ゼロ
概要
本作のOP、及びに最終ミッションで流れる楽曲。
オーケストラによる導入部と一転して流れる女性ソロ。
次いで始まるクラシックギターとカスタネットによるフラメンコの演奏。
加熱していく両者の煽りを受けて叩き付けられる厚いコーラス。
非常に扇情的なメロディと重厚な伴奏が
- 衝撃的な最終ミッションへの導入
- そして危機的な戦況下で繰り広げられる強敵との"決闘"
というシチュエーション下で流れるため、プレイした者に強烈な印象を残す一曲になっている。
印象深いサビのコーラス部には
前作の最終ミッションの楽曲「
The Unsung War」の歌詞が引用されている。
歌詞自体は今作の内容と無関係だが、前作の前日譚である今作との歴史の繋がりを意識しての引用である。
ただし、歌詞が聞き取りにくい箇所があり、本作に合わせて歌詞を改変しているのでは、と指摘する者もいる。
また、作曲者の小林氏はサントラでこの曲の詳細について以下のように語っている。
最終面の曲「ZERO」は、実は開発序盤に作られた
曲です。ここで、『エースゼロ』の核と言える部分を
固めました。1分過ぎからの女性ボーカル部分。皆
の思う平和の形が違う、ただそれだけのために戦わ
なければならない"矛盾"を描いている『ゼロ』のテ
ーマです。2分前からは、舞うように大空を駆けなが
ら甘えの許されない戦いへ望む。"戦い"そのもの
を描いてます。そして、3分頃からは、『ゼロ』のお話
から15年先…つまり『エース5』の物語へと橋渡しを
する。そんな一大構成を組んでみたわけです。
この曲に合わせての「正面からの一騎打ち」はまさに"決闘"と呼ぶに相応しく、ミッションの最中に敵機体から送られてくる上記のような無線会話に加えて、刻一刻と迫り来る時間制限との相乗効果で非常に緊張感を煽るBGMとなっている。
曲単体で聴くのも勿論よいのだが、この曲は是非プレイしてその緊張感を味わって欲しい。
本ランキングでは第1回よりランクインし続ける古参の曲の一つである。
STG音楽としては今なお多くのランキングにおいて上位の順位を記録し続けており、その人気はいまだ健在である。
歌詞
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<原文>
Cum historia mutat valde
Razgriz revelat ipsum:
Primum daemon scelestus est.
Cum potentia sua
Daemon fundet mortem in terram:
Deinde moritur.
Cum somnus finit,
Razgriz surget iterum:
Magnus hero est.
<邦訳>
歴史が大きくかわるとき、ラーズグリーズはその姿を現す。
はじめには、漆黒の悪魔として
悪魔は、その力をもって大地に死を降り注ぎ、やがて死ぬ。
しばしの眠りのあと、
ラーズグリーズは再び現れる。
英雄として現れる。
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歌詞(空耳) |
歌詞(空耳)
<原文>
Cum historia mutat valde
Razgriz revelat ipsum
Primum daemon scelestus est
Cum historia mutat valde
Razgriz revelat ipsum
Surget cum table
Cum historia mutat valde
Razgriz revelat ipsum
Cum somnus finit
Razgriz surget iterum
Veniet!
<邦訳>
歴史が大きく変わる時
ラーズグリーズはその姿を現す
初めは、漆黒の悪魔として
歴史が大きく変わる時
ラーズグリーズはその姿を現す
円卓へと昇華しながら
歴史が大きく変わる時
ラーズグリーズはその姿を現す
しばしの眠りの後
ラーズグリーズは再び現れる
来たれ!
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最終更新:2024年08月22日 23:57