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旧約聖書外典のまとめ


目次



エレミヤの手紙(バルク書6:1-72に相当)


  • 【成立年代】前300-前150年頃
  • 【原本】ヘブライ語
  • 【著者】ユダヤ人
  • 【執筆場所】パレスチナ

ベン・シラの知恵(「集会の書」または「シラ書」)


  • 【成立年代】前200-前180年頃
  • 【原本】ヘブライ語をギリシャ語に翻訳
  • 【著者】エルサレムのエレアザルの子、シラの子イエス
  • 【執筆場所】パレスチナ

  • 【名称】
    • シナイ,アレクサンドリア写本 「シラの子イエススの知恵」
    • バチカン写本 「シラの知恵」
    • ウルガータ 「エクレジアスティクス(集会の書)」
    • ユダヤ教 「ベン・シラの格言」「ベン・シラの書」

バルク書


  • 【成立年代】前2世紀半ば(前168年頃)
  • 【原本】ヘブライ語
  • 【著者】パレスチナのユダヤ人
  • 【執筆場所】パレスチナ

  • バルク書6:1-72は「エレミヤの手紙」に相当

トビト書


  • 【成立年代】前2世紀後半
  • 【原本】ヘブライ語
  • 【著者】ディアスポラのユダヤ人?
  • 【執筆場所】アンティオキア?

  • 【名称】
    • 古いギリシア語写本 「トビト」
    • 新しいギリシア語写本 「トビトの物語の書」
    • ウルガータ 「トビア記」

エステル記補遺(エステル記10:4-16:24に相当)


  • 【成立年代】前2世紀後半または前1世紀前半
  • 【原本】ギリシャ語
  • 【著者】アレクサンドリアのユダヤ人

  • 七十人訳では、1章の前(A)、3:13と14の間(B)、4:17と5:1の間(CとD)、8:12と13の間(E)、10章の後(F)
  • ウルガータでは、エステル記巻末の10:4-16:24に相当

ユディト書


  • 【成立年代】前2世紀末頃
  • 【原本】ヘブライ語(未発見)
  • 【著者】パレスチナのユダヤ人?
  • 【執筆場所】不明

  • 【名称】
    • ギリシア語写本 「ユディト」

第一マカベア書


  • 【写本】
    • 大文字写本アレクサンドリア、シナイ
    • 小文字写本37本
    • ラテン語訳、シリア語訳、アルメニア語訳、アラビア語訳
    • ヨセフス『ユダヤ古代誌』12:237-13:218は本書1:1-14:15に依拠

  • 【原語】
    • ヘブル語からのギリシア語訳
    • 原典はヘブル語であるとの、エウセビオスやヒエロニムスによる証言がある
    • 文体は旧約聖書の文体と類似している

  • 【成立年代】
    • 前100年頃、または前134-124年の間
    • 第二マカベア書の書かれる前

  • 【著者】
    • 律法学者の伝統に立つユダヤ人

  • 【名称】
    • ヘブライ語 恐らく「ハスモン家の書物」
    • ギリシア語写本 「マカバイ」
    • オリゲネス 「サルベツ・サバナイエル(ハスモン家の書物)」

第二マカベア書


  • 【写本】
    • 大文字写本アレクサンドリア、シナイ
    • 小文字写本31本
    • 古ラテン語訳、シリア語訳、アルメニア語訳、コプト語訳

  • 【原語】
    • ギリシア語

  • 【成立年代】
    • 前160-前124年頃

ソロモンの知恵(知恵の書)


  • 【成立年代】前1世紀(前88-前30年頃)
  • 【原本】ギリシャ語
  • 【著者】アレクサンドリアのユダヤ人
  • 【執筆場所】アレクサンドリア

  • 【名称】
    • ギリシア語写本 「ソロモンの知恵」
    • シリア訳 「ソロモンの大きな知恵」
    • 古ラテン訳 「知恵の書」

ダニエル書補遺(「アザルヤの祈りと三人の若者の賛歌」「スザンナ」「ベルと竜」)


