戦闘!スグリ

戦闘!スグリ

決戦!スグリ

戦闘!チャンピオンスグリ


概要

おれ…… けっぱるね!


本作のダウンロードコンテンツ「ゼロの秘宝」の前編・後編を通してのライバルとなる「スグリ」の戦闘曲。
正式な曲名はサントラの発売をもって全曲公表された。
また作曲は全て足立氏が務めている。
DLCのストーリーの中核を担うのみならず、シリーズ屈指の壮絶な展開を巡ることから、一キャラクターとしては前代未聞となる一作品においてなんと三つ、テラパゴス戦も含めるとなんと四つも専用曲を持つ破格の扱いとなっている。
最初の曲である「戦闘!スグリ」は、姉のゼイユと共に前編・碧の仮面の舞台であるキタカミの里の出身ということもあり、どことなく昭和テイストを感じさせる趣の曲である。
足立氏はサントラのライナーノーツにて、キタカミの里関連の曲は「和風」としながらも「現代であること」「日本の北にある田舎」「昔話要素」「異国から来た文化」など、シーンによっては一部矛盾するような要素も入り混じらせながら作曲したことを明かしている。
クールながらも闘争心を感じさせるゼイユに対して、明るさの中にシリアスな旋律を持つヴァイオリンの音色が特徴的な曲となっており、何故か気持ちが落ち着かないどこか不安定な印象を抱かせる曲である。
また前半の可愛らしい木琴の音色の裏で規則正しく刻まれるハイハットの音が繊細な感情を反映しているようである。
この曲で合計四回対決することになるのだが、オーガポンを巡るストーリーを進めるにつれ、次第に心を開いた主人公とすれ違うようになっていく。


まだ ()けてない!
もう…… ()けたくない!


そして終盤の恐れ穴の前において主人公に懐くオーガポンを見て、遂にオーガポンへの憧れと主人公への嫉妬が爆発し、オーガポンとのパートナーを賭けての決戦となる。
この「決戦!スグリ」も最初の曲と基本フレーズは同じなのだが、イントロからして威圧感全開の有様であり、メインを張っていたヴァイオリンが荒々しいエレキギターになっており、アウトロに至ってはノイズが入る変貌ぶりである。
これまでの感情が溢れだし抑えることができなくなっていることが曲からも分かり、前編のエピローグと合わせて後編の彼を心配する声が後を絶たなかった。


後編となる藍の円盤では、血がにじむほどの努力の末になんとブルーベリー学園の頂点となるブルベリーグチャンピオンの座に就いている。
だがその反動で穏やかな性格が一変し、バトルへの勝利しか目に見えなくなるほどの苛烈な性格と風貌になってしまっていた。
楽しくバトルをしていた以前の彼に戻すため、周りの期待を背負い、ブルベリーグ決勝戦にて遂に対峙することになる。


(おれ)は 間違(まちが)ってない……
(こた)()わせ させてもらう!


この決戦はチャンピオン戦史上初のダブルバトルであるが、手持ちのポケモンはカミッチュの進化系であるカミツオロチ以外が総入れ替えの上、ドン引きレベルのガチ仕様と化している。
その証拠に、初っ端からニョロトノのあめふらしとカイリューのぼうふう・かみなりのコンボをかましてくる始末であり、四天王以上にダブルバトル用の戦法を駆使して容赦なく攻め立ててくる。雨降る中での戦闘はスグリの心情を表しているようで物悲しい。
戦闘曲の「戦闘!チャンピオンスグリ」はもはや原曲の面影が分からなくなりかけるところまで行きついてしまっており、主旋律のエレキギターは尋常ではないレベルで暴れ狂い、ヴァイオリンの音色が重苦しく響き渡る、威圧感と攻撃性が全開の曲となってしまった。
終いには決着後も「トレーナーに勝利!」が流れずにこの曲が鳴り続けており、スグリが敗北を認めていないことを示している。
ここまで感情が暴走した曲はライバル戦及びチャンピオン戦の曲としては前例がなく、同じく焦燥感に満ちた曲として『ポケットモンスター ブラック2・ホワイト2』での「戦闘!ゲーチス」が出てきてしまうしまうことからも、この曲の闇の深さがトンデモないものであることが分かるだろう。


その後エリアゼロ最深部「大空洞」の調査に同行し、そこで「ゼロの秘宝」ことテラパゴスを見つけることになる。
ここで遂に主人公への憧憬と自分自身への絶望が噴出し、感情のままテラパゴスをマスターボールで捕獲してしまい、主人公へ再度挑むことになる。
ここでの曲は、原曲がはっきり分かるのはイントロのみであり、主旋律はこの後に控える「戦闘!ゼロの秘宝 テラパゴス」のフレーズになってしまっている。
原曲の名残はベースラインの荒いエレキギターを残すのみとなっており、なにより曲名が「戦闘!テラパゴス」であることからも分かるように、曲が完全にテラパゴスの物となっておりストーリーの主導権がテラパゴスに移っていることを示している。


この戦いの果てにスグリが手に入れることになる答えと結末は、ぜひその目で見てほしい。
その時、「ゼロの秘宝」に秘められたもう一つの意味を知ることになるだろう。


ゼロから また (おれ)と……
友達(ともだち)に…… なってくれる?


また番外編でも戦う機会があり、その際は「決戦!スグリ」が流れるのだが、これまでのストーリーを巡ってきたこともあり、あの時とは印象が違ってくるはずである。
シチュエーションが曲に与える影響が大きいことを感じられるだろう。

過去ランキング順位

みんなで決める2023年の新曲ゲーム音楽ランキング 9位(チャンピオンスグリ)、47位(決戦!)、210位(戦闘!)

サウンドトラック

Nintendo Switch ポケモン スカーレット・バイオレット+ゼロの秘宝 スーパーミュージック・コレクション


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最終更新:2024年04月24日 05:39