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その空間はまるで終わりが無いかのような永久の闇に満ちていた……。
一切の光を許さないその中心には一つのテーブルが、そしてそれを三人の男が周りの闇と同化するかの如く囲んでいた。
其処は周りの闇よりもさらに深い混沌の間。
一切の光を許さないその中心には一つのテーブルが、そしてそれを三人の男が周りの闇と同化するかの如く囲んでいた。
其処は周りの闇よりもさらに深い混沌の間。
「今から僕たちがやる『これ』はこの世の理を超えたものだということを今一度再確認してもらいたいんだけど、どうかな二人とも?」
優男が平然とした態度で、そして焦りも不安もない余裕の表情でこの場にいる他の二人に問いかけた。
「ンフフ、そんなことは言われなくても分かっていますよ。『これ』がどれほどありえないか、そして想像もつかないほどの面白さを秘めているかってことぐらいね」
「『これ』が成功した場合、僕らの今までの常識は全て覆るでしょうね。確実に」
二人の発言には恐れや不安の色は皆無であり、それを理解したのか優男はニヤリと顔を歪ませた。
「僕にも想像もつかないよ……。しかし、いいのかい二人とも?我が子も同然の彼らを『これ』に参加させちゃっても?」
「ンフフ、何を今更。それにね、キャラに愛着を持つのはいいんですけど、度が過ぎますよ。彼らは僕らの神様じゃないんだから(笑) 私は私の作品を偶像視したくないんです」
「そんなこと言ってるけど、君はどうなんだい?」
「僕かい?そんな感情はとっくに捨ててきたよ。君たちと一緒さ」
三人は互いに笑いあった。
しかしその笑みに善意などはひとかけらもなく、無限に湧き続ける悪意の塊だけがそこにはあった。
「さて、そろそろ始めようか。今より始まる宴の成功を、そして僕らの未来を祈って―――――」
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薄暗い空間で男は目覚めた。
以前の記憶は無く、何故自分がここにいるかは全く理解できていなかった。
しかしそれはこの場にいる全ての者がそうであるようで、空間は不安の色で溢れていた。
以前の記憶は無く、何故自分がここにいるかは全く理解できていなかった。
しかしそれはこの場にいる全ての者がそうであるようで、空間は不安の色で溢れていた。
(ここは何処だ?一体誰が俺をここに?)
軍服に身を包んだ中年の男は周囲を見渡した。
(……数十人はいるな。国籍も性別もバラバラなようだが……、ん?何だあの服装は?今の時代あんな格好をした奴がいるなんて…。しかも何人も…)
彼、ソリッド・スネークが視線を移したその先には全身真っ黒な鎧で身を纏った者が立っていた、が、しかしそれは一人ではなく別方向にも同じように全身真っ黒な鎧の者が。
さらに鎧を纏った者は彼らだけではなく、他にもあちこちに数人ほど確認できた。
さらに鎧を纏った者は彼らだけではなく、他にもあちこちに数人ほど確認できた。
(俺はファンタジーの世界にでも迷いこんでしまったのか……?……ん、あいつは……オタコン!オタコンじゃないか!)
自分よりも遥か前方にいる白衣に身を包んだ男、オタコンことハル・エメリッヒを肉眼で確認したスネークは、一瞬ではあるが僅かばかりの喜びに近いものを感じた。
(オタコンもここに……。しかし俺とオタコンがここにいる理由はなんだ?愛国者達か?ならあの鎧の奴らの正体は?あんなのゲームやコスプレでしか見たことないぞ……!
それにこの首輪や、これだけの人間を集めるのには一体何の理由が?)
それにこの首輪や、これだけの人間を集めるのには一体何の理由が?)
