ランペル戦!

ランペル戦!

収録作品:ペーパーマリオRPG[GC・NS]
作曲者:辻横由佳平野義人

概要

本作ステージ4のダンジョン「オドロン寺院」でのボス戦の曲。
清々しいほどネタバレ全開であるが、リメイク版のサウンドギャラリーで20年越しで判明した曲名は間違いなくこの通りである。
この曲はボス曲にも関わらず、ストーリーの流れから複数回聴くことになる曲でもある。
このステージではバケモノがかけたのろいによって、オドロン寺院のカネが鳴る度にウスグラ村の住民が次々とブタにされていくという、初っ端からホラー全開の内容となっており、また村のみならず道中の「ウスグラの道」も不気味な曲で不安を煽ってくる。
勇気を出しオドロン寺院最深部のカネつきどうまで進むと、このステージのボスであるバケモノと対決することになる。
その見た目は前作『マリオストーリー』の終盤のザコ「バケバケ」の系列だと直ぐに分かるのだが、名前が「????」となっている。
曲も滑稽なメロディーの裏でカネの音が鳴る得体の知れない不気味なものとなっており、雰囲気を引き立ててくる。
そしてHPが減ってくると、とっておきの魔法を放ち、なんとマリオのカゲを写し取ってくるのだが、その後は特に問題なくあっさりと倒すことができ、スターストーンを手に入れステージクリアとなる……?

+ ……本当の恐怖
……が、戦闘後も画面が切り替わらず、プレイヤーが動かせるのは倒したはずのカゲのほう。
置かれた状況に理解が追い付かないまま、一人ウスグラ村まで戻るハメになる。
仲間が一切いない中での強敵が犇めくウスグラの道は、冗談抜きに孤独感で心身ともにツライ状況となる。
そして村の入口に近づくと遂にマリオの姿をしたバケモノが現れ、ネタばらしで絶望に叩き落してくる。
名前と体をいただいた事実を付き付け、更には本物になるために消しにかかってくるのだが、チャンスとしてこのバケモノの名前を当てることが出来れば全てを返してやると言ってくる。
が、何かが足りないためこの時点では絶対に当てることができず、戦闘になり逃げる羽目になる。
この戦闘でもこの曲が流れる上に、入口に近づくたびに襲われることからボス曲にも関わらず何度も聴くことになる。
名前も体も、更には仲間達全てまでもが奪われ、トドメにゴロツキタウンにも帰れぬ八方塞がりの状況は、本作最大のトラウマイベントとして今なお語り草である。*1
絶望的状況の中、これまで敵対していたカゲ三人組の一人である「ビビアン」がマリオであることを知らぬままその優しさに触れたことで仲間となる。
そしてたった二人で謎を解き明かし、遂に名前を突き止めバケモノに突きつけるのである。
これにより錯乱し逃げ帰ったバケモノの後を追い、再び訪れたオドロン寺院最深部のカネつきどうにて遂にステージ4のボス「ランペル」との決戦となる。


な…

なんで おまえが
その名前を しってんだよ!?

そんな そんな…

そんな そんな そんな そんな
そんな そんな そんな そんな
そんな そんな そんな そんな

どうして どうして どうして どうして
どうして どうして どうして どうして
どうして どうして どうして どうして

なんで なんで なんで なんで
なんで なんで なんで なんで
なんで なんで なんで なんで

目ぇ~がぁ~ まぁ~わぁ~るう~~っ


ステージ4の真のボス戦では、騙されているこれまでの仲間達までもを総出で相手取る上に、ビビアンも全ての事実を知って戸惑うものの、迷いを振り切りとうとうマリオの仲間になる決断を下すことから、ドン底まで叩き落された分そのカタルシスは計り知れない。
ここに至り、曲が陽気さの中に潜む恐怖と後半のオルガンを思わせる壮大な音色をもって、このステージそのものと、己の存在を掛けたこの負けられない戦いを余すことなく伝えていることを感じられるだろう。
ステージ4のストーリーとバケモノの名が、グリム童話の一つ「ルンペルシュティルツヒェン」に由来することを考えると、どのような考えで作曲されたかは自ずと想像できるはずである。
なおリメイク版は原曲を尊重しながらも追加フレーズと決着時の専用メロディが加わっている。
更には真のボス戦用の曲として「ニセマリオ戦!」も用意されており、聴き比べてみるのも面白いだろう。
余談であるが、このステージ4で仲間になるビビアンであるが、見た目も仕草も女の子なのだが、実は男の子。
中々に凄い設定であるが、これはリメイク版でも一部のセリフが修正された以外は特段変わっていない。
更なる余談だが、このステージ4のタイトルである「ブタのためにカネはなる」は、12年前の作品の自社パロディだったりする。

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最終更新:2024年06月09日 01:08

*1 ウスグラ村へ行くドカンの通り方は、自分の名前を書いたものを身に着ける必要があり、ステージ4突入直前のイベントがまさかの伏線だったのである。