PC1
- クイックスタート:因果の紡ぎ手
- 推奨カヴァー/ワークス:陰陽師/自由
- シナリオロイス:越前兼人(えちぜん・かねひと)P:感服 N:隔意
5年前、キミは一晩の宿の礼に鬼の親子から赤い箱を貰った。曰く「中には持ち主の望みを叶える品が入っている。しかしそれは人には過ぎたる力、人の破滅をもたらす」禁忌の箱だという。
最近、その赤い箱がキミの周りをついて歩くのだ。我を開けよ、といわんばかりに。キミは意を決して箱を開けてみた。入っていたのは――奇妙な形の火筒だった。
PC2
- クイックスタート:夜を狩る者
- 推奨カヴァー/ワークス:検怪違使/検怪違使
- シナリオロイス:〝土くれ法師" P:感服 N:恥辱
最近、京の都に土くれ鬼と呼ばれる鬼がはびこっている。普段は人と変わりない姿をしているが、突然鬼となって周りの人間を血祭りに挙げるという。 調査の結果、土くれ鬼は還魂の術と称して死者そっくりに作られた土人形だということがわかった。土くれ鬼の作り手――土くれ法師を止めないことには、この惨劇は終わるまい。五条権大納言は検怪違使一の実力を持つキミに〝土くれ法師"の討伐を命じた。
PC3
- クイックスタート:因果の紡ぎ手
- 推奨カヴァー/ワークス:殿上人/自由
- シナリオロイス:羽衣姫 P:純愛 N:恐怖
キミは羽衣姫と結婚の約束を交わし、毎夜姫の屋敷に通っていた。しかし3日目――露顕(ところあらわし){{fn 平安時代は、2人が結ばれた後、男性が3日間続けて女性の屋敷に通うと正式な婚姻とみなされた。3日目の夜には女性側の親に新郎新婦を紹介する宴が行われた。これが露顕(ところあらわし)である。現在の披露宴と思えば分かりやすいか。}}のその日に、姫の姿は消えていた。 意気消沈するキミの耳に嫌な噂ばかりが届いた。曰く、姫は寺参りのさなかに神隠しにあった。いやいや、鬼に刻まれ二目と見られぬ姿となり、両親がひそかに密葬したのだ、と。 それから半年――眠ろうとする君の目の前に、羽衣姫が姿を現した。「今宵が露顕の三日目――さぁ、今こそ夫婦となりましょうぞ」と。
PC4
- クイックスタート:放浪の験者
- 推奨カヴァー/ワークス:自由/自由
- シナリオロイス:西宮忠造 P:好意 N;不信感
新月の夜、軒先を求めて歩いていると――そろそろと石段を登る童がいた。捕まえて話を聞けば、ガキ大将と勇気があるのないのでケンカとなり、肝試しとして夜中に山寺の境内に石を置いてくることになったらしい。 子供らしいと一笑に付していたが、ふと、童が気になる言葉を口にした。
「この平坂寺は黄泉の入り口、時々山門が冥界に繋がって死者が這い出てくる―ー」
キミは急に肝試しがしたくなってきた。今宵は新月の夜。冥界の門が開くには絶好の闇夜日和だ――
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