スネークを始めとする多くが不可解な現状を模索し、不安や動揺、混乱に惑う空気のなか、突如、広間の最奥に今の状況を一変するかの如く光が集中した。
一斉が光の先に目を向けたそこには、不気味な雰囲気を醸し出す三人の男が立っていた。
中心に位置する男が、靴音を立てて妖しい笑みとともに歩を前に進める。そして、ゆっくりとその重い口を開けた。
一斉が光の先に目を向けたそこには、不気味な雰囲気を醸し出す三人の男が立っていた。
中心に位置する男が、靴音を立てて妖しい笑みとともに歩を前に進める。そして、ゆっくりとその重い口を開けた。
「やぁ、諸君。気分はどうだい?といってもやはり大半は恐怖で怯えているようにみえるね。まずは非礼を詫びよう。いきなりこんな所に呼び出したりしてごめんね」
男は一度辺りを見渡し、それが終わると満足げな表情で再び口を発した。
「まずは自己紹介をしよう。僕の名前は桜井政博。ある会社の代表取締役をやらせてもらっている。うーん、そうだね、単刀直入に言おうか。これから君たちには―――――」
彼の台詞に注目が集まる。
次の発言に凍りつくことになるとも知れずに……
次の発言に凍りつくことになるとも知れずに……
「―――――殺し合いをしてもらう」
え?
誰もがそう思ったことだろう……。
「もういちど言うよ。こ・ろ・し・あ・い。殺し合いをしてもらいたいんだ」
一同は言葉を失った。
男、桜井が放つ言葉に嘘はないということを。彼らはその場の空気や自らの持つ感覚で感じ取ったのだ。
静まりかえっていたざわめきが男の発言によって再び溢れだした。
男、桜井が放つ言葉に嘘はないということを。彼らはその場の空気や自らの持つ感覚で感じ取ったのだ。
静まりかえっていたざわめきが男の発言によって再び溢れだした。
「じゃあ、今から詳しいルールを話そうか。まぁ、ほとんどルールなんてないんだけどね。
まず、このゲームの最終目的。それは単純かつ明解。君たち全員が最後の一人になるまで殺し合いをすること。もちろん反則は無し。ただそれだけさ。
殺し合いが怖いかい?でも、君たちの中には人を切ったり撃ったりして何人も殺したことある人いるでしょう?そんなに動揺することないと思うけどねぇ」
まず、このゲームの最終目的。それは単純かつ明解。君たち全員が最後の一人になるまで殺し合いをすること。もちろん反則は無し。ただそれだけさ。
殺し合いが怖いかい?でも、君たちの中には人を切ったり撃ったりして何人も殺したことある人いるでしょう?そんなに動揺することないと思うけどねぇ」
さらに言葉は続く。
「まず君たちには僕のルール説明のあと、一斉に会場となる場所にランダムで飛んでもらうよ。このバッグと一緒にね。
この中には食糧や水、筆記用具に時計や地図、参加者の名簿表、あとはランダムアイテムが幾つか入っている。ランダムアイテムは種類はもちろん個数もランダム。
種類も刀剣類や銃火器、トランシーバーのような便利なものから、木の棒やモデルガンみたいなハズレもあるから注意してね。
ゲームは午前零時をスタートとし、その後は六時間おきに僕たちのほうから定時放送をさせてもらう。
放送には死んでしまった者たちや、禁止エリアの発表などをしていくから注意して聞くんだよ」
この中には食糧や水、筆記用具に時計や地図、参加者の名簿表、あとはランダムアイテムが幾つか入っている。ランダムアイテムは種類はもちろん個数もランダム。
種類も刀剣類や銃火器、トランシーバーのような便利なものから、木の棒やモデルガンみたいなハズレもあるから注意してね。
ゲームは午前零時をスタートとし、その後は六時間おきに僕たちのほうから定時放送をさせてもらう。
放送には死んでしまった者たちや、禁止エリアの発表などをしていくから注意して聞くんだよ」
口から発される言葉は止まらなかった。
「フフ、禁止エリアって何?って顔をしてるねぇ。
禁止エリアというのは、君たちに殺し合いをスムーズに行ってもらうためのシステムの一つさ。そこに入ったら何が起きると思うかい?
