ふたば系ゆっくりいじめ 1159 ゆっくりの寿命

ゆっくりの寿命 12KB


虐待-普通 観察 考証 ギャグ パロディ 理不尽 実験・改造 変態 希少種 加工場 現代 独自設定 独自設定の強い話です



 ・これを書いたのはHENTAIあきですが、今回はあまりHENTAI分が少ないです
 ・独自設定たっぷりのゆっくり考察SSです
 ・一部希少種が変な設定であり、死ぬので苦手なかたは読まないほうがいいかも
 ・色々と無理のある設定かもしれませんがご容赦ください
 ・それでもいいというひとはゆっくりよんでいってね!!!

ゆっくりとは実に不思議な生物である。普通では考えられない生態であり、その能力にも驚かされる。
ありえない回復力に繁殖力、思い込みによってはとてつもなく早く進化をすることもある。
そんなゆっくりの中でも私が強く関心を示したのは寿命である。
ゆっくりは非常に死に安い。自然でなら越冬の失敗による餓死や共食い、凍死といったことがある。
同じ同族によって制裁という私刑を受けたり、レイパーによっての衰弱死、天敵による捕食されることもある。
都会ではその劣悪な環境によってそれこそ様々な死因で多くのゆっくりがこの世からいなくなる。
こうしたことからゆっくりの寿命は野生なら平均1~2年、飼いゆであっても3~5年と考えられている。
しかし、研究所やゆー物園では10年以上の年月を生きたゆっくりも確認されている。
また近年ではドスへの進化は突然変異と多くの年月を生き残ったことによって進化するといったデータもある。
私はこのことから一つの仮説を思いついた。

「ゆっくりの寿命とは、思い込みによって自らの命を終わらせることではないか。」

私が確認した野生で天寿を全うしたゆっくりがいる。そのゆっくりはまだ1年しか生きていなかったが、
自らの子供が独り立ちで独立した後に満足そうに死んでいった。
飼いゆっくりであったゆっくりはある日親愛な番を亡くし、後を追うように永遠にゆっくりとしてしまった。
それまでまったく衰えが見えなかったというのに、ある日突然老化が始りそして死んでいったのだ。
死が身近にあればあるほど、ゆっくり達の寿命は早まる。それが野生のゆっくりの短命の理由ではないか。
私はこの仮説を証明するため実験を行った。




自然の環境を人工的に作り出したある部屋で、希少種であるゆっくりもこうがいた。
ゆっくりの中では長命であり、野生でも長く生きていることが確認されている。
このもこうは大事な希少種であり、大切に育てられ今ではなんと20年という年月を生き延びている。
しかし、この部屋から一度も出たこともなく、他の同族とも一度も接触したことはなかった。

「もこたんゆっくりおきたお!」

誰に言うわけもなく元気よく挨拶をするもこう。もこうが起きたことを確認すると、飼育係の研究員が餌を持ってくる。

「おはようもこう。今日も一日ゆっくりしていってね。」
「おにいさんもゆっくりしていってね!!!いつもごはんさんをありがとうなんだお!」

そう挨拶をして元気よく餌を食うもこう。普通のゆっくりであればここまで生きているなら食欲など沸かないものだ。
にもかかわらずこのもこうは、まるで若い成体のような勢いで用意された餌を食べていく。

「おなかがいっぱいになったから、ヴォルケイノをはじめるお!」

そう宣言すると飼育係は急いで部屋から出ていく。もこう種が行うヴォルケイノとは体温をあげることである。
その温度はすさまじく、普通のゆっくりであれば燃え尽きてしまうほどだ。
人間でも間近にいれば火傷を負うほどの高温になるため、もこう種はこれにより野生での戦いでも非常に有利になる。

「ゆふー。きょうもたくさんヴォルケイノしてきもちいいお!」

これにはストレス解消や運動といった要素もあるらしく、もこう種はよく行う。
さてこの施設の中にあるゆっくりを一匹投入してみる。

「めんどい・・・」
「かぐやだああああああああああああ!」

もこうと同じく長命であるゆっくりてるよだ。初めて会うゆっくりにもかかわらずもこうは相手を確認するや、
いきなり体当たりを始める。

「ここであったらひゃくねんめ!もこうとしょうぶするお!」
「めんどい・・・」

もこう種とてるよ種は何故か犬猿の仲である。最ももこうが一方的に目の敵にしているのだが。
それでも仲が良い個体も確認されており、一緒に昼寝をしたり番となる場合もあるようだ。

