■【どの朝凪をストックするか?各技のメリットとデメリット】

紗夢の特徴的なシステムである「朝凪の呼吸」ですが、
強化された技はどれも強力であるものの、好き放題ストックすることは叶わないため、
強制消費の関係上、必要に応じて1つないし2つ程度のストックが一般的な限界です。

そのため、ある程度目的に応じた使い分けも必要ということで、
ここが紗夢使いとして個人差が出るところではありますが、
ある程度の要点は存在するため、使い始めな方々への指針として記すページです。

■【龍刃の強化】

  • 強み
    • 単発威力が高い
    • chすると端バウンド(MAX版は張り付き)を誘発するため追撃が可能。
    • 画面位置の押し込み力が高い。
    • 発生前一部に無敵がある。(地上10~17F、空中1~8間)
これらから、高火力の連続技のパーツ、地上戦での選択肢の増加が挙げられます。
また、持続の長い突進技であることからバックステップにも当たりやすいブッパ暴れ潰し技としても強く、
ガードされても派生逆鱗をYRCするフォローなども可能なので意外とリスクも低い技となっています。

  • 難点
    • 基底補正が強めで、ch時壁バウンド誘発と少し噛み合っていない
    • 実のところもう一つ条件を満たさないと高火力コンボには行き着きにくい。
    • この技でダウンを奪っても、基本的に朝凪は溜め直せないためループ性がほぼない。
以上の要素によりダウンを奪い、朝凪を溜めなおして再度攻めるようなことには不向きです。
連続技にも結果的にはRCが必要な事が多く、単発chも端が近い必要があります。
強化龍刃RCよりも多めのガトリングを繋いで砕神掌クリーンヒットの方が減る場合すらあり、
ノーゲージで拾い(大体キャラ限)ダウンさせても朝凪は溜め直せないことがほとんどです。
(溜めなおすには追撃を捨てるため、かなり安めの連続技構成になってしまう事が確定する)

「技性能・仕様から考察する」なら龍刃の強化は攻めの継続が必要な際にはやや不向きで、
地上戦の選択肢増強・相手の意識を変えさせる目的での強化・使用のほうが向いています。
(高火力といえば強化龍刃絡みのイメージだが、本作はRCの強制補正により伸び悩む)
目前でダウンを奪って溜めるよりも、(起き)攻めに行けない際にストックする方が相性は良いでしょう。

■【逆鱗の強化】

  • 強み
    • 連続技へ簡単に組み込め、かつヒット後の追撃も容易。
    • 追撃を諦める代わりに朝凪を溜めなおす戦術を簡単に取れる。
    • 波紋脚からの派生テクニックを活用することで中段選択肢を強化出来る
明確に各所の(結果的な要素も含む)リターンが高くなるのが魅力です。
連続技の締めに使うことで溜め直せるため、ループ性も高いのもGOOD

  • 難点
    • 特殊逆鱗の性能が変化してしまい、通常通りの使い方ができない。
    • 強化龍刃や劒楼閣、波紋脚後に逆鱗YRCでフォローという行動を取りにくくなる。
      • フォロー自体は可能だが、意識として勿体無いという考えを持ってしまいがち。
    • 上記の要素もあり、立ち回りの戦術に関しては若干低下しがち。
リターンが高い逆鱗強化ですが、寄ることが叶わず腐らせてしまうことも少なくありません。
他2種よりもしっかりとした目的を持って使用する技となっています。

立ち回りでの用途がある龍刃とは変わって、こちらは自分のターン時に効果的です。
ループ性もあることから、目の前でダウンを奪って溜めることには非常に向いた強化です。
画面端での攻めには勿論、防御面が弱めな相手キャラの場合にも有効でしょう。

■【劒楼閣の強化】

  • 強み
    • 無敵技を用意できる。(MAX版はさらに)性能も高い。
    • 当て方によるが、連続技の〆に使い溜めなおすことも可能。
    • 特殊劒楼閣でのめくりによる崩し性能の高さ。
    • MAX版は的確な対処をされなければ単発使用でも反撃を受けにくい。
覚醒技以外では発生まで無敵のある技を実は所持していない紗夢にはありがたい強化です。
基本的な連続技には元々経由することの多い技であるため、締め技にすることの躊躇もありません。
特殊劒楼閣においてはこのためだけに強化する使い手も多いことから、大きな魅力でもあります。

  • 難点
    • 火力の増強としてはイマイチかつ、ヒット数が多くなるので相手のゲージが増えやすい。
    • 龍刃よりはマシだが、多くはない締め後の有利時間。
      • 溜め直せないことはないが、相手キャラ&ヒット状況次第
    • 特殊劒楼閣が出来ないと性能を最大現発揮できない。
      • ただの無敵技or空中コンボからダウンを取る(他でもできる)になってしまう。
デメリットと明記するほどではないものの、龍刃・逆鱗と比べると連続技パーツとしてはやや劣りがち。
特に特殊劒楼閣をきちんと出せるかどうかはこの強化のステータスに大きく関わってしまいます。

特別大きなデメリットがない中、特殊劒楼閣による崩し性能UPが魅力の強化。
しかし、特殊劒楼閣以外の使い方に関しては龍刃や逆鱗ほどのリターン上昇性能がないため、
2つ目をストックしにいく際や、何を溜めたらよいか判断しにくい場合にもお勧め。
メインにストックするなら特殊入力の練習が半ば必須なのが、一番のデメリットかもしれない。

【複数別種ストック】

■【龍刃&劒楼閣】

  • 強み
    • 立ち回りの性能が大きく強化される。
  • 難点
    • コンボが単体ストックと案外変えられず2ストックある割には伸び悩む。

■【龍刃&逆鱗】

  • 強み
    • 火力増強はもとより、連携の選択肢がゲージ使用も含めて大きく増える。
  • 難点
    • 特逆が使えず、龍刃YRC、派生YRCによるフォロー等も躊躇いやすく立ち回りが意外と不便。

■【劒楼閣&逆鱗】

  • 強み
    • 崩し性能はピカイチ。高速めくり、高速中段、無敵技が揃う。コンボも楽。
  • 難点
    • 寄ってこない、寄れない相手には持ち腐れてしまうことが多い。

■【複数ストックそのものについて】

  • 難点
    • ストック強制放出するシステムそのものと少し相性が悪い。
    • 2回朝凪を行使しなければならないことそのもの。
    • とにかくストックするor放出するタイミングに判断力が問われる。


【結局のところ】


好きなのを使いましょう

ただし、それぞれにどういう用途があり、どういう利点欠点があるのか理解しておけば
自分に合う強化、使い方も見つけられると思いますので、当ページは参考までに。


最終更新:2017年12月06日 15:01