ケンカは卒業 - Todarodes pacificus

ケンカは卒業

琥一くんと余多門の密談の続き

●●（琥一くん、
　　　大丈夫かな……）
？？？「クッ……
●●（……？
　　　あそこに居るの……）
●●「琥一くん！？
琥一「チッ……オマエかよ。

画面タッチ

琥一「つっ……
　　　触んな。

●●「怪我……してるの？
琥一「べつに。
●●「でも、手から血が……
琥一「どうでもいいだろ。
　　　行けよ。

画面タッチ

琥一「どってこと、ねぇから……

●●「また、ケンカしたの？
琥一「…………
●●「待ってて、
　　　琉夏くん呼んでくる——
琥一「やめろ。
　　　アイツとは関係ねぇ。
●●「でも！
琥一「頼む……
　　　アイツがこれ見たら、
　　　じっとしてるワケがねぇ。
●●「じゃあ、
　　　どうしてケンカなんか……
琥一「わかってる。
　　　今日はなんとか話つけようと
　　　したんだけどな。
　　　そう、虫のいい話はねぇな。
●●「じゃあ、一方的に？
　　　ひどい……
琥一「これで、少し奴らの
　　　アタマが冷えりゃ
　　　しめたもんだ。
　　　体の傷なんて、休めば治る。
●●「琥一くん……
琥一「どってことねぇよ。
　　　いい加減、バカやんのも
　　　終わりにしねぇとな。
　　　……だろ？
●●（琥一くん、ちゃんと
　　　考えてくれてたんだ……）

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