エイトメロディーズ
概要
糸井重里監修の
任天堂RPG『MOTHER』のテーマソング。CMにも使われた。
その名の通り8つの短いメロディに分かれており、集めきる事で一つの曲となる。
冒険の舞台のあちこちに散らばっている8つのメロディを集める事がこのゲームの大きな目標であり、集め終わった時に明かされる、とあるキャラと場所の真実は必見である。
またラスボス・ギーグへの唯一の対抗手段でもあるが、なぜこの曲だけがギーグに有効なのかもれっきとした理由がある。
劇中のBGMがストーリーの根底に大きく関わるという、当時の家庭用RPGにおいても珍しいつくりであった。
エンディングスタッフロール(GBAではエピローグシーン)でも使用され、後半に「
MOTHER EARTH」のパートが加わっている。
演出・システム・ストーリー全てを絡ませた、MOTHERという作品を代表する一曲と言えるだろう。
「週刊ファミ通 2019年8月15日増刊号」での通巻1600号記念企画「ゲーム音楽 最高の1曲」では、「
仲間を求めて」と共に8位にランクインしている。
サウンドトラックに収録されたアレンジは編曲をマイケル・ナイマンが担当。シンプルながらも心に沁みる歌詞を、セント・ポール大聖堂聖歌隊がさながら聖歌の様に歌い上げるというゲーム音楽としては他に例を見ない豪華さとなっている。
ちなみに、このボーカル版はゲーム発売前の段階で制作されていたものらしく、TVCMのBGMとして使われていたため先行して耳にする機会が存在していた。
また発売当時から割と最近まで、小学校の音楽の教科書(教育出版株式会社発行「音楽 6」)に合奏曲として採用されていた事もあるのは有名な話。
『MOTHER』を知らずに合奏していた諸氏も多いのではないだろうか。
過去ランキング順位
サウンドトラック
MOTHER [Soundtrack]
最終更新:2024年01月03日 20:25