サンシロウ

サンシロウ

収録作品:がんばれゴエモン ~でろでろ道中 オバケてんこ盛り~[N64]
作曲者:近藤篤、栗田博生、北川保昌、加藤裕介、安慶名伸行

概要

エリア3の城ステージである『魔人城』で流れるBGM。三番目の城なので曲名が「サンシロウ」だとか。本当はどうなのかは不明。
まずイントロから笛の「ヒュ~ドロドロ」(怪談などで人魂とかが出てくる時に流れる音)という音色が入りだす。
このステージは全体的に薄暗く、さらに血の池やギロチンなどの怖いギミックが満載で、魔人城のおどろおどろしい雰囲気をよく表現している。
では曲の方も怖いというとそうでもなく、叙情感と疾走感溢れるメロディーが展開される、いかにもゴエモンらしい音楽になっている。
魔人城は各城ステージの中でもかなりの長丁場かつ難しいステージなので、プレイヤーにとっても印象に乗りやすい。

城ステージの音楽と言えば、ステージ進度に応じてアレンジが変わるという仕様があるが、このサンシロウもインパクトのあるアレンジが施されている。
全三パートから構成されており、ステージ後半へ進むと太鼓とドラムの音が増加。さらに途中からメロディーが無くなって、太鼓+ドラム+三味線の独奏パートに突入。
特にループ直前のオーケストラヒットを被せたドラム連打が熱く、クライマックスをこれでもかと感じさせる。

厳密には『曲調そのものが段階を経て三段階に展開する』という構成であり、『同一メロディの繰り返しで段階ごとに音数が増えて行く』というパターンである『Burning My Soul』や『地底の楽園』と比較して、もっとも変化がわかり易く起承転結のハッキリした構成になっているのが特徴である。

ゲーム中では各階層に対応したパートのループ*1となっているが、BGMの仕様上、各段階ごとに違和感なく自然に繋がるように構成されているため、サントラでは三パート通しで演奏し三段階目終了後に三段階目の冒頭にループしてフェードアウトという構成になっている。
ゲーム中では楽曲の構成と曲の切り替わりのタイミングの都合上、現在通過中のエリアにおけるパートがループまで到達していない状態で次のエリアに入った場合、中途半端なところで次の段階が始まるようになっている。

後に『パチスロがんばれゴエモン』でも超大江戸チャンスのBGMとしてアレンジ版が使われている。

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サウンドトラック

「がんばれゴエモン~でろでろ道中おばけてんこ盛り」オリジナル・ゲーム・サントラ


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最終更新:2024年10月31日 12:32

*1 夢幻城ステージの魔人城エリアのみ、クライマックスらしく第1段階が省かれ、エリアごとに第2段階、第3段階のループで固定