*オルケストル アーミー 収録作品:[[無限のフロンティア スーパーロボット大戦OGサーガ>無限のフロンティア]] /[[無限のフロンティアEXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ>無限のフロンティアEXCEED]] 作曲者:[[花岡拓也]] ---- **概要 #center(){&font(16,b,i,#DAA520){……おしゃべりはおしまいだと言った。&br()貴様らが、この先でエイゼルを止めるのに&br()ふさわしい者たちかどうか……&br()&br()&font(22,b,i,#DAA520){アタシが見極めてやるよ。&br()つべこべ言わずに……来い。}}} 本作の世界の一つである空中都市国家フォルミッドヘイムが擁する特殊任務実行部隊「オルケストル・アーミー」のテーマ曲にして戦闘曲。 オルケストル・アーミーに絡むイベント及びメンバーとの戦闘で流れる。 なお、オルケストルとはオーケストラのドイツ語訳であり、メンバーは主にブレーメンの音楽隊がモチーフとなっている。 この曲は戦闘曲としては意外なほどに澄んだ音色を主旋律にして構成されている。 それでいて、ピアノやヴァイオリンを思わせる音源が奏でる、美しい旋律の中に、秘められた熱さを感じさせる曲である。 この曲構成でありながら、BPMは140オーバーという意外なほどアップテンポな曲であり、激しい戦闘に負けない盛り上がりを見せてくれる。 なおサントラのライナーノーツでは「黄昏の大地」と真逆の雰囲気でビート刻み系との発注だったそうだ。 作曲者をもって「…それにしても、彼等の登場にこの曲って物凄いインパクト。」と言わしめるだけあり、オルケストル・アーミーのメンバーはそのほとんどが強烈な個性と戦闘力を兼ね備えた者たちばかりである。 そのためこの曲が流れるイベントのいくつかは作中でも特に印象に残る場面となっている。 その中でも真っ先に思い浮かぶのは、初戦闘となるミラビリス城でのキュオン・フーリオン戦。 その幼い魔法少女の見た目に反し、強力な全体攻撃と状態異常で畳みかけてくる序盤最大の難所にして全滅ポイントである。 これに加えて城の仕掛けである像の一つを破壊すると唐突に戦闘になる不意打ちが重なり、準備不足で叩きのめされ、こまめなセーブの大切さを身をもって思い知らされるプレイヤーが続出した。 更に終盤のバレリアネア塔で、リーダーのエイゼル・グラナータ率いるメンバー全員との決戦の末に、かつて引き起こされた「10年戦争」の真実と本作の元凶について明かされるのだが、この前座としてかつてのサブリーダーだった猫獣人のカッツェ・コトルノスが立ちはだかる。 このネコ、たった一人という潔さに裏打ちされた実力者であり、HPが減ってくると様々な精神コマンドを発動させてくる上に、基本HPはラスボスの350000すらも超える驚愕の&font(16,b,i,red){400000}で作中一位。 オマケにこの戦闘直前には普段の飄々とした言動をかなぐり捨てて上記のセリフを放ってくる本気ぶりであり、そのギャップの凄まじさに彼の「漢」を感じさせる。 作曲者が「特に気に入っている曲のひとつ」とお墨付きを与えた完成度に加え、これらの強烈なイベントの数々が追い打ちをかけたことにより、作中屈指の印象深い曲となったのはもはや必然だったと言えるだろう。 ---- **過去ランキング順位 [[第4回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100>第4回の結果3+]] 609位 [[第5回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100>第5回の結果2]] 698位 [[第6回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100>第6回の結果3]] 876位 [[第17回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100>第17回の結果]] 288位 [[みんなで決めるニンテンドーDSの名曲ランキングベスト100>みんなで決めるニンテンドーDSの名曲ランキングベスト100の結果]] 429位 [[みんなで決めるボス戦BGMベスト100]] 253位 ---- **サウンドトラック ***スーパーロボット大戦OG×無限のフロンティア スペシャルドラマ&サウンドトラックDisc #image(https://medium-media.vgm.io/albums/77/8977/8977-1238260231.jpg,width=160,height=160) ***無限のフロンティアシリーズ コンプリートサウンドトラック #amazon(B002S51SBU)