ガンダムF91


F91(F-91) 出力-4,250kW 総推力-88,400kg
「フォーミュラ計画」により開発された全高15.2mのMS
小型ながら高機動・高火力を誇り前代のMSと一線を画する機体
アナハイム製ではなく、サナリィ製のMSである

初期ステータス

チューンpt 44617 スラスター出力 73/99
HP 4100/6700 スラスター速度 71/99
実弾防御 20/68 レーダー性能 60/90
ビーム防御 23/80 バランサー 73/99
機動性 43/86 旋回速度 49/90

特殊事項 変形操作でフライトモード
SPAタイプ リミッター解除

兵装ステータス

威力・耐久 属性 命中 連射 弾速 リロード 弾数
主1 ビームライフル 702/817/840 BEAM 45/80 4-5-6 49/56 18/48 23-27-32
主2 ビームランチャー 417/482/560 BEAM 30/48 2-2-3 38/53 18/63 8-10-12
主3 ヴェスバー 656/1008/1030 BEAM 8/75 1-1-2 41/70 45/50 19-24-30
副 メガマシンキャノン 95/108/108 SOLID - - 30/85 51/95 66-78-90
格 ビームサーベル 857/1182/1260 - 40/80 - - - -
シールド 2196/3600/3600 - - - - - -

機体特徴

EXTRA「フォーミュラ計画の結晶」Sクリアで入手可能。

前作クロニクルに比べ、他機の運動性が総じて下落する要因となった張本人。
「本機の運動性を最高点」として序列化されたといっても過言ではない。

限界突破せずともスラスター能力がMAX=99。無改造でも十二分な性能を持つ高スペック機。
変形と同じコマンドを入力することでフライトモードに移行する。
火力も申し分ないが、なによりその機動力が武器。
フライトモード・通常モードを切り替えながら細かく動き回り、相手を翻弄しよう。
あえて欠点を指摘するなら物理属性の攻撃がやや寂しいが、
ファンネルを搭載する高性能機体にも匹敵するほど、主兵装の火力がずば抜けているので問題にはならないだろう。
運動性の高さはゲーム中における格闘能力にも反映されているようで、
格闘の踏み込み速度が他機の2倍という設定がなされている。

SPAの分身は高速化しつつデコイ分身をばら撒きロックを完全無効にするもの。
直接多大なダメージを与える必殺物ではないので注意。
とはいえ長い時間、一方的に攻めることが出来、元来の高火力と併せれば大抵の場合はむしろお釣りがくる。

射撃

●ビームライフル (MAX=840)
狙撃タイプではない標準的なビームライフルだが、屈指の高威力を誇る。
しかしながら、ビームランチャーとヴェスバーの性能がズバ抜けているので使う機会はあまり無いかもしれない。
とは言っても他の武器のリロード中に使うには十分過ぎる程の性能である。

●ビームランチャー (MAX=560*)
拡散ビーム砲。密着してないと当たりにくいが、対MA戦・対艦戦で威力を発揮する。
有効な武装がすべてビーム兵装であるF91にとって、Iフィールドをゴリゴリ削り落とすこの武器はかなり強力。原作のようにラフレシアに突きつけてやろう。
何気に初期状態から2連射可能でゲルググJ等のライフルと同様に照準を動かせるので、相手の移動先に置いておくと拡散する事も相まって割と当たってくれる。
だが誘導性がほとんどないため遠距離ではまず命中せず、予測照準が手動な為に慣れが必要である。

この武器の真価はチャージ射撃によって発揮される。
チャージ射撃では発射時に拡散したビームが収束し、遠距離だと全弾当たるようになる(使用感はサザビーの命中率を上げたビームショットライフルに近い)
全弾当たった時の威力はV・S・B・Rを凌駕し、サブエース級MS程度なら一撃で光となり、演習用ガンタンクですらHPの4割(スナイパー持ちなら8割)を奪う。
まさに「化け物か!?」
ただし、対MS戦では近・中距離だとビームが収束しきらず全弾当たらないので注意しよう(それでもかなりの高威力ではある)
なおスナイパー持ちが零距離(距離およそ50以下)で撃つと、拡散ビームが減衰せずに全弾当たる為か、演習用ガンタンクも一発で消し飛ぶ。
通常射撃と同様に対艦戦にはもってこいであるが、対MS・MA戦で狙うにはかなり難しいだろう。

こんな武器を眼前に突きつけられたカロッゾ・ロナは何を思ったのだろうか…

●ヴェスバー「V・S・B・R」(Variable Speed Beam Rifleの頭) (MAX=1030*2) 
機体に固定された2連装の長射程・高火力ビームライフル。F91をF91たらしめる必殺武器。
弾数も申し分なく、スペシャルアタックと組み合わせて連射することで、無類の高ダメージを叩き出す。
こちらはビームランチャーと違い、近距離でも遠距離でも安定した高火力を発揮できる。
しかし、機体に固定されている武器なので射角が若干狭く、射撃時に足が止まってしまうという欠点がある。
F91の機動力の前では大した欠点ではないが、一応心に留めておこう。

●メガマシンキャノン (MAX=108)
唯一の実弾兵器。バルカンというよりラピッドキャノンや強化マシンガンの類
主兵装が高性能なこの機体において射撃戦での出番はあまりない。
でも強力なので近接格闘のお供、後詰などに使おう。

格闘

●ビームサーベル (MAX=1260)
機体特徴の項にも記したとおり、踏み込み速度が他機の2倍。
その上、素の威力もMSとしてはトップクラスであるため、格闘面においても死角が無い。

チャージブースト格闘は必見
バグを撃墜した手首クルクルアタックを見せてくれる
威力もヒット数も素晴らしい。

SPA

質量を持った残像。異常な数の分身を出して敵を撹乱させる。
ドムのジェットストリームSPAとは比較にならない程の分身数。
今作では、自機の軌跡に分身が現れ相手のロックがずれまくるため、回避に有効。
相手にとってはうざい事この上無い。
全てのモーションが高速化しており、格闘を途中で止めれば(というか結構連打しないと止まる)無限に攻撃できる。
以上のように残像にロックが移って攻撃は当たらないわ、モーション高速化により殆どが連打ハメ出来るわで、事実上ハイパーモードばりの一方的な攻めを実現する。
しかし、無敵ではないので足を止めるとちゃんとダメージを受けるので注意。
G-3ガンダムのSPAにも気をつけよう。動いてても当たる。

ちなみにパイロットがシーブックの場合あの名(迷?)台詞を叫ぶことがある。

なんとぉーーー!

余談だがこのSPAとハイパーモードの時のみ肩のフィンが展開し、フェイスオープン状態になる。

出自

劇場版ガンダムF91に登場する主役機 メカデザイナーは大河原邦男氏

原作では技術進歩によるジェネレーターの小型化に伴い、従来MSより二周り程の小型化に成功したとされるが、作品製作上の小型化の理由は、富野御大が「パイロットと機体のツーショットが合う」ギリギリのサイズとして15m程に縮小されたようだ。
本音を言うなら富野御大は10m位にして、尚且つ顔のダクト部には、旧来のヒーローロボットのようにお口を付けたかったのだが、他のデザイナー達が懇願して大反対した為、サイズは折衷の15m位、お口はスリットのみでほぼ没となり、危機は回避された。また15mでも流石に小さかったようで、Vガンダム以降からデザイナーが地道に富野御大の機嫌を取りながら少しずつ大きくし、現在の主流ガンダム系では原作とほぼ同じ18m前後に落ち着いている。

最終更新:2010年03月17日 06:42