To the Edge

窮(きゅう)すれど敗(はい)せず、我こそが第一の『救い』……
最初の英雄(えいゆう)にして、最後の反逆者(はんぎゃくしゃ)……！

パッチ5.0から始まった「漆黒のヴィランズ」の物語。その結末であるパッチ5.3「クリスタルの残光」のクライマックスを飾るボスバトルのBGM。

これまで漆黒のシナリオ中で手助けしてきた人たちから、逆に今度は手助けを得ながらラスボスのもとへ駆けつけ、ボスにも譲れない理由があるのもわかった上で雌雄を決する。
ラスボスもプレイヤーも、お互いに自分の世界を背負って戦っているのだ。

曲は漆黒のヴィランズメインテーマ、及びラスボスに縁の深い土地のフィールドBGMのアレンジで構成されている。

また、作曲者の祖堅氏が病室で癌との闘病生活を送っている間に、シナリオライターの石川夏子氏を中心にコンタクトを取り合いながら制作していたというエピソードが、オンラインファンフェスティバルで明かされた。病室でブースのセットを持ち込むよう意気込んだのは、祖堅正慶自らだった。

曲名の意味は直訳するならば「刻限へ」。曲のあちこちに挿入される急かすような時計の秒針の音、そして「全てを始めるためには、まず終わらせなければならない」という歌詞が、そのあたりを意識しているのだろう。

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