Hightension Wire

ハイテンション ワイアー

収録作品:聖剣伝説3[SFC]
作曲者:菊田裕樹
ToM編曲者:山﨑良

概要

風の回廊のボスである「ツェンカー」と風の神獣「ダンガード」、そしてドラゴンズホールのボス「紅蓮の魔導師」との対決で流れる曲。
多数の個性豊かなボス戦BGMを持つ聖剣伝説3において、全般に渡って疾走感に溢れる曲である。
リズミカルで力強いドラムをバックに後半の笛の音色が風の軽やかさを感じさせる曲であり、この曲が使われるボス戦は総じて「風」や「空中」と関係する展開となっている。
最初にこの曲が流れる「ツェンカー」は、作中初めて通常攻撃の届かない空中戦を仕掛けてくる動きの素早いボスであり、風の全体魔法を使いこなす無対策では苦戦必至のボスである。
リメイク版でも、必殺技のスーパーソニックが作中初のチャージ技に設定される等、ここからボス戦の難易度が本格的に上がっており、ノーフューチャーモードだとより実感しやすい。
風の神獣「ダンガード」との対決は、作中唯一となるフラミーの背に乗っての文字通りの空中戦である。
八体の神獣の中で最大のHPを誇るのみならず、上視点と横視点の二画面が交互に展開される特別仕様のため、長期戦になりがちとなるが、それでも高速で移動する背景と風を司る強大な敵が緩急のある曲調と良く合っており、飽きの来ないものとなっている。
そしてデュランかアンジェラを主人公にした場合、敵本拠地ドラゴンズホールで対決する「紅蓮の魔導師」もこの曲である。
「風」の属性と全く関係のないボスであるが、断崖絶壁を背景とするドラゴンズホールの最深部で古代魔法「エインシャント」に代表される強大な魔法を矢継ぎ早に繰り出してくるため、意外に合った選曲であったりする。

さらにリメイク作『聖剣伝説3 TRIALS of MANA』では追加エピソードにて、リースのクラスチェンジアイテムである慈愛のオーブの守護者「エンプレスビー」との対決にもこの曲が使われた。
風の王国ローラントの王女であるリースが天かける道にある眠りの花畑で、同じ系統の技を使うギャルビー系全種とその最上位種を相手取る展開のため、この曲になるのはある種必然だったと言える。
なお原作の時点で強モンスターとして恐れられたギャルビー系の4種を一編に相手にしなければならないため光弾槍を始めとする必殺技の雨嵐となり、「エンプレスビー」に至っては今作で強化された竜牙槍までぶっ放してくる始末。苦戦は確実である。

疾走感のある曲調と、曲にマッチした各ボス戦、そしてそれらが合わさり印象深い戦闘となったため、聖剣伝説3の戦闘曲の中でも人気のある曲となっている。
シリーズ全体でも知名度のある曲のため、『聖剣伝説 25th Anniversary Orchestra Concert』ではアンコールでこの曲が披露され、コンサートのトリを飾っている。

過去ランキング順位


サウンドトラック

聖剣伝説3 オリジナル・サウンド・ヴァージョン


聖剣伝説 25th Anniversary Orchestra Concert CD



関連動画

『聖剣伝説3 TRIALS of MANA Original Soundtrack』クロスフェードPV

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最終更新:2022年11月01日 18:05