自由の代償

じゆうのだいしょう


概要


夢を抱きしめろ
そしてどんな時でもソルジャーの誇りは…
手放すな!
いらっしゃいませー!

本作のエンディング(11章)におけるラストバトルで流れる曲。

穏やかで寂寥感のあるギターサウンドが特徴的で、一見するとバトル曲には不釣合に思えるメロディである。
しかしこのバトルに至るまでの流れ、シチュエーション、バトル中に挿入されるD.M.W演出との相乗効果と、もの悲しい曲調でありながら、妙に明るくも感じる旋律がマッチしており、プレイヤーに強烈な印象を刻み込む。

このバトルは非常に有名なシーンであるが、あえてぼかした言い方をすれば、「ザックスが主人公のゲームのラストバトル」という表現で、どのようなシチュエーションなのかは察していただきたい。
ちなみに曲名はラストバトル直前の「ったくよ――自由の代償は高いぜ」という台詞からきているようだ*1

また本曲はラストバトル以外の場所でも3章のイベントで何度か流されているが、前述した通り一見するとバトル曲には不釣合に思える哀切メロディであるため、本曲がラストバトルで流れることを予見できたプレイヤーはまずいないだろう。

以下はラストバトルで使用されるD.M.W演出に関する詳細。
+ 重大なネタバレにつき閲覧注意
D.M.Wはザックスの記憶と精神を表しているらしい。
そのため特定のキャラクターに遭遇することでリールの絵柄の種類が増えるのだが、ラストバトルではD.M.Wの絵柄が乱れ、回転が遅くなっていくことで薄れゆくザックスの意識が演出されている。

アルティマニアのインタビューによると、
「つなぎとめておきたい記憶が少しずつ失われていく」というのを
心の映像が現れては消えていく形で表現し、ザックスの精神が壊れはじめたことを
「リールがなかなか止まらない」という形で示したつもりです。
とのことで、この演出に対する評価はとても高い。

ちなみに、このバトルでは絶対にリーチが発生しない。
また、カーズ状態でも、SPが10未満でも強制的に回転する。

過去ランキング順位


サウンドトラック

クライシス コア -ファイナルファンタジーVII- オリジナル・サウンドトラック


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最終更新:2024年04月10日 11:25

*1 また5章の間にソルジャー司令室へ行ってみると、抹殺云々の会話の中でラザードが「自由への代償とは、高いものさ」と語っている。