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レビ記研究―供物奉献の細則(1-7章)
『レビ記』研究―供物奉献の細則(1-7章)
■目次
レビ記1-7章の内容の構成
1章
■全焼の供犠-牛
□用語
■全焼の供犠-羊・山羊
■全焼の供犠-鳥
□用語
2章
■穀物の供物
▶「竈」で焼いた場合
▶「平鍋」(フライパン)で焼いた場合
▶「鍋」で(揚げた)場合
▶「初穂の穀物の供物」の場合
□用語
3章
■和解の供犠
▶牛
▶羊
▶山羊
□用語
4章
■浄罪の供犠
▶大祭司(油そそがれた祭司)の罪の場合
▶会衆全体の罪の場合
▶指導者(長)の罪の場合
▶一般人(地の民)の罪の場合
□用語
5章
■浄罪の供犠のつづき
■償いの供犠
▶聖所に関する償い
▶無知による罪の償い
▶一般人に対する罪の償い
□用語
6章
■全焼の供犠
■穀物の供犠
■浄罪の供犠
7章
■償いの供犠
■和解の供犠
▶「感謝の捧げ物」
▶「満願の捧げ物」と「自発的な捧げ物」
▶脂肪と血の禁食
▶祭司の取り分
□用語
レビ記1~7章のまとめ
■捧げ物の種類
■原語の意味
■コルバンの種類
レビ記1-7章の内容の構成
【第一部】 供物奉献の細則(1-7章)
1 全焼の供犠
・・・火に焚く供物、宥めの香り
2 穀物の供物
・・・火に焚く供物、宥めの香り
・・・初物の捧げ物
3 和解の供犠
・・・感謝の献げ物、満願の献げ物、自発的な献げ物
・・・差し上げる供物、謝儀
4 浄罪の供犠
・・・大祭司、会衆全体、指導者(長)、一般人
5 償いの供犠
6 供犠規定への補遺
1章
■全焼の供犠-牛
完全体の雄牛
会見の幕屋の入り口に連れて来る
自分の片手を犠牲の頭の上に押し付ける(贖いの為)
奉献者は犠牲を<ヤハウェの前で>屠る
祭司たちがその血を祭壇の周囲に打ちかける
奉献者は犠牲の皮を剥ぎ、体を各部分に解体する
祭司たちは祭壇に火を焚き、火の上に薪を並べる
祭祀たちは解体された各部分を、頭も脂肪(ペデル)も含め、祭壇の火の上の薪の上に並べる
内臓と脛(すね)は奉献者が水で洗う
祭司が全体を祭壇で焼いて煙にする
火に焚く供物、宥めの香りとなる
□用語
献げ物…原語:カールヴァーン( קָרְבָן)。カーラヴ(קָרַב)「近くに来る」に由来。
全焼の供犠…へ語:ホーラー(עֹלָה)、ギ語:ホロカウトーマ(ホロコースト)。アーラー(עָלָה)「上がる、昇る」に由来。
牛…原語:バーカール(בָּקָר)
完全体…原語:ターミーム(תָּמִים)。
形容詞
「完全な」。
会見の幕屋…オーヘル・モーエード
贖う…原語:カーファル(כָּפַר)。動詞「覆う」。
祭司…原語:コーヘン(כֹּהֵן)。
血…原語:ダーム(דָּם)。
祭壇…原語:ミズベーアハ(מִזְבֵּ֫חַ)。ザーバハ(זָבַח)「屠る」に由来。
脂肪…原語:ペデル(פָּ֫דֶר)。内臓に付着している固い脂肪。
火に焚く供物…ishsheh(אּשֶּׁה)。エーシュ(אֵשׁ)「火」に由来。
宥めの香り…原語:レーアハ・ニクホーアハ(רֵֽיחַ־ נִיח֖וֹחַ)
■全焼の供犠-羊・山羊
完全体の雄羊・雄山羊
奉献者は<祭壇の北側で>犠牲を屠る
以下同じ
■全焼の供犠-鳥
山鳩か子鳩(家鳩)
祭司は犠牲を祭壇の所に運び、頭をもぎ取って、祭壇の上で焼いて煙にする
血は祭壇の側面の上に絞り出される
鳥の素嚢(そのう)を内容物と共に取り除き、祭壇の東側にある灰捨て場に捨てる
翼を持ってその鳥を引き裂くが、完全に切り離さない
祭司は犠牲を祭壇で焼いて煙にする
火に焚く供物、宥めの香りとなる
□用語
山鳩…原語:トール。鳴き声の擬声語に由来。