「ヴォルケイノ!ヴォルケイノ!どうだお!」
「あつい・・・」

そういって楽しそうにてるよに攻撃を続けるもこう。てるよはその場を動かずにただ耐えるのみである。
元々殺すためでなく、じゃれあっているようなものだ。しばらくすると攻撃をやめて、横でゆっくりし始めるもこう。

「おにいさんみるお!もこうはかぐやにかったんだお!」

新しい水と餌を持ってきた飼育係に嬉しそうに報告するもこう。それに対して飼育係も話を合わせる。

「すごいんだなもこうは。でもあんまりやりすぎてるとてるよが死んじゃうぞ。」
「しぬ?おにいさんしぬってどういうことだお?」

聞きなれぬ単語にもこうが興味を示し飼育係にその意味を尋ねる。
しかし飼育係は適当にはぐらかして部屋から出て行ってしまう。
そして夜に二匹が寝静まったのを確認してから、飼育係はてるよに近づき注射器をてるよに突き刺し中の薬品を注入する。

「さむい・・・」

そうぽつりと言うとてるよは一度体を震わせて動かなくなった。
注入されたのはゆっくりを安楽死させるための薬品だ。決して痛みを与えることなく眠る様に死んでいく。
てるよが死んだことを確認すると、飼育係はもこうを起こすことなく部屋から出ていく。

「もこたんゆっくりおきたお!てるよ、きょうもしょうぶだお!」

そう言っててるよに近づいていくもこう。しかしてるよはぴくりとも動かずにその場にいたままだ。

「てるよどうしたんだお?もしかしておなかすいてるのかお?」

不安そうにてるよの体を揺するもこう。しかしてるよはまったく反応をしめさない。
それでも必死にてるよを動かそうと、てるよの体をすーりすーりし続けるもこう。
そこに飼育係が部屋に入って来た。もこうはすぐさまてるよがおかしいことを飼育係に告げる。

「なるほど、きっとてるよは死んで永遠にゆっくりしちゃったんだよ。」
「どういうことだお?お兄さんもこうにもわかるようにせつめいしてほしいお!」

そう言われて飼育係はもこうに死について分かりやすく何度も説明を始めた。
長く生きていると体が弱って死ぬこと。死んでしまうともう動けずに何も喋らないこと。
そしていつか誰でも最後に死んでしまうことを、飼育係はもこうの疑問に丁寧に答えた。

「じゃあもこうやおにいさんもいつかしんじゃうのかお?」
「そうだね、私もいつかは死んじゃうよ。でもいつ死ぬのかは分からないんだ。」

その日からもこうはあまり餌を食べなくなった。運動もほとんどせずにただ同じ場所で眠っており、たまに動くのは
飼育係が作ったてるよの墓の前まで移動するぐらいだ。
今までの健康ぶりが嘘のようにもこうの体は弱っていた。

「もこうどうしたんだ?全然元気が無さそうだけど。」
「なんだかからだがおもいんだお・・・。もこうはもうすぐしんじゃうのかもしれないお・・・。」

そうしてもこうは一週間後に眠る様に死んだ。その体は今までの柔軟さなど無く、
カサカサに乾いてしまっていた。神にも艶は無くなり所々に髪が抜けてしまっていた。
飼育係はもこうの死体を部屋から出し、実験室へと持って帰るとその死体を解剖し始める。

「これですか教授、今回の実験に使われたゆっくりは。」
「そうだ。てるよが死ぬまでは健康体であったのに、ここ最近で急速な老化が始まった。」
「ということは教授の仮説が真実であることに一歩近づいたんですね!」

