。
そして…、
「ばりざのがみがあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」
バリカンで剃っていく。
手で直接抜くのはそれなりの技能を持った者でなければ皮ごと取れてしまうし意外と重労働だ。
傷つかないようにするのと効率を考えると、直接抜くよりバリカンや剃刀を使う方が楽である。
ゆっくりは跳ねなければ何も出来ない。
最初にした処置のおかげで何の問題もなく作業を進められる。
「ゆ…ゆあぁ…まりざのきでいながみが…」
流石にここまでされたら威勢は萎えてしまったようだ。
職人はとりあえずまりさを戻して先程と同じように他のゆっくりも同じ処置する為にれいむを手元に寄せていく。
「く、くくるな゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?あっぢいげえ゛え゛え゛!!!」
動く事の出来る口と目をせわしなく動かして必死に見に迫る危険から逃れようとしている。
無駄な事この上ない。
「やべろ゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!?」
抵抗(と呼べるものではないが)空しくれいむははげ饅頭に変化する。
「や、やじゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?ぼうおうぢがえ゛る゛う゛う゛う゛う゛う゛!!」
「ありずいながぼのでいいでぶばだやめでぐだざい!!ゆあ゛あ゛あ゛あ!!どがいばなありずのがみがあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」
「やべでねまりざのがみのげざんどらないでね!!とるならでいぶにじでね!!でいぶにじでっていっでるでじょお゛お゛お゛お゛お゛ぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」
「ゆ、かわいいれいむをみすてようとするからだよ!!いいきみだね!!ゆ、なかなかみるめのあるにんげんだね!かわいいれいむのどれいに……ゆぴゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛がみのべどぶな゛あ゛あ゛あ゛!!?」
「びっぐまら!!ぜづりん!!ぢいいぃんぼおおおおおおおおお!!?」
「む…きゅ…ぱちぇは…けんじゃな…のに…」
職人は手馴れた様子で全てのゆっくりの髪を剃り終える。
「がみのげざんが…」
「…ち…んぽ…」
「みょう…やじゃ…」
他のゆっくりも等しくショックを受けている。
だがまだ作業は終わらない。身動きを封じられ、抵抗する気力を失った今、ようやく達磨としての作業が出来る。
「ゆ…ゆぅ…」
もはや職人以外ゆっくりまりさに職人は赤い塗料のようなものを取り出し塗り始める。
すると髪を抜かれたショックで職人が何をしようとしても上の空だったまりさがビクン、と震え出した。
そして、
「ゆっぐりでぎな゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!?」
突然絶叫を上げる元まりさ。その様子に他のゆっくり達も反応せざるえなかった。
この塗料は乾くと硬化するようになっていて尚且つ物凄くゆっくりにとって痒くなるらしい。
原材料は職人しか知らない。企業秘密という奴だ。
「ごべんなざい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!ぼうにんげんざんにざがらいまぜんがらゆっぐりゆるじでぐだばい゛い゛い゛い゛い゛!!?」
元れいむのはげまんじゅうが泣き叫びながら謝罪し、命乞いをする。だが職人は取り合わない。ただ商品を作成するだけだ。
顔の部分を除いて赤い塗料で塗られていく。
「がゆ゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛ッ!!?」
「ぢぐぢぐずるよ゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛ッ!!?」
飾っておく為の達磨ならゆっくりの種類毎に色も変えるのだが今回は使い捨てなので赤に統一されている。
あっという間にゆっくりできない塗料を塗りたくられた達磨もどきが作られる。
「ゆっぐり…ざぜでぇ…」
「がゆいよぉ…ぢくぢくずるよぉ…」
「ごんなの…とがいはじゃないわぁ…」
「わがだないよぉ…」
目の色以外もはや区別出来なくなった達磨もどき共は口々に苦痛を訴えるしか出来ない。

ここからはしばらくは職人は手を出さない。
乾くまで時間がかかる為、そのまま放っておかれるのだ。次の作業は明日だ。それまで何もされる事はない。
「がゆい゛よ゛お゛お゛…ゆっぐぢでぎないよォ…」
「もうやだ…おうぢがえる…」
「ぢい゛ぃんぼぉ…」
もっともそれがゆっくり達には幸運という事ではなかったが…。
ゆっくりには手足がない為痒い所を掻く事さえ出来ない。
ただ痒みと痛みに耐えて眠れぬ夜を過ごすのだった…。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