子鳩(家鳩)…原語:ヨーナー。「嘆く」に由来。
素嚢(そのう)…原語:ムルアー。鳥が食べた物の一時的貯蔵場所。消化器官ではない。
内容物…原語:ノーツァー。
2章
■穀物の供物
上質な小麦粉
奉献者はそれに「油」を注ぎ、その上に「乳香」を載せる。
祭司たちの所へ持参する。
祭司はそこから小麦粉と油一つかみを乳香すべてと共にすくい上げる。
祭司は「覚えの分」として祭壇で焼いて煙にする。
火に焚く供物、宥めの香り
穀物の供物の残りの分は、祭司たちのものとなる。
火に焚く供物の中で「最も聖なるもの」である。
▶「竈」で焼いた場合
上質の小麦粉で作ったパン種を入れず油を練り込んだ「ケーキ」(輪型のパン)か油を塗った「ウエハース」(薄焼き)
▶「平鍋」(フライパン)で焼いた場合
上質の小麦粉で作り、油を混ぜ、パン種を入れていないもの
それを細かく砕き、その上に油を注ぐ
▶「鍋」で(揚げた)場合
上質の小麦粉に油を混ぜて作る
いずれも、「パン種」と「蜜」を入れて作ってはならない。
パン種と密の入ったものは祭壇で焼いてはならないが、「初物の捧げ物」ならば、(聖所に置く為に)捧げるのは可。
すべての穀物の捧げ物に、「塩」を加える。
「契約の塩」(民18:19;歴下13:5)。塩の防腐作用から永続性(永遠性)を表す。
▶「初穂の穀物の供物」の場合
「若い穂」を火で炒った上で、新鮮な「麦粒」を粗びきにする。
それに油を加え、その上に乳香を載せる。
祭司は覚えの分を取り、それを焼いて煙にする。
火に焚く供物
□用語
穀物の供物…ミンハー(מִנְחָה)。「贈り物」の意味。
上質な小麦粉…原語:ソーレット。セモリナ粉。
油…原語:シェメン。オリーブ油。
乳香…原語:レヴォーナー。「白いもの」の意味。
覚えの分…原語:アズカーラー。動詞ザーカル「記憶する」に由来。
最も聖なるもの…原語:コーデシュ・コダーシーム(コーデシュの最上級)
パン種…原語:セオール。イースト菌(発酵した練粉)。
ケーキ(輪型のパン)
ウエハース(薄焼きせんべい)
平鍋…原語:マハバト。粘土製のフライパン。
蜜…原語:デバーシュ。蜂蜜、花の蜜、果汁を含む。
初物の捧げ物…シーズンの最初の収穫物を捧げること。
塩…パン種と密は腐敗を表すのに対し、塩は防腐を表す。
初穂の穀物の供物…ペンテコステ(五旬節)
若い穂…原語:アービーブ。アビブ(第一の月)の語源。麦の借り入れの季節。
麦粒…原語:カルメル。カルメル山の語源。
3章
■和解の供犠
▶牛
雄か雌の完全体の牛
自分の片手を犠牲の頭の上に押し付ける。
犠牲を会見の幕屋の入り口で屠る。
祭司たちはその血を祭壇の周囲に打ちかける。
奉献者は、全焼の供犠に加えて、和解の供犠の中から、内臓を覆っている脂肪(大網)と、内臓に付着しているすべての脂肪、二つの腎臓とそれらの周囲にあって腱に付着している脂肪(腸間膜)、および腎臓と共に切り取った肝臓上の尾状葉を、火で焼いて煙にする。
火に焚く供物、宥めの香り
▶羊
雄か雌の完全体の羊
脂肪―仙骨のそばから切り取った脂尾全体、大網、内臓に付着している脂肪、腸間膜、肝臓の尾状葉を、火で焼いて煙にする。
神の食物(レヘム)として祭壇で焼いて煙にする。
火に焚く供物
▶山羊
(雄か雌の完全体の)山羊
以下同じ。
脂肪と血は食べてはならない。これは永遠の掟である。
□用語
和解の供犠である犠牲・・・原語:ゼバハ・シェラーミーム。
犠牲…原語:ゼバーハ(זֶבַח)。
脂肪…原語:ヘレヴ(חֵלֶב)。
内臓…原語:ケレヴ(קֶרֶב)。複数形だと「腸」の意味。
腎臓…原語:キルヤー(כִּלְיָה)
肝臓…原語:カベード(כָּבֵד)
(肝臓の)尾状葉…原語:ヨセレト(יֹתֶרֶת)
仙骨…原語:ヘアツェ。
4章
■浄罪の供犠
