プレイステーション

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*PlayStation 開発元:[[ソニー・コンピュータエンタテインメント>ソニー・インタラクティブエンタテインメント]] 発売元:ソニー・コンピュータエンタテインメント 発売日:1994年12月3日 ---- **概要 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)が初めて手掛けた家庭用ゲーム機。 略称は「PS」や「プレステ&footnote(「捨て」を連想させることからSONY公式としては使用していない)」が一般的。また後継機との区別を明確にするため「PS1」と表記されることもある。 次世代機戦争といわれたシェア争いを制し、当時の覇権を獲得した国民機である。 搭載音源はCD再生によるCD-DA、圧縮ストリーム再生のCD-ROM XA(CD-XA)、内蔵音源として自社製のSPUによるADPCM 24ch。 SPUは[[スーパーファミコン]]に搭載されていたSPC700の後継にあたり、MIDIの統一規格「General MIDI」にも対応している。 各機種に搭載されているSPUは下記の通り。 -CXD2922Q --PU-7、PU-8初期版に搭載 --CXD2922BQ (PU-9), CXD2922CQというバージョンも存在 -CXD2925Q --PU-8、PU-18、PU-20に搭載 -CXD2938Q --PU-22、PU-23、PM-41に搭載 --CD-ROMコントローラと統合 -CXD2941R --PM-41 (2)に搭載 --CD-ROMコントローラ、SPU用RAMと統合 音源の使用傾向としては、CDへのアクセスが頻繁な場合はSPU、それ以外ではCD-DA・CD-XAというケースが多い。 後者の局面は初期ではCD-DAの利用が主流だったが、ゲームボリュームの増加やムービー使用等によりCD-ROMの容量が逼迫してくると、音質は多少劣化するが容量を約1/8に削減できるCD-XAの活用が増えていった。 制約が軽減され同時発音数も大幅に増加したため、一般的な音楽と表現力の差が少なくなったことから、これ以降のゲーム機において内蔵音源の性能が議論されることは減っていった。 音楽の自由度が増したことからゲーム音楽のジャンルが幅広く多様化し、音楽業界のプロの本格的な参加が増加したのもこの頃からとなる。 また音楽を主体とする『[[パラッパラッパー]]』等のゲームが登場し、ここから「音ゲー」「リズムゲー」と呼ばれるジャンルが定着した。 プレイステーションの起動音を作ったのは『パラッパラッパー』のプロデューサーを務めた元SCEの藤澤孝史氏&footnote(参考:[[初代プレイステーションの「起動音」はどのようにして生まれたのか、制作者が25年前を振り返る>>https://automaton-media.com/articles/newsjp/20191206-108117/]])。 本体起動音とソフト起動音の2種類だが、ゲームディスクをセットした状態で本体を起動するとクロスフェードするように一続きとなる。 低音から高音まで広いダイナミックレンジで奏でられ、次世代機の性能を音の面からも感じさせた。 なおソフト起動音は、互換機能やゲームアーカイブスに対応している後継機種の[[PS2>プレイステーション2]]、PS3、PSP、PS Vitaでも使用されている。 ---- **参考 -[[鉄拳]](AC版とPS用アレンジ版のBGMをCD-DAで収録) -[[鉄拳2]](BGMがCD-XA収録になった) -[[ファイナルファンタジーVII]](読み込み軽減のため、全てのBGMを統一したサンプリング音による内蔵音源で作成) -[[サルゲッチュ]](プレイヤーの状況にあわせてBGMの再生パートがリニアに変化する) -[[アナザー・マインド]](Roland製SC-88proを使用してMIDIでBGMを作成) -戦国サイバー 藤丸地獄変(内蔵音源でブレイクビーツによる音楽制作) -スタジオP(PSの音源性能を活かした、高い精度で曲作りができるシーケンサー機能を搭載) ---- **収録曲(仮曲名) |曲名|作曲者|補足|順位| |本体起動音|藤澤孝史||| |ソフト起動音|~||| ---- **外部リンク -[[初代プレイステーションの「起動音」はどのようにして生まれたのか、制作者が25年前を振り返る - AUTOMATON>>https://automaton-media.com/articles/newsjp/20191206-108117/]]