「うごけない…」
「たずげでぇ…」
「わがら…な…」
職人が次の日にやってくると保管している場所から呻き声が聞こえてくる。まだ生きているのを確認してから塗料が乾いたかどうかを確認する。
「ごべんなざい…もうひどいごど…いいばべんがだ…ゆるじでくだばい…」
「たじゅげで…」
「ゆるじで…」
「わがらないよ…どうじで…ごんなごどずぶの…?」
「ゆ…ゆゆ…」
「…………」
職人に対して謝罪するもの、助けを求めるもの、許しを乞うもの、問い掛けるもの、壊れたものとそれぞれの反応を示すが職人は相手にしない。
職人が気にするの製作の進み具合で決してゆっくりの精神状態ではない。
身体を赤く塗られたその姿はもはやゆっくりではなく達磨もどきだ。同じゆっくりでもわからないだろう。

職人もそろそろゆっくり達磨の仕上げに取り掛かる。
注文によっては舌を抜いて喋れなくしたりするのだが、すぐ燃やす達磨にそこまで時間をかける必要はない。
よって残る作業は顔面部分の装飾。細かい作業の為赤い塗料で苦しんで弱った所で作業に入った方が楽なのだ。
殺せば楽なのだがゆっくり達磨の最大の特徴が“生きている”という事なのでそれは出来ない。
だが抵抗されて商品を無駄にされてはならない。故にこんな回りくどい手段をとるのだ。
男は仕上げの準備を始める。
取り出されていく筆、塗料、ハサミ等の準備道具。
「………もう……やじゃ…」
抵抗する気力すら無くなったゆっくり達はまだ何かされる事を感じながら何も出
来ない。
職人の手にあるのはハサミ。
それを片手に元まりさを手元へ近づける。日が経過しても被害に遭う順番は変わらないようだ。職人はハサミを元まりさに近付ける。
そして、
「ゆ…なにす…」
容赦なく元まりさの瞼をハサミでヂョキンと切った。
「ゆぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!?」
今まで弱っていたのが信じられない絶叫をあげる元まりさ。
しかし乾燥して固まった塗料は元まりさの身体を拘束し、逃げる事すら出来ずに痛みに泣き叫ぶしかない。
職人はそんな元まりさの悲鳴を気にも留めずハサミでまりさの瞼を切り取っていく。
「ゆぎい゛い゛い゛!!?ひぎい゛い゛い゛!!?」
瞬く間に元まりさの瞼が切り取られ、元まりさの眼球が露になる。
これでもう目を閉じることも出来なくなり、迫り来る恐怖から目を逸らす事も守る事も出来なくなった。

「…ま…まりじゃの…ぷっくりじだまびゅだじゃんがぁ…」
むかつく半目が出来なくなり、くりっとつぶらな瞳で痛みに喘ぐアンバランスな元まりさ。
目から涙が溢れる。
閉じれなくなった目の乾きを止めようとしているのだろう。今の内にどんどん流しといてくれれば職人にとってはありがたい。いずれ、どんなに望んでも出せなくなるのだから。
元まりさが涙を流している間に職人は元まりさの目に何の躊躇もなく筆で塗料を塗った。
「ゆぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」
もはや逃れない痛みに叫ぶしかない元まりさ。
職人はまりさが失明しない程度に塗料を塗っていく。
「ゆぎい゛い゛い゛!!?」
元まりさは塗料を塗られる痛みから逃れようと必死に目をキョロキョロ動かす。無駄な足掻きでしかない。
「ゆひょ!?」
目を塗り潰され、視界が白く染まる。
これでまりさの目に黒い部分はなくなった。もはや誰が見てもゆっくりではなく達磨に見えるだろう。これでゆっくり達磨は半ば完成したようなものだ。
後は細かい所を修正し、髭や黒目を書き加えたりして装飾すれば完成だ。

「みえにゃいよおおお…」
「どうちちぇれいみゅがきょんにゃめに…」
「ありずは…とがいは…なのに゛…」
「わぎゃらにゃいよ゛ぉ…」
これでゆっくり達磨は完成した。
後は後日どんど焼きに使うだけだった。