  • 【成立年代】前1世紀
  • 【原本】ヘブライ語

  • 「アザルヤの祈りと三人の若者の賛歌」(ダニエル書3:23と24の間に挿入)
  • 「スザンナ」「ベルと竜」(七十人訳ではダニエル書の後に挿入、テオドティオン訳ではダニエル書の前に挿入される)

ギリシャ語とラテン語のエズラ記(一部「三人の近衛兵」)


  • 第一エスドラス書(エズラ記(ギリシャ語))…前160年頃成立。歴代誌下35-36章+エズラ記全体+ネヘミヤ記8:1-13で構成される。一部(3-4章)は「三人の近衛兵」。
  • 第二エスドラス書(エズラ記(ラテン語))…第四エズラ記は1世紀末成立。第五エズラ記(1-2章)は後にキリスト教徒が加筆。第六エズラ記(15-16章)は3世紀後半に成立とされる。

七十人訳
(ギリシャ語)
マソラ本文
(ヘブライ語)
ウルガタ訳
(ラテン語)
現在
第一エスドラス書 第三エスドラス書 第一エスドラス書
エズラ記(ギリシャ語)
第二エスドラス書 エズラ記 第一エスドラス書 エズラ記
ネヘミヤ記 第二エスドラス書 ネヘミヤ記
第四エスドラス書 第二エスドラス書
エズラ記(ラテン語)
第五エズラ記
(1-2章)
第四エズラ記
(3-14章)
第六エズラ記
(15-16章)

  • 第二エスドラス書(エズラ記(ラテン語))の構成
◆1-2章<第五エズラ記>
1:1-3 エズラの略歴
1:4-2:32 エズラの主への言葉
2:33-41 ホレブの山のエズラ
2:42-48 シオンの山のエズラ
◆3-14章<第四エズラ記>
<第一の幻>
3:1-2 第一の幻
3:3-36 エズラの問い―この世の罪について
4:1-21 天使の答え
4:22-52 人の思いと神の計画
5:1-13 終末のしるし
5:14-20 結び
<第二の幻>
5:21-30 エズラの問い―選びと苦難について
5:31-40 天使の答え
5:41-49 被造物の継起性と終末の裁き
5:50-55a 老年期を迎える被造世界
5:55b-6:10 被造世界に直接かかわる神
6:11-28 終末のしるし
6:29-34 結び
<第三の幻>
6:35-59 エズラの問い―創造の意図と現実との開き
7:1-44 天使の答え―裁きと相応の報い
7:45-61 救われる人の多少について
7:62-77 裁きの必然性
7:78-101 死後の霊のたどる道
7:102-115 代願の不可能なこと
7:116-8:14 救われる者は少ない
8:15-36 エズラの祈り
8:37-9:13 終末について
9:14-25 結び
<第四の幻>
9:26-37 エズラの祈り
9:38-10:24 泣く女の幻
10:25-59 幻の説明
<第五の幻>
10:60-12:3a 鷲の幻
12:3b-40a 幻の説明
12:40b-51 結び
<第六の幻>
13:1-13 海から昇る人
13:14-56 幻の説明
13:57-58 結び
<第七の幻>
14:1-17 序文
14:18-47 啓示の記録について
◆第六エズラ記
<付録の諸預言>
15:1-27 近づく災難
15:28-45 恐るべき幻
15:46-63 アジアに対して
16:1-35 エズラの哀歌
16:36-78 終末への主の僕の準備


マナセの祈り


  • 【写本】
    • LXX、アレクサンドリア写本、
    • 古ラテン語訳は存在しない
    • シリア語、アラム語、古スラブ語、アラビア語の翻訳
  • 【成立年代】
    • 前2世紀中頃以降~後1世紀中頃以前
  • 【原語】
    • 不明
  • 【著者】
    • 不明

詩篇151篇


  • 【写本】
    • アレクサンドリア、バチカン写本は外典として、シナイ写本は正典に数える
    • 死海写本で類似した詩篇がヘブル語で伝わっている
  • 【原語】
    • ヘブライ語(死海写本で発見されたから)
  • 【内容】
    • ダビデが一人称で、サムエル記上16-17章を要約した詩篇
最終更新:2017年08月27日 00:15