たなか ひろかず
任天堂に所属していたゲーム音楽作曲家。現在は株式会社クリーチャーズ クリエイティブフェロー。
別名義として『Hip Tanaka ex.』、『Hip Tanaka.β』、『大人ブランコ』、『たなかひろかず』がある。
任天堂入社以前は数々のロックバンドで活躍し、特に強く影響を受けたレゲエのバンドは入社以後も活動を続けていた。
1980年に任天堂に入社後、開発第一部に所属し独学で音楽制作を学びアーケードゲームやゲーム&ウオッチでサウンドを担当する。
当時はプログラマー兼サウンド開発という形で働いており、ゲーム&ウオッチの作品の企画及びゲームプログラムも行っていた。
後にファミコンやゲームボーイの音源開発にも関わっており、『
バルーンファイト』や『
スーパーマリオランド』など、ハード初期の作品でも、音源を上手く使いこなした楽曲を作成した。
ゲームボーイの様な制限された音源だからこそ、限られた中で自分を表現するための工夫を重ねることで、新しい作曲の可能性を広げることができるなどと、作曲の秘訣は試行錯誤と、それを生み出す余裕である本人は語っている。
1999年に任天堂を退社し、同年にクリーチャーズへ入社。2001年同社の取締役社長に就任。2023年5月取締役社長を退任。
ゲーム音楽だけでなく、アニメの『ポケットモンスター』の主題歌の作曲も手がけており、有名な「
めざせポケモンマスター」や「ポケモン言えるかな?」は田中氏が作曲したものである。
その他にも現在まで『たなかひろかず』名義でアニメや映画ポケモンの多くのOP、EDを手がけている。
また、同名義でNHKのみんなのうたなどにも音楽を提供している。
作曲作品の一例
代表的な曲
外部リンク
最終更新:2025年04月09日 22:57