白き鳩の詩
収録作品:
原神 [PS4/PS5/Windows/XboxSX|S/iOS/Android]
作曲者/編曲者:李洋
詞:項柳
歌:亦楽
VIDEO
楽曲『白き鳩の詩』は、魔神任務 空月の歌・第8幕「真実の月」において、最終ボス「ドットーレ」とのイベントバトルで流れるBGMである。
本曲が聴けるのはナタのイベントバトル同様、魔神任務の本編攻略時のみであり、特別感溢れる一曲となっている。
週ボスとしての再挑戦時には、前哨戦である『七見断滅智論抄』までしか流れないので、この曲が流れる瞬間こそが、旅人にとっての「真の決戦」を象徴する存在となっている。
歌詞はナド・クライのメインテーマ同様、すべてラテン語となっている。
Domina,o luna nostra,mitte lucem tuam ( あぁ、我らの月よ、その月光を注ぎたまえ )
Caedes immanes,sopores necesse ( いかなる殺戮と争いによって悲しみが繰り返し )
non possent lucem et nostram spem necare ( 死が待っていようとも、月神がもたらす希望の前には無力であることを知れ )
ストーリーでは、ドットーレの作り出した三月(さんつき)の力を取り戻すため、仲間たちが総力を結集。
各国のキャラクターが入り混じる共闘の構図を反映するように、その音楽性は多国籍な楽器が織りなす「ワールドミュージック」の色彩を帯びている。
『ナド・クライ』のメインテーマを土台にしつつも、疾走感あふれる壮大な旋律へと昇華している。
Vola,columbula nostra,vola quom luce lunae ( 羽ばたけ、我が妹よ、月光を纏い飛ぶのだ )
Vola,cara columbula,sine fine vola ( 羽ばたけ、コロンビーナ、悠久の空を )
Vola,cara columbula,ad sublunaria ( 羽ばたけ、ハイポセレニア、世界の果てまで )
演出としては、コロンビーナのある意味自己犠牲的精神と、メインヒロイン+仲間たちで巨悪を倒す勧善懲悪ものという、
スメールとナタのストーリーのハイブリッド型といえるだろう。
どちらも評価が高いシナリオなので、このいいとこ取りのストーリーは、当然の如く旅人から高い評価を得ている。
もちろん、この曲のクオリティもそれに寄与していることは、言うまでもないだろう。
Audite fati campana sonat ( 運命を告げる鐘の音が響き渡る )
Aestus attulit spemque liberam ( 月は満ち、希望を手に、鳩は籠から解き放たれた )
Annorum mille mala,atra mala ( 大いなる悪と深い深い闇 )
A patria sub luna ablutum ( 月光に導かれ、母なる大地に祝福され )
Ad caeruleum mare rapietur ( 蒼き海の底へ落ちていく )
Assurge o luna,tenebras illumina ( 月光よ、天高く降り注ぎ、その闇を払いたまえ )
本来、争いを好まない無垢な子供のような性格であるコロンビーナが、ドットーレという存在を「絶対的な敵」と見なした際に見せる怒りの感情 。
それが、以下の歌詞に如実に描かれており、否が応でもテンションが爆上がりすることだろう。
コロンビーナの友達であるサンドローネが破壊されるという悲劇も相まって、絶対に負けられない戦いとなる。
Dum nulla supersit o sedes aerumnae ( ナド・クライから幾多の苦しみが消え去り )
Ut impii lunas usurpantes nullas sedes habeant hoc modo ( 月を奪わんと、神を名乗る存在が二度と現れぬよう )
In atra tenebris perpetuo mergantur ( 彼奴を、永遠なる深淵へと堕とせ )
余談曲名の「白き鳩」とは、無論コロンビーナのこと。英題だと『Columbina's Poem』とド直球なタイトルとなっている。
動画内のファルカとアルレッキーノとニコが協力するシーンで流れる『枝を運ぶ帰途』には、ナド・クライのフィールド戦闘曲である『雪浪の疾走 』のフレーズが組み込まれている。劇伴としてもこれ以上ないほど相応しい一曲と言える。
最終更新:2026年07月30日 16:44