声の漂う波間まで

こえのただようなみままで

収録作品:メイド イン ワリオ[GBA]
作曲者:吉冨亮二

概要


お客さん、ツウやね~。

ここはダイヤモンドシティの穴場スポット。

心を和ませたいとき、イライラしたいとき、ヒマなとき、

みんなここで耳をすませて、楽しむんですわ。


本作の登場キャラクター「ドリブル&スピッツ」が担当するプチゲームステージ<ジャンル…SF>でながれるBGM。
このゲームはプチゲームごとに専用のBGMが流れるのが基本だが、ストーリー性と個性の強い一部ステージは専用のBGMが流れ続ける仕様となっており、この曲もそのうちの一曲となっている。
曲名の由来は、本作の舞台であるダイヤモンドシティの地名からであり、ここまでタクシー客を送り届けるのがストーリーの流れとなる。

雨が降る運転中のタクシーのラジオから流れている曲という設定ということで、昭和のフォークソングの趣のある曲となっている。
また一曲が終わると、「カチッ」という音とともに、曲調が仄かに変わったアレンジ曲に切り替わる粋な計らいも施されている。
心地よい音色と優しい歌声は、ノスタルジックな気分になること請け合いであり、車のワイパーの音が鳴るステージの雰囲気と絶妙にマッチすることもあり、本作の曲の中でも特に印象に残る曲である。

本作のネームエントリーでLボタンを押すことで聴くことができるが、ここではステージ中で使われた原曲とアレンジ曲三曲に加えてインストルメンタルの計五曲が収録されている。
後年『ニンテンドー サウンドセレクション vol.3 ルイージ』に収録された際は、原曲と次に流れたアレンジ曲の二曲を繋げて「声の漂う波間まで(春夏編)」の名で収録していることから、原曲とアレンジ曲三曲は春夏秋冬で区分けしていることが推測できる。
なお作曲者はこのサントラで吉冨氏と明かされているが、その際のライナーノーツの内容がなかなかはっちゃけていたりする。

波間にね、漂ってるんですよ…声が。月が痩せてもずっとそこに、「ゆら
ゆら」と「しゅぷしゅぷ」と。ダイヤモンドシティはずれの海岸で、誰かが
忘れていったコトバかな…。

歌詞については、本作のサブゲーム【なわとび フォーエヴァー】で確認することができる。
また次回作の『あつまれ!メイドインワリオ』のムービーでも確認することができる。
歌詞の意味がよく分からないと言われるが、この内容はストーリーのオチも含んでいるためだと思われる。

+ 超展開の顛末
目的地の海辺に到着すると、タクシーから降りた客はなんと人魚に変身。
そのまま海に飛び込み、手を振りながら大海原に去っていくのを見送るドリブルとスピッツ。
最後にあることに気づく。
「あれ? おカネ もらってないかも…。」

歌詞

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こがね色の あなたのクーペ
たっぷり バターをぬってあげるわ
まちをぬけて さんばしへ
Let's Go Let's Drive
息を止 めを閉じて
1・2・3
ぬれるほほ むちゅうでおよげ
そして
なみまに ただよい 声をふりきって
ねぇ
こがね色の あなたのクーペ
ささやく 波間でひとやすみ

過去ランキング順位


サウンドトラック

ニンテンドー サウンドセレクション vol.3 ルイージ


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最終更新:2025年03月12日 11:30