えいゆうのあかし
概要
当初は民族音楽風にしてくれと依頼されたが、作曲の
甲田雅人氏はゲームの舞台が壮大であったため、この曲は是非ともオーケストラにさせてくれと強く頼み込んだという。
ゲーム中でも様々なアレンジが使用されており、特にラオシャンロン戦の最終ステージで本曲のショートバージョンの「最終決戦」が流れる演出はプレイヤーからの評価が高い。
シリーズのオープニング、エンディングやプロモーションビデオなどで本曲がアレンジされて使われることも多いが、
特定のモンスターとの狩猟中に条件を満たすことで戦闘BGMが各作品のアレンジ版に変化するため、ゲーム内ではこちらの使い方でよく耳にすることになるだろう。
また、各作品のクエストクリアBGMは本曲をアレンジしたファンファーレから始まり、メインテーマのアレンジに移行する流れがお約束となっている。
『
モンスターハンター3』では
小見山優子氏によるアレンジバージョンが使用された。
こちらも生のオーケストラによる演奏だが、原曲よりもトランペットが強調されている。
前奏あり・なしでバージョンが2つ存在し、前者は「英雄の証/3(tri-)Version」、後者は「英雄の証/3(tri-)ver.」として収録されている。
ゲーム内では後者がジエン・モーランに撃龍槍を命中させると流れる。
『
モンスターハンター4』では
茅根美和子氏によるアレンジが使用された。
こちらも生のオーケストラによる演奏であり、『
モンスターハンター3』のアレンジよりも原曲に近いアレンジとなっている。
ゲーム内ではダレン・モーランに撃龍槍を命中させる、ゴグマジオスに巨龍砲を命中させると流れる。
『
モンスターハンターダブルクロス』では原曲を大幅にアレンジしたバージョンが使用され、本曲では初の混声コーラスが使用された。
ゲーム内ではラオシャンロンに撃龍槍を当てるとMHP2G以前の「最終決戦」が、アトラル・カ最終段階でMHXXverが流れる。
『
モンスターハンター:ワールド』では本曲も他作品と同様の使い方で使用されているが、『
星に駆られて』という曲がPVなどでもメインテーマとして前面に押し出されている。
またワールドでは、『
星に駆られて』に『英雄の証』を組み込んだアレンジ曲『名もなき狩人の矜持』が存在する。
この楽曲もPVにて使用されているが、前半の『
星に駆られて』ベースのパートでは新大陸におけるモンスターの生態系や調査団の面々がピックアップされた映像が流れる。
しかし、『英雄の証』のフレーズが入ると同時に、ハンター(プレイヤーキャラ)による各武器の見せ場シーンへと移行する構成となっており、『
星に駆られて』は舞台となる新大陸のメインテーマ、『英雄の証』をハンター達のメインテーマとして位置付けていると思われる。
ゲーム内ではゾラ・マグダラオスに撃龍槍を命中させると流れる。
『
モンスターハンターライズ』では、和風混声コーラスのRise verが、サンブレイクにて西洋風アレンジのSunbreak verが新たに収録された。
ゲーム内ではイブシマキヒコのHPが減る、百龍ノ淵源に操竜大技を当てると前者が、ガイアデルム第三段階で後者が流れる。
余談だがかつて
カプコンに所属していた
牧野忠義氏はこの曲を聴いて感動し、
カプコンに興味を持ったとインタビューで語っている。
また、平成25年度自衛隊音楽まつりのオープニングなどで本曲が演奏されたり、なんと東京オリンピックの開会式の選手入場で演奏されたりと、単なるゲーム音楽の域を超えた名曲として愛されている。
バラエティ番組などのBGMとして本曲が使われることも多く、
モンスターハンターシリーズをプレイしたことがなくても本曲を知っている人は多いだろう。
そして『モンスターハンターワールド:アイスボーン』では、復活した黒龍 ミラボレアスに撃龍槍を当てると、なんと初代英雄の証の短縮版「最終決戦」が流れる。
ラオシャンロン戦で流れたあの曲が満を持して流れるという、初代から遊び続けたハンター達へのファンサービスである一方、相手はどこからでもクエスト失敗がありえる歴代最強のモンスター。
文字通りの最終決戦を彩る一曲として多くのハンターを鼓舞する演出となっている。
過去ランキング順位
サウンドトラック
モンスターハンター サウンドトラック ブック
モンスターハンター 狩猟音楽集
MONSTER HUNTER 2004-2012[LIFE]
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最終更新:2025年03月15日 09:27