そう言って嬉しそうな声をあげる助手。その助手に対して教授と呼ばれた男性は悲しそうに助手に言う。

「確かにそれは嬉しいことだが、私はこのもこうを長年世話をしてきたんだ。それを思うとなんだか長年の友人を
 亡くしてしまったようで悲しいよ。
「すいません、酷いこと言ってしまって・・・。」

彼は長年もこうの研究をしており、その飼育係としても長年もこうとこの研究所で過ごしてきた。
長年の加工所の研究により希少種の繁殖が可能となり、このような実験も可能となった。
彼が研究するゆっくりの寿命を調べる実験において、最古参であったこのもこうが実験体として選ばれたのだ。

「悲しいのはこの実験をする時から覚悟していたさ。だけど私は悲しいからと言って実験をやめるわけにはいかない。
 せめてもこうが天国でてるよと遊べるようにてるよと一緒のお墓に入れてやらないと。」
「私も手伝いますよ。教授のお手伝いなら私は何でもやりますから!」

その後教授と助手は長年の知己であるもこうをてるよと一緒に墓に埋葬してやった。
もこうが死んだ日にはいつも花と餌を供えていく。




私がこれまで行ってきた研究を自室でまとめていると、後ろに何か気配を感じた。

「教授、そんなに根を詰めると疲れちゃいますよ。これでも飲んで一休みしてください。」

私の後ろにいたのは長年私に付き添っている助手であった。私はホットココアを受け取ると一口すする。

「いつもすまないな。それと家ではいつもの口調で話してくれないか?なんだかむず痒くなってくるよ。」
「わかったんだぜお兄さん。でもあんまり無理はしないでほしいんだぜ。」

そうしていつもの口調に戻った助手−胴付きまりさ−は私に心配そうな眼差しで見つめてくる。
もうお兄さんと呼ばれるような歳でもないが、まりさは私を呼ぶときはいつもお兄さんだ。
私がゆっくりの寿命を調べるようになったのは、このまりさが大きな理由だ。
まりさを飼っていてふと、まりさが少しづつ成長していることに気づいたのだ。

「まりさ、なんだか大きくなっていないか?」
「言われてみればそうみたいなんだぜ。なんだかお兄さんの顔が近く見えるようになってるんだぜ!」

そうして私はふと思ったのだ。もしこのまままりさが成長していけばどうなるのか?
どこまで成長してそしていつか死んでしまうのではないかと。
最初は少しでもまりさの寿命を延ばそうと思い、始めたことだった。しかし、いつのまにか私はゆっくりの謎に引き込まれていった。
私は加工所に務めるようになり、研究をしていくことになった。

「心配してくれてありがとうまりさ。でももう少しで私の仮説が正しいことを証明できるかもしれないんだ。」
「それでも心配なんだぜ。お兄さんはなんだか最近元気が無いんだぜ。」

確かに私も随分と歳を取ってしまったものだ。昔ならこれぐらいの徹夜でも何ともなかったというのに今でも疲れが出てしまう。
一方のまりさはといえば、見た目は若いままでありある時を境にまったく姿は変わっていなくなっている。

「大丈夫だよまりさ。いつもまりさに手伝ってもらっているから研究も楽に行えるからね。」
「そう言われると嬉しいんだぜ!まりさはお兄さんのためなら何でもするんだぜ!」

私はまりさに非常に感謝している。研究の助手として私を助けてくれるだけでなく、まりさ自体が私の研究の実験でもあるのだから。
まりさはすでに50年は生きているのだ。まさにゆっくりの寿命が思い込みによって延命されていることを、
その存在自体で証明しているようなものだからだ。

「もう少ししたら寝るから、まりさはもう先に寝ておいてくれ。」
「わかったんだぜ、でもあんまり夜更かしはしないでほしいんだぜ。」

そう言ってお休みとまりさに言うと、私はまとめかけていたこれまでの実験の資料に向き合う。
そこで私は急激な眠気に襲われた。なんとか意識を保とうとするが、体は机に寄りかかり動けなくなってしまう。

「いやなんだぜ!こんやはかれーさんをきたいしてたんだぜ!」

まだまりさが小さかった頃に初めてお使いにいかせたことが頭に思い浮かんだ。あの時は随分と困ったな。
一緒に寝てあげると言って泣きやましたが、まりさを飼うことになったあの夢を見ておねしょをしたんだっけ。
懐かしい記憶が頭を駆け巡って行き、私の意識は深い闇に沈んでいった。



