トレーズ「セーラーセレーネ。最近君たちは、
青い巨星に行ってないそうだね」
セレーネ「職人さんがネタを書いてくれなくちゃ、行きようがないでしょ」
トレーズ「フフ。職人さんに頼らずとも、遊びに行けばよいではないか
少ないかもしれないが、これでマッケンジー嬢たちを誘い、遊んできたらいい」
セレーネ「あら諭吉さんが五枚も! ボトルが入れられちゃうじゃない」キラキラ
キラッ☆
トレーズ「マッケンジー嬢には、私の奢りだとは、言わないでもらいたい」
セレーネ「スポンサーが名前を隠す。……何が狙いなわけ?」
トレーズ「フフフ、エレガントと、言ってもらいたいものだな。私は彼女のファンなのだよ」
セレーネ「すっとぼけてないで言いなさい。奢ってもらう以上、協力しないわけにはいかないわ」
トレーズ「フッ。頭の回転が鋭い人は、実に美しい」
居酒屋青い巨星
スメラギ「ヒタイダーの出場決定って、本当?」
セレーネ「ええ。X総帥から許可が下りたわ
ペイント弾を使った模擬戦どころか、実弾を使用した実戦形式でいいって」
ナナイ 「実戦OKって。もう
ガンダムファイトではないか」
セレーネ「そうよ? スメラギがCBを使って、興行を打つの
私たちの相手となる兄さんは、私が言いくるめてあるから、こっちもオッケー
フフ~ン。
アルとシュウトを使えば、ちょろいものよね~♪
兄さんったら、年少組には、ホント、甘いんだから」
スメラギ「凄い、本当に凄いっ。白い悪魔と謳われる伝説のパイロットの召喚に成功したなんて!
この試合は、CBの総力を上げてバックアップするわ!」
セレーネ「肩の力を抜きなさい。兄さんなんてシャアさんといつも喧嘩してるから、
実戦なんて珍しくもなんともないわよ」
スメラギ「あなたたち兄弟はそうかもしれないけど、一般的には凄いことよこれはっ
アル君のために、私、頑張るっ!」
クリス 「結局、そこが肝になってるんですね……」
ナナイ 「アル君も見に来るのか。ならば、VIP席を設けておかなければっ
……ナナイお姉ちゃんと、呼んでもらうためにもっ」
クリス 「ナナイさんまで、何を言ってるんですか」
セレーネ「ああそうそう。クリスも出ることになってるから、よろしくね」
クリス 「ええっ! なんで私が」
セレーネ「アレックスの人気って、実は高いのよ。クリスは知らないの?」
クリス 「し、知りませんよっ」
スメラギ「特別参戦という形で計画しているわ。はい、これがその進行本よ
アレックス狙いでチケットを購入するお客さんも多いから、頑張ってね」
クリス 「これって。私がアムロさんと、……戦う?」
セレーネ「兄さんの乗機になる予定だったアレックスを任されたクリスの実力は、確かよ」
クリス 「ザク一機に落された腕ですよ私はっ」
ナナイ 「謙遜だな。あれはバーニィの策が、あまりにも型にハマりすぎた結果だ
本気のクリスか。私も見てみたいな。楽しみなカードになった」
クリス 「でも七対ニですよ? それに私の味方になる人たちは、並み居る強豪揃い
いくらなんでも、ハンデが大きすぎませんか?」
スメラギ「ハンデ? ナイスアイディア! それいただきっ
アムロさんには、RX78-2での出場を嘆願しておくわ
沙慈君も、これは悠長に守ってもらうばかりではいられなくなるわね」
クリス 「そんなっ。それではアムロさんが
ミンチより酷いことになりますよっ」
セレーネ「追い込まれたときの兄さんを、あなたは知っているはずよ?」
クリス 「でもこれじゃあ……。私は、
どうすれば」
ナナイ 「アムロ・レイを超えてみせればいい。おまえは刹那君の姉も同然なのだろう?
刹那君に、いいところを見せてやれ」
前売り券、好評発売中!
最終更新:2013年12月26日 22:01