誰かが過失の罪を犯した場合
▶大祭司(油そそがれた祭司)の罪の場合
完全体の雄牛
大祭司は犠牲を会見の幕屋に連れて来る。
自分の片手を犠牲の頭の上に押し付ける。
犠牲を屠る。
雄牛の血の一部を取って会見の幕屋の中に運ぶ。
祭司は彼の指に血を浸し、血の一部を聖所の垂れ幕の前に向けて七度振りかける。
血の一部を薫香の祭壇の角に塗り付ける。
残りの血すべてを全焼の供犠用の祭壇の基部に流す。
雄牛からすべての脂肪(大網、内臓に付着している脂肪、腸間膜、肝臓の尾状葉)を取り分ける。
祭壇ですべての脂肪を焼いて煙にする。
雄牛の皮、全ての肉、頭と脛、内臓と汚物は、「宿営の外」に運び出し、「灰捨て場」に捨て、焼き捨てる。
▶会衆全体の罪の場合
完全体の雄牛
会衆の長老たちは各々の片手を犠牲の頭の上に押し付ける。
以下同じ
この贖いの儀式を行えば罪は赦される。
▶指導者(長)の罪の場合
完全体の雄の(毛の長い)山羊
血を祭壇の角に塗り付ける(聖所には持ち込まない)。
▶一般人(地の民)の罪の場合
完全体の雌の(毛の長い)山羊、あるいは羊
血を祭壇の角に塗り付ける(聖所には持ち込まない)。
□用語
浄罪の供犠…原語:ハッタート(חַטָּאָת)「罪」の意味。
罪過…原語:シェガガー(שְׁגָגָה)。不本意の罪。
指導者…原語:ナーシー。部族の「長」。
毛の長い山羊…原語:サイール。
一般人…原語:アム・ハーアーレツ。「地の民」
5章
■浄罪の供犠のつづき
誰かが、
証言責任の怠り
動物の穢れ(野獣や家畜の死骸、穢れた動物に触れること)
人間の穢れ(出産後や生理中の女性、射精後の男性、性交後の男女、らい病の人など)
軽率な誓い
のいずれかの罪を犯した場合
雌の羊か(毛の長い)山羊で贖いの儀式を行う。
貧困者は二羽の山鳩か子鳩(家鳩)でも可。
一羽は全焼の供犠、もう一羽は浄罪の供犠にする。
まず浄罪の供犠。祭司は鳥の頭を首筋のところでもぎ裂くが、胴体から切り離さない。
血の一部を祭壇の側面の上に振りかけ、残りの血を基部に絞り出す。
次に全焼の供犠を規定通りに捧げる。
鳥さえ用意できない貧困者は、十分の一エファ(2.3ℓ)の上質の小麦粉でも可。
油と乳香は加えてはならない。(浄罪の供犠だから、穀物の捧げ物と異なる)
祭司は一つかみを「覚えの分」としてすくい上げ、祭壇で焼いて煙にする。
■償いの供犠
▶聖所に関する償い
ある者が冒涜行為(幕屋の聖なるものに関する罪)を犯した場合
聖所のシェケル単位で査定した銀シェケル(日常用の分銅でなく祭儀用の分銅を使う)に相当する完全体の雄羊
雄羊を償いの供犠として捧げる。
償いの供犠に加えて、賠償を支払い、さらに五分の一を加える。
これらを祭司に渡し、贖いの儀式をすれば罪を赦される。
▶無知による罪の償い
罪と知らずに犯して、後になって気づいた過失の場合(浄罪の罪と区別される。浄罪の罪は、罪とは知っているが不本意だった過失の場合と解釈される)。
査定額の完全体の雄羊
▶一般人に対する罪の償い
ある者が冒涜行為(預かり物や担保物件や奪った物に関して同胞を欺いたり搾取したり着服した場合、あるいは虚偽の誓いを立てた場合)
奪ったものを本来の持ち主に賠償し、それに五分の一を加えて支払う。
その後、査定額に相当する完全体の雄羊を祭司の所に連れて来て、償いの供犠を捧げる。
□用語
償いの供犠…原語:アーシャーム(אָשָׁם)「償い、賠償」。
冒涜行為…原語:マアル。
6章
■全焼の供犠
犠牲は一晩中、朝になるまで祭壇の炉に置いたままにする。
祭壇の火は常に燃やし続ける。
祭司は亜麻布の装束と、亜麻布のズボンを身に着ける。
祭壇の上で犠牲の灰をすくい上げ、祭壇の傍らに置く。
衣服を脱ぎ、衣服を着替える。
灰を宿営の外の浄い場所に運び出す。
