本編の影で繰り広げられる連邦精鋭部隊と
ティターンズ教団との戦いのドラマ。
グリプス戦役後、ペズン工廠でティターンズ教導団の青年将校達が武装蜂起。
連邦軍が鎮圧部隊を向かわせたら、部隊の中の一個艦隊が裏切ったり、
アクシズが干渉したり、月都市を巻き込み戦闘をしたり、マスドライバーを壊したり、
宇宙ステーションを乗っ取るなど本編を彷彿とさせる過激な展開。
出自自体は雑誌。他メディアで見ないのは、複雑な版権とか大人の事情。
地球連邦軍α任務部隊
MSA-0011
Z計画8番目のガンダム。本来の名前は「Ι」(イオタ)。読み方は「スペリオル」。ラテン語で原義は、上位の、優位の意味。コンセプトと掛けていると思われる。
コンセプトは
究極を目指すGコアを中心とした最強の戦闘モジュール群。
ZΖガンダムと開発は同時期だが別系統開発。あちらは単体の最強(特に火力と出力)を目指して作られている。超高級&最新技術の固まり。
自律学習AI「ALICE」を搭載。本作で敵エースを撃墜するのは機体の制御権を無理やり奪ったALICE。
パイロットのリョウ・ルーツはその数奇な境遇とALICEの仕様に終始振り回され続けており、印象はヘタレ気味。
というよりは、他のガンダム作品の主人公に比べあまりにも生々しい一般兵士としての描写と
ALICEの成長のための不相応なパイロット選びが理由。(詳細等は
wikipedia参照のこと)
ここら辺がSガンダムのパイロットがゲームに登場しない理由かもしれない。ちなみに3座。
本作ではなぜか変形(分離)できない。残念至極。
MSA-0011[Ext]
Sガンダムのバリエーションのひとつ。Z計画の頂点であるSガンダムに更なる強化を施した機体。
読み方は「イクスェス」。勘違いが多いようだが「イクスェス・スペリオルガンダム」では無い。
ExはExtrordinaryの略で、桁違いの、常識外れの、といった意味の造語。(Extra+ordinary)
この機体のコンセプトは長距離侵攻用多目的攻撃機。即ちGクルーザーがメインであり、MS形態は極論オマケ。そのため後述するが両肩に大型プロペラント・タンクをぶら下げている。
外観上の変化はブースターユニット大型化・大容量プロペラントタンク装備。
胸部にIフィールド発生装置付き。装備面ではリフレクターインコムを追加。ビームカノンも4門に増量されている。
その仰々しい概観は、最強とはかくあるべしといった派手モロ思想に根ざしており、センチネルがアニメ化しづらい一番の要因としてデザイン情報量と線の多さが原因であるのは言うまでもない。
またキットにおいても過剰な装飾で直立バランスが著しく悪く、MGキットにおいては専用土台なしでは横転し破損する危険性大である。やはりデザイン的にはSガンダムあたりで留めておけばよかったと思う人もいる。
HGUCやMGでもキット化されており、特にMGは完全変形する絶品。
カトキハジメのイメージイラストで有名なビームスマートガンを水平に携えた姿が再現されていたり、肩に『GUNDAM SYSTEM』のマーキングが再現されていたりと、開発スタッフの桁外れなコダワリが随所に窺える。
FA-010A
フルアーマーZZガンダムの試験機。α任務部隊の教官マニングス曰く「
張りぼて」。
読み方は「ファッツ」。(
Full
Armored
ZZの略)英語のfat's(太った野郎)に発音が近く、実際ピザ体型ではある。まぁ
フルアーマー系だから仕方ないね。
密かに0093のMSでは主流となっている
ZZガンダムには採用されなかったアームレイカー式のコンソールの試験も行っている。しかしあくまで試験機なので頭部・腰部ハイメガ粒子砲は偽装の飾り。Gフォートレスへの変形機能もなし。コアファイターへの分離もなし。装甲も着脱不可のないない尽くしの機体。でも、装備しているハイパー・メガ・カノンはZZの頭部ハイメガキャノンより強力。
なのに何故か当のフルアーマーZZには未装備。(ただ、他作品ではたまに装備している。某ロボットシミュレーションとか)作中では、ガンダムMK-Ⅴに三機全てあっというまに撃墜にされる。特に見せ場なし。まさに「張りぼて」。
一部武装や機能がオミットされているものの、基本的にはフルアーマーダブルゼータガンダムと同等性能という超高級機。
ゲーム中では腐ってもΖΖ、火力はかなりものなので、「張りぼて」という汚名を返上しよう!
MSZ-006A1
Zガンダムの大気圏内仕様機。カラバとAEの共同開発機。Z-PLUSシリーズの基幹機。少数生産。
カラーリングがグレイ一色の他のZプラスと異なっており、白と、赤または青のツートンカラーとなっている。
本作登場の赤と白のカラーリングのZplusA1はアムロ・レイ専用機(
ホワイト・ゼータや
ディジェや
シュツルム・ディアスとこの頃のアムロは専用機に非常に恵まれている。)
MSZ-006C1
A1スゲーと思った地球連邦が作らせた宇宙戦仕様機。地上でもある程度活動可能。少数生産。ビームスマートガン装備。
ちなみに本作のZプラスはシールドを装備しているが、これはZガンダムの物とは違いシールドとしての機能はない。
本来はウェイブライダー時に機首となるためだけのセンサーや管制系の詰まった補助ユニットである。
MSZ-006C1/2
頭部をメガキャノン砲に変えただけ。唯それだけ。
Zガンダムとさほど変わりないスペックだが、作中ではC1共々雑魚MSのようにやられている。
ニューディサイズ
RMS-141
ニューディサイズ側(青年将校)の主力機。コンセプトは新世代秘術を盛り込んだ「
ザク」のような汎用量産機。制式コードはティターンズのもの。
ぺズンで開発されたので、モノアイ装備など旧ジオン系技術からの影響を大きく受けている。
今作での兵装は実弾兵装主体で要塞戦仕様の第3種兵装。他にビームライフル装備の通常仕様である第1種兵装、ビームスマートガンとレドーム装備の長距離狙撃仕様である第2種兵装がある。
更にこの上位機種としてゼク・アインの第1~3種兵装のいいトコ取りをしたゼク・ツヴァイがあるが、今回も登場せず。
ORX-013
ニューディサイズの主力試作型MS。通称G-V。
ガンダムを冠するものの系譜的には傍流である。
(が、GジェネZEROでは
ガンダムから開発を続けていくとこの機体になる)
サイコガンダムの小型版。渡り鳥ローレン・ナカモト博士がムラサメ研究所からオーガスタ研究所へ移籍し開発した重武装機でEx-Sガンダムのライバル機。パイロットはブレイブ・コッド。
オールドタイプでも扱える擬似サイコミュ、インコムを内臓し、本体の重火力・高機動性能も合わせ極めて高い戦闘力を発揮する。ニューディサイズ蜂起終結後、ローレン博士はドサクサに紛れて本機をアクシズに譲渡し、
ドーベン・ウルフ開発の礎となる。
ニューディサイズは新撰組を元ネタにしており、ブレイブ・コッドの元ネタは近藤勇。
FAZZ3機をまとめて撃墜したり、Ex-Sをあと一歩まで追い詰めたりと、パイロットの技量も相まって作中で猛烈な強さを見せ付けたのだが…
ゲーム中での性能は貧弱貧弱ゥの一言。Ex-Sを追い詰めるどころかFAZZにも楽勝で狩られかねない不遇の機体。
特にサーベルの威力が低すぎる。
最終更新:2009年08月06日 23:42