既に気づいているだろう?君たちには首輪をつけさせてもらっている。禁止エリアに入るとね、その首輪がドカンと爆発するのさ。
首輪が爆発したらいくら身体が頑丈でも例外なく死亡。また、無理やり外そうとしたりしても爆発するから注意するんだよ。あとは―――――」
禁止エリアというのは、君たちに殺し合いをスムーズに行ってもらうためのシステムの一つさ。そこに入ったら何が起きると思うかい?
既に気づいているだろう?君たちには首輪をつけさせてもらっている。禁止エリアに入るとね、その首輪がドカンと爆発するのさ。
首輪が爆発したらいくら身体が頑丈でも例外なく死亡。また、無理やり外そうとしたりしても爆発するから注意するんだよ。あとは―――――」
「こ、こ、殺し合いなんてふざけるなよッッ……!」
桜井のルール説明の最中、突如拳銃を構えた軍服の男が声を上げた。
しかしながら、その姿や声は怯えに震えていた。
しかしながら、その姿や声は怯えに震えていた。
「あれ、君何で拳銃なんて持ってるのさ?回収し忘れかな?ええと、彼はたしか小島くんのところの……」
「ジョニーです。ジョニー君、その拳銃をこちらに渡して大人しくしてくれないかな?
君は僕にとって我が子みたいなものだからね。なるべくなら手荒なことはしないでもらいたいんだけど」
君は僕にとって我が子みたいなものだからね。なるべくなら手荒なことはしないでもらいたいんだけど」
「う、う、うるさい!大人しくするのはそっちのほうだッ!も、目的はなんだ!?」
そう言って、ジョニーと呼ばれる男は拳銃の引き金に指をかけた。
彼の瞳の焦点は定まっておらず、銃身もがたがたと震えていた。
彼の瞳の焦点は定まっておらず、銃身もがたがたと震えていた。
「目的かい?答えられないね……。ふぅ、残念だ。すみません桜井さん。うちのが迷惑かけて」
「いやぁ、首輪の説明の途中だったしね。みんなにもちょうどいいルール説明になるでしょ。
というわけでジョニー君、残念だけど君はここでサヨナラだ。じゃあね」
というわけでジョニー君、残念だけど君はここでサヨナラだ。じゃあね」
「え?」
ボンッ。
それは一瞬だった。
小さな爆発音とともに男の生首が宙を舞ったのだ。
首からは血が噴き出し続け、床にも大量に撒き散らされた。あまりの出来事に悲鳴を上げる者も現れた。
小さな爆発音とともに男の生首が宙を舞ったのだ。
首からは血が噴き出し続け、床にも大量に撒き散らされた。あまりの出来事に悲鳴を上げる者も現れた。
「これで分かったかい?首輪の説明の続きだけど、僕たちの邪魔やゲームの妨害、反逆なんてしたらこっちで任意に首輪を爆破するからね。絶対にこんなことしちゃ駄目だよ。
こんなところかな……。他に何か言うことあったっけ?
あ、そうそう最後に一つ、この殺し合いの最後の一人、つまり優勝者には好きな願いを叶えてあげよう。何でも構わないよ。金、地位、名誉何でもOK」
こんなところかな……。他に何か言うことあったっけ?
あ、そうそう最後に一つ、この殺し合いの最後の一人、つまり優勝者には好きな願いを叶えてあげよう。何でも構わないよ。金、地位、名誉何でもOK」
発言を終えたところで桜井は今一度辺りを見渡した。
「じゃあそろそろ始めようか。諸君の健闘を祈っているよ。六時間後にまた逢おう。では『バトルロワイアル』スタート!!」
【ジョニー(アキバ)@メタルギアシリーズ 死亡】
【残り38人】
【残り38人】
主催者
【桜井政博@有限会社ソラ代表】
【小島秀夫@開発チーム小島プロダクション監督】
【ZUN@上海アリス幻樂団代表】
【桜井政博@有限会社ソラ代表】
【小島秀夫@開発チーム小島プロダクション監督】
【ZUN@上海アリス幻樂団代表】