―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



どんど焼き当日。
「じゃむい゛い゛い゛い゛い゛!!?」
「おぞらをとんでるみだい゛い゛い゛い゛い゛!!!」
「おろじでえ゛え゛え゛え゛え゛!!!」
「ゆっぐりでびない゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!?」
木に縛り付けられたゆっくり達磨達が泣き叫ぶ。
その周囲には念の為に来た消防車と近くに住む人々だ。
町内会の人達が作った豚汁を食べながら燃えるその時を待っているようだ。
そして、遂に着火し木は燃え上がり始めた。どんど焼きの始まりだ。

「あぢゅい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!?」
「ゆぎょお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!?」
「わぎゃらにゃい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!?」
「ゆっぐりでびばい゛い゛い゛い゛い゛い゛!!?」
木を通して自分達にも引火していく。
「ごぼお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!?」
最初に達磨処置されたまりさも燃えていく。
焼死というのは苦しい死に方の部類に入る。
皮膚が焼け、身体が焦げていくのを感じながら文字通り死ぬまで死ねない。
木と比べて塗装のおかげで通常よりも火に強くなったゆっくり達磨はまだまだ死ねない。
今までのどんど焼きでの情報によると早くても10分は叫び声が続き、最短で死ぬまでは15分、長いと1時間は生きているそうだ。
まだ自分達に着火してから1分も経過していない。
ゆっくり達磨となった者達の火の激痛はまだまだ始まったばかりだった。
「むぎゅう゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛!!?」