祭祀は毎朝、祭壇に薪をくべ、全焼の供犠を並べ、和解の供犠の脂肪を焼いて煙にする。
■穀物の供犠
供え物の中から一つかみ―上質の小麦粉と、油の一部と、乳香すべて―をすくい上げる。
それを「覚えの分」として、祭壇の上で焼いて煙にする。
残りの分は、祭司たちが食べてよい。
ただし聖域内(会見の幕屋の中庭)で、パン種を入れず食べる。それは「最も聖なるもの」だから。
祭司の男性であれば誰でも食べてよい。
これに触れるものは聖なるものとなる。
祭司の任職式の日に捧げるもの
日ごとの穀物の供物として上質の小麦粉十分の一エファ(2.3ℓ)。
半分は朝、半分は夕暮れに捧げる。
平鍋(フライパン)で油を混ぜて調理し、焼いた薄切りの形にしたものを捧げる。
全部を焼いて煙にし、食べてはならない。これは全焼の供犠である。
■浄罪の供犠
浄罪の供犠は全焼の供犠が屠られる場所(幕屋の北側)で屠る。
祭司は食べてよい。ただし会見の幕屋の中庭で。これに触れるものは聖なるものとなる。これは「最も聖なるもの」だから。
衣服に血の一部が振りかかった部分は聖域で洗う。
肉を煮たのが土鍋ならそれを壊す。
青銅の鍋なら、よく磨いた上で、水でゆすぐ。
ただし、火で焚く供物(大祭司自身の罪、会衆全体の罪、贖罪の日の供犠)は食べてはならない。
7章
■償いの供犠
全焼の供犠の皮は祭司のものとなる。
穀物の供物は祭司全員のものであり、各自が等しく分ける。
■和解の供犠
▶「感謝の捧げ物」
和解の供犠の「感謝の捧げ物」に、穀物の供物を添える。
和解の供犠の肉は捧げられた日に食べ、翌朝まで残さない。
▶「満願の捧げ物」と「自発的な捧げ物」
和解の供犠の肉もその日に食べ、残りは翌日にも食べてよい。
三日目まで残ったものは火で焼き捨てる。
三日目まで残ったものを食べるなら、その犠牲は無効となり、忌むべきものとなる。
浄い状態にある者は誰でも食べてよい。穢れがある者が食べるなら、一族の中から絶たれる。
▶脂肪と血の禁食
動物の脂肪を食べてはならない。
死んだ動物の脂肪、引き裂かれた動物の脂肪はいかなる用途に用いてもよい。ただし食べてはならない。
血を食べてはならない。血を食べるなら一族の中から絶たれる。
▶祭司の取り分
奉納者は、和解の犠牲の中から、脂肪と「胸部」を持参する。
胸部は「差し上げる供物」とし、祭司たちの取り分となる。
「右の大腿部」は、「謝儀」として祭儀を執り行った祭司の取り分となる。
以上が、全焼の供犠、穀物の供犠、浄罪の供犠、償いの供犠、任職の供犠、和解の犠牲に関する律法である。
□用語
感謝の捧げ物…原語:トーダー(הַתּוֹדָ֗ה)
満願の捧げ物…原語:ネデル(נֶ֣דֶר)
自発的な捧げ物…原語:ネダバー(נְדָבָ֗ה)
差し上げる供物…原語:テヌファー(תְּנוּפָה)
謝儀(奉納物)…原語:テルマー(תְּרוּמָה)
レビ記1~7章のまとめ
■捧げ物の種類
1 【全焼の供犠】・・・罪の赦しの為に焼き尽くす捧げ物
・・・雄牛、雄羊・雄山羊、山鳩二羽・子鳩(家鳩)二羽
・・・火に焚く供物、宥めの香り
2 【穀物の供物】・・・罪の赦しに対する感謝の贈り物として添える
・・・上質な小麦粉
・・・竈(輪型のパン、薄焼き)、平鍋、鍋
・・・パン種と蜜は入れず、塩と油を混ぜ、乳香を添える
・・・初物の捧げ物(若穂を炒った粗びき)
・・・火に焚く供物、宥めの香り
3 【和解の供犠】・・・捧げた犠牲の一部を共に食べる
・・・雄か雌の牛・羊・山羊
・・・大網、内臓付着の脂肪、腸間膜、肝臓の尾状葉は捨て、脂肪と血は食べない
・・・感謝の献げ物、満願の献げ物、自発的な献げ物
・・・差し上げる供物、謝儀(奉納物)
・・・火に焚く供物、宥めの香り
4 【浄罪の供犠】・・・弱さや不本意による罪(を贖う為の)の捧げ物