*PlayStation 発売・開発元:[[ソニー・コンピュータエンタテインメント>ソニー・インタラクティブエンタテインメント]] 発売日:1994年12月3日 ---- **概要 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)が初めて手掛けた家庭用ゲーム機。 略称は「PS」や「プレステ&footnote(「捨て」を連想させることからSONY公式としては使用していない)」が一般的。また後継機との区別を明確にする為「PS1」と表記される事もある。 次世代機戦争といわれたシェア争いを制し、当時の覇権を獲得した国民機である。 搭載音源はCD再生によるCD-DA、圧縮ストリーム再生のCD-ROM XA(CD-XA)、内蔵音源として自社製のSPUによるADPCM 24ch。 SPUは[[スーパーファミコン]]に搭載されていたSPC700の後継にあたり、MIDIの統一規格「General MIDI」にも対応している。 各機種に搭載されているSPUは下記の通り。 -CXD2922Q --PU-7、PU-8初期版に搭載 --CXD2922BQ (PU-9), CXD2922CQというバージョンも存在 -CXD2925Q --PU-8、PU-18、PU-20に搭載 -CXD2938Q --PU-22、PU-23、PM-41に搭載 --CD-ROMコントローラと統合 -CXD2941R --PM-41 (2)に搭載 --CD-ROMコントローラ、SPU用RAMと統合 音源の使用傾向としてはCDへのアクセスが頻繁な場合はSPU、それ以外ではCD-DA・CD-XAというケースが多い。 後者の局面は初期ではCD-DAの利用が主流だったが、ゲームボリュームの増加やムービー使用等によりCD-ROMの容量が逼迫してくると音質は多少劣化するが、容量を約1/8に削減出来るCD-XAの活用が増えていった。 制約が軽減され同時発音数も大幅に増加した為、一般的な音楽と表現力の差が少なくなった事からこれ以降のゲーム機において内蔵音源の性能が議論されることは減っていった。 音楽の自由度が増した事からゲーム音楽のジャンルが幅広く多様化し、音楽業界のプロの本格的な参加が増加したのもこの頃からとなる。 また音楽を主体とする『[[パラッパラッパー]]』等のゲームが登場し、ここから「音ゲー」「リズムゲー」と呼ばれるジャンルが定着した。 プレイステーションの起動音を作ったのは『パラッパラッパー』のプロデューサーを務めた元SCEの藤澤孝史氏&footnote(参考:[[初代プレイステーションの「起動音」はどのようにして生まれたのか、制作者が25年前を振り返る>>https://automaton-media.com/articles/newsjp/20191206-108117/]])。 本体起動音とソフト起動音の2種類だが、ゲームディスクをセットした状態で本体を起動するとクロスフェードするように一続きとなる。 低音から高音まで広いダイナミックレンジで奏でられ、次世代機の性能を音の面からも感じさせた。 なお、ソフト起動音は互換機能やゲームアーカイブスに対応している後継機種の[[PS2>プレイステーション2]]、PS3、PSP、PS Vitaでも使用されている。 ---- **参考 -[[鉄拳]](AC版とPS用アレンジ版のBGMをCD-DAで収録) -[[鉄拳2]](BGMがCD-XA収録になった) -[[ファイナルファンタジーVII]](読み込み軽減のため、全てのBGMを統一したサンプリング音による内蔵音源で作成) -[[サルゲッチュ]](プレイヤーの状況にあわせてBGMの再生パートがリニアに変化する) -[[アナザー・マインド]](Roland製SC-88proを使用してMIDIでBGMを作成) -戦国サイバー 藤丸地獄変(内蔵音源でブレイクビーツによる音楽制作) -スタジオP(PSの音源性能を活かした、高い精度で曲作りができるシーケンサー機能を搭載) ---- **収録曲(仮曲名) |曲名|作曲者|補足|順位| |本体起動音|藤澤孝史||| |ソフト起動音|~||| ---- **外部リンク -[[初代プレイステーションの「起動音」はどのようにして生まれたのか、制作者が25年前を振り返る - AUTOMATON>>https://automaton-media.com/articles/newsjp/20191206-108117/]]

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