―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



一方、人間達はというと、
「はい、どうぞ」
「わーい、お父さん刺して~」
「おお、任せておけ」
「ゆっきゅりできにゃいよ!!れいみゅおうちきゃえゆびょお゛お゛!!?」
息子が町内会の人から赤ゆっくりれいむを受け取り、父がそれを赤ゆっくりと一緒に渡された枝に突き刺す。
「いいかい、こうやって少し中心から外して突き刺すのがコツだよ。さ、やってみて」
「うん!」
「いじゃあ゛いよ゛お゛お゛お゛お゛お゛!!?」
枝に突き刺さり泣き叫ぶ赤れいむを尻目に枝を父親は息子に渡す。
そして息子は赤れいむが突き刺さっている枝を火に近づけていった。
「ゆ?ゆぎょお゛お゛お゛お゛お゛お゛あ゛ぢゅい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!?」
どんど焼きの火に灸られていく赤れいむ。
直接火に塗れずともその熱気が赤れいむを焼いていく。
「わぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」
「やべるんだじぇえ゛え゛え゛え゛え゛え゛!!?」
「やべなじゃいありじゅはときゃいばあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」
ふと周囲を見てみると同じように赤ゆっくりが枝で身体を貫かれて焼かれている。
火で餅を焼くというのは地区によってやったりやらなかったりするがここでは餅ではなくゆっくりで行われる。枝で貫かれ、灸られ、食われていく。
稀に中枢餡を貫かれて死んでしまうのもいたが、それはむしろ幸運な方であろう。
町内会で配られているのはゆっくりれいむとまりさだが、様々な種類のゆっくりが持ち込まれている。
特殊なのだと希少種を灸っている者もいる。
「う、う~ながながえれがんどなんだど~♪」
「まんま~、でびりゃおにゃがへっだど~☆」
ある場所では飼いゆっくりである胴付きれみりゃとその子供の同じく胴付きれみりゃ三匹が飼い主に連れられて来たようだ。
「はやぐぷっでぃんもっでぐるんだど~!!」
親れみりゃは自分を抱き抱える飼い主にそう命令する。
「……………」
だが飼い主はそれに答えない。
「れみりゃをむじずるなだど~!!いうことぎがないじゅうしゃはれみりゃがおじおぎずるんだど~!!!」
「みょうあやみゃっちぇみょおしょいんだど~!!」
そんな飼い主に怒りを露にするれみりゃ親子。
それに対し飼い主は笑顔のまま、抱き抱えていた親れみりゃを火の中に叩き込んだ。
「う、うぎょおおおおおおお!!?」
「みゃんみゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」
「みゃにしちぇりゅんだどおおおおおお!!?」
「ちゃっちゃとみゃんみゃをたしゅけりょおおおおおお!!?」
「ぽぎょおおおおおおおおお!!?」
親れみりゃは火達磨になってのたうち回る。
れみりゃ達の悲鳴もゆっくり達磨達の悲鳴と同化して辺りは何の疑問も抱かない。
「あ…あ…」
火達磨になりながら親れみりゃが逃げようとする。
だが飛ぼうにも歩こうにも既に全身に火がまわってまともに行動が出来ない。
そのまま親れみりゃは火の中に崩れ落ちる。
「みゃんみゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」
突然訪れた親の死に泣き崩れる子れみりゃ。
それを尻目に飼い主は一匹子れみりゃを掴むと再び投げ込んだ。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」
「う゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛おねえ゛じゃんがあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」
「食べるのは一匹で十分だ」
火達磨二号になる子れみりゃを尻目に飼い主はそう呟くと一匹を掴み、もう一匹を持っていたナップザックに詰めた。
「う゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛だぜえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!」
紐の口をしっかりと結んでしまえばもう子れみりゃは出られない。
飼い主はナップザックに入れられたれみりゃには興味がないとばかりに掴んでいたもう一匹の子れみりゃに意識を向ける。
「はなじぇえ゛え゛え゛え゛え゛!!?がえぶう゛う゛う゛う゛!!!おうぢがえぶう゛う゛う゛!!!」
そして暴れる子れみりゃの頭を掴み、引っこ抜く。
「う゛びぃッ!?」
胴体と頭を分裂させられて口から泡を吹く子れみりゃ。
飼い主はそんな子れみりゃの反応には一切見向きもせず、顔の方を枝で突き刺す。
「んぎゅ!!?」
子れみりゃは一際大きな声を上げただけだった。
そして飼い主はどんど焼きの火で子れみりゃの頭部を焼き始める。
「んぎ…ぎゅ…」
頭部を引きちぎられた痛みと頭を貫かれた痛みで疲弊した子れみりゃはくぐもった苦悶の声を上げるだけだ。
飼い主はそれを見ながら子れみりゃの胴体部分を食べていく。
「も~えろもえろ~よ~♪ほのおよも~え~ろ~♪」
歌を口ずさみながら飼い主は子れみりゃが焼かれていくのを見続けていた。
飼い主はこうしてまた来年も焼きれみりゃを楽しむ為に去年と同じように一匹だけ残して育てるのだった。
それはさておき赤れいむの方はと言うと、
「ゆ゛…ゆ゛…ゆ゛…」
「そろそろ頃合いだね」
「わ~い♪いただきま~す♪」
声の様子からどのような状態かわかるのでいい具合に焼き上げられた赤れいむに子供がしゃぶりつく。
「あつ!?」
そして思いの外熱かったようで思わず口を離す。
「ふ~ふ~」
そして息を吹き掛けて冷まそうとする。
「ゆぴ…」
赤れいむもその息に微かにだが反応する。
今度こそと子供はれいむに被りつく。
「ゆぶゅ…!?」
そんな声を上げた後、子れいむは二度と動かなくなった。
子供はそんな子れいむをはっふはっふと熱そうに、されど美味しそうに食べている。何とも微笑ましい光景だった。
「やべでえ゛え゛え゛え゛え゛え゛!!?」
そんな微笑ましい光景を見ながら悲鳴を上げるのは成体の親れいむ。今子供に食われている子れいむの親だ。
「ぞれはれいむのおぢじじゃんだよおおおお!!!たべぼのじゃばいよぼお゛お゛お゛お゛お゛!!?」
親れいむは必死に叫ぶが誰も取り合わない。
親れいむにとっては大事なおちびちゃんかもしれないが人間にとっては喋る饅頭なのだから。
昔は食べるのに抵抗はあったようだが今はそれは全くなくなった。
それは人間の慣れとゆっくりの努力が積み重なった結果なのだろう。
「やじゃあ゛あ゛あ゛あ゛!!!」
「れいみゅちにたきゅにゃいいいいいいいい!!!」
「まりしゃはちにたきゅにゃいんだじぇ!!!」
「ちゃっちゃちょたちゅけりょきゅじゅおやああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」
姉妹や同じゆっくりが死んでいく様をまじまじと見せ付けられて恐怖する子ゆっくり達。
「まっででね!!いばおどうざんがたずげるからね!!!」
父親役であろうまりさが自身と子供達を阻む透明な箱に何度も体当たりを仕掛ける。
だがそれには何の効果もない。
この日の為だけに飼われていた事等知る由もなかったれいむ達は自分達の子供が焼かれていくのを見せ付けられながら最後に空腹の釈迦の前に現れた兎のように炎に身を焼く事となるのをこの二匹はまだ知らない。
違うのはこの二匹は自ら火中には飛び込まない事だろう。
「おべがいじばぶう゛う゛う゛う゛う゛!!!おちびじゃんをだべばいでえ゛え゛え゛え゛!!!」
「やめろっていっでるんだぜ!!どうじでどれいのぐぜにまりざのいうごとぎがないんだぜえ゛え゛え゛え゛え゛!!?」
そして、少なくともこの二匹は天に召される事はなさそうだった…。