・・・大祭司(雄牛)、会衆全体(雄牛)、指導者(雄の毛の長い山羊)、一般人(雌の毛の長い山羊)
・・・証言責任の怠り、動物の穢れ、人間の穢れ、軽率な誓い
・・・雌の羊か山羊、山鳩か家鳩二羽、十分の一エファの上質の小麦粉
5 【償いの供犠】・・・賠償と、過失(を贖う為)の捧げ物
・・・雄羊+賠償+五分の一
・・・聖なるものに関する弁償、無知による過失、一般人への償い
6 その他
・注ぎの捧げ物・・・葡萄酒を四分の一ヒン(0.9ℓ)
・覚えの分・・・犠牲において神に捧げる分。
・最も聖なるもの・・・犠牲における祭司の取り分。聖域内で食べる。
・任職の供犠・・・祭司の任職の際に捧げる供犠。
・聖絶物・・・戦争において土地を浄化し神に捧げる。
・十分の一・・・農作物や家畜の十分の一を捧げる。
■原語の意味
カールヴァーン( קָרְבָן)/捧げ物(供物)
…カーラヴ(קָרַב)「近づく」に由来。神に近づき捧げるもの。
※本来、捧げ物とは、神に近づくこと。
ゼバーハ(זֶבַח)/犠牲(供犠)
…「屠る」に由来。屠られたもの。
ホーラー(עֹלָה)/全焼の供犠
…アーラー(עָלָה)「上がる、昇る」に由来。(煙の)立ち昇る供犠。つまり、完全に焼き尽くす犠牲。
※本来、犠牲の煙を天に立ち昇らせ、神を宥めること。
ミンハー(מִנְחָה)/穀物の供物
…「贈り物、貢ぎ物」の意味。供犠による罪の赦しに対する感謝の贈り物として、動物の犠牲に付随させる捧げ物。
※本来、収穫の恵みへの感謝の贈物(貢物)のこと。
シェラーミーム(שְׁלָמִ֖ים)/和解の供犠
…シェレム(שֶׁ֫לֶם)単数。シャーレム(שָׁלַם)「完全になる、完了する、無傷になる、復元する」に由来。犠牲の一部を取り分け、共同の食事に与かる。
※本来、奉献者を罪から浄めて完全にすること。
ハッタート(חַטָּאָת)/浄罪の供犠
…「罪」の意味。弱さや不本意による罪を贖うための犠牲。
※本来、肉の弱さによる罪を贖うためのもの。
アーシャーム(אָשָׁם)/償いの供犠
…アーシャム(אָשַׁם)「罪を犯す、有罪となる、刑罰を受ける」に由来。「罪過(罪科)」の意味。無知による過失を贖うための犠牲。それに加えて賠償を伴う。
※本来、過失を贖い、隣人に賠償すること。
■コルバンの種類
カールヴァーン(コルバン)( קָרְבָן)/捧げ物(供物)
ゼバハ(זֶבַח)/犠牲(供儀)
オーラー(עֹלָה)/全焼の供儀
ミンハー(מִנְחָה)/穀物の供物
シェラーミーム(שְׁלָמִ֖ים)/和解の供犠
ハッタート(חַטָּאָת)/浄罪の供犠
アーシャーム(אָשָׁם)/償いの供犠
ミッルイーム(מִלֻּאּים)/任職の供犠
ネセク(נֶסֶךְ)/飲物の供物
イシェー(אּשֶּׁה)/火による供物
レーハ・ニーホーハ(רֵֽיחַ־ נִיח֖וֹחַ)/宥めの香り
レシート(רֵאשִׁ֛ית)/初物の供物
ハドーダー(הַתּוֹדָ֗ה)/感謝の供物
ネデル(נֶ֣דֶר)/誓願の供物
ネダーヴァー(נְדָבָ֗ה)/自発的な供物
テヌーファー(תְּנוּפָה)/差し上げる供物
テルーマー(תְּרוּמָה)/奉納物(寄進物)
アズカーラー(אַזְכָּרָה)/覚えの分
コーデシュ・カーダーシィーム(קָֽדָשִׁ֖ים קֹ֥דֶשׁ)/最も聖なるもの
ヘレム(חֵרֶם)/聖絶物
マァシェル(מַעֲשֵׂר)/十分の一
「レビ記研究―供物奉献の細則(1-7章)」をウィキ内検索
最終更新:2017年09月09日 11:09
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