後書き
絵本あきさんのナショナルゆんグラフィックのドスの絵をみて、ゆっくりの寿命について考えて書いてみました。
寿命がなければこういう風に人間よりも長く生きるゆっくりがいるかもしれないと思い、こうして
胴付きまりさを成長させてドスならぬ完全体胴付きゆっくりが出来上がってしまいました。
お兄さんが亡くなった後にまりさも寿命を考えて一緒に永遠にゆっくりしてしまうのではと考えると何だかしんみりした気分です。
やはり自分はHENTAIが一番ということに気づいたHENTAIあきでした。

以前書いたもの
ふたば系ゆっくりいじめ 993 初めてのおつかい
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ふたば系ゆっくりいじめ 1155 ゆっくりスクール







































おまけ というお話だったのさ

「どうだ、俺が作ったこのeraまりさは?」
「なんだこれ?親愛値と知識値を上げてたらなんでこんなエンディングなんだ。」
「それは研究者エンドだ。確かにハッピーエンドとは言えんが、中々味のある終わりだろ。」
「俺じゃああんまりゲームのコメントは出来ないが結構良く出来てるんじゃないか?」
「そうだろう。ちなみに親愛値と欲望値をあげていると肉奴隷エンドになる。」
「いらねーよ、そんな解説。もうちょっと良い終わりはないのかよ。」
「もちろんあるぞ。ハッピーエンドではまりさと結婚して、子供が生まれるという終わりもある。」
「まあハッピーエンドだな。しかし、文字だけじゃ少し物足りなくないか?」
「そこは考えているが、お前のところの汚れたまりさに声でも当ててもらおうと思っている。」
「面白そうだな、ちょっとまりさこっち来い!」

無理やりゲーム作りに協力させられる胴付きゲスまりさ。恥ずかしいセリフやHENTAIなセリフもあり協力を拒むが、
飼い主のお兄さんに言われて渋々協力させられてしまう。
後にこのeraまりさは多くのHENTAIお兄さんに購入されて、一大ブームを巻き起こし様々な亜種が作られることになった。
そしてその集大成が、胴無し胴付きすべてのゆっくりを調教できるeraゆっくりの起源となったのだ。

P・S 物語はむかしむかしで始まり、最後はめでたしめでたしで締めるのがポリシーのHENTAIあきです。
    大きなお友達以外はeratohoのことをグーグル先生に聞いちゃ駄目だぞ!HENTAIあきとの約束だ!



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感想

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  • 「同じ同族」とか「飼育係はてるよに近づき注射器をてるよに突き刺し」とか文体の重複が気になってしまったwww

    ゆっくりの寿命は未だに決まってないね。
    1ヵ年、数年、本ゆんの思い込み(=プラシーボ効果)、殺されるまで死なない、等々。
    他のある漫画では、寿命と体の大きさは比例していて、
    何十億年も生きた結果、星になったまりさの話もあったくらいだし。 -- 2018-03-28 17:34:30
  • もこうが死んだのはプラシーポなのか? -- 2013-02-16 22:45:46
  • コメント欄がきっかけでブクマをするってのは始めてかもしれない。
    -- 2012-11-26 23:13:19
  • なんだこのコメント欄www -- 2012-10-16 13:27:11







  • ↓ できるか阿呆 -- 2011-11-04 19:08:38






  • ↓できるか阿呆 -- 2011-10-10 00:42:58





  • ↓できるか阿呆 -- 2011-07-14 12:49:02





  • できるか阿呆 -- 2011-07-08 21:55:03




  • できるか阿呆 -- 2011-07-02 19:26:51



  • できるか阿呆 -- 2011-03-09 18:40:57


  • できるか阿呆 -- 2011-03-09 17:36:14
  • ↓できるか阿呆 -- 2011-01-22 15:42:47
  • 実験ならまりさでしろよ -- 2010-12-04 16:41:49
最終更新:2010年04月21日 16:38
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