こうして、今年も滞りなくどんど焼きは行われていく。
楽しそうな人々の声と、ゆっくりの阿鼻叫喚の叫び声と共に…。

最近どんどん数を減らしているこの祭。
しかしこの地域では形を変えて根強く続いていく。
この祭りはゆっくりに支えられているのだった…。



END



あとがき
『元銀バッジまりさの末路』が終わったので溜まってたSSを輩出してみました第二弾。
ゆっくりと達磨って近くね?
と思い、幼い頃行ったどんど焼きを思い出して作成したこのSSいかがだったでしょうか?。
どんど焼きとかの知識などで色々とおかしい点もあったりしますがそこは仕様という事で勘弁して下さい。
それでは、今回このSSを読んで頂き誠にありがとうございました。



過去に作ったSS

ふたば系ゆっくりいじめ 293 おかざりがないとゆっくりできないよ!
ふたば系ゆっくりいじめ 311 きゃわいきゅっちぇぎょめんにぇ!!
ふたば系ゆっくりいじめ 347 れいむはしんぐるまざーでかわいそうなんだよ!!
ふたば系ゆっくりいじめ 397 大好きだよ
ふたば系ゆっくりいじめ 447 おきゃあしゃんのおうちゃはゆっきゅちできりゅね!
ふたば系ゆっくりいじめ 521 元銀バッジまりさの末路 上
ふたば系ゆっくりいじめ 543 元銀バッジまりさの末路 中
ふたば系ゆっくりいじめ 630 かいゆっくりじゃなくてごめんね!! 上
ふたば系ゆっくりいじめ 631 かいゆっくりじゃなくてごめんね!! 下
ふたば系ゆっくりいじめ 669 おうちのなかでかわれなくてごめんね!!
ふたば系ゆっくりいじめ 677 元銀バッジまりさの末路 下
ふたば系ゆっくりいじめ 750 あまあまおいてさっさとでてってね!!
ふたば系ゆっくりいじめ 803 雨の日はゆっくり遊ぼう
ふたば系ゆっくりいじめ 882 すっきりしたいわあああああ!!
ふたば系ゆっくりいじめ 919 元銀バッジまりさの末路 終の1
ふたば系ゆっくりいじめ 920 元銀バッジまりさの末路 終の2
ふたば系ゆっくりいじめ 949 切断マジック(?)



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感想

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  • 懐かしいなww小学生の頃は参加させられていたけど、今はどうなってんだろう? -- 2012-07-30 22:53:52
  • 公園のゆっくり全部集めて飾りをとって目の前でとんど焼きの用量で燃やして泣く様を見たあと
    火の中に放り込むとかやりたいな
    -- 2011-08-16 18:52:57
  • ゆっくりちぇんとみょんを使ったゆっくりフォンデュを食べてみたいな… -- 2011-02-27 15:57:38
  • れみりゃのを見ると肉まん食いたくなってくるな…ゴクリ -- 2010-12-02 10:02:34
  • 全くどうでもいいことだが火に跳び込んだ兎は釈迦の前世
    兎の前にいたのはバラモンのふりをした帝釈天 -- 2010-09-16 04:38:51
  • ゆっくりを食べるSSを読むと、ゆっくりを食べたくなる。
    饅頭やシュークリームを好きなだけ食べられるほど経済力無いしな。
    ゆっくりがいればバスケットボールサイズの饅頭やシュークリーム食べ放題…ジュルリ… -- 2010-07-12 08:41:41
最終更新:2010年03月14日 17:19
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