セイラ・マス |
登場作品 |
機動戦士ガンダム(1st) |
機動戦士Ζガンダム(Ζ) |
機動戦士ガンダムZZ(ZZ) |
年齢:17(1st)、24~26(Ζ,ZZ) |
兄弟スレでの扱い
赤い彗星
シャア・アズナブルの実妹。原作ではダイクン家の兄妹は
ザビ家から身を隠すためにマス家に引き取られて名前を「エドワウ・マス」「セイラ・マス」に変え、更に兄はジオン公国に潜入するために「
シャア・アズナブル」と更に名を変えたが、兄弟スレではどういういきさつでこの名前になったのかは不明。
名前は違うが、兄妹関係は周知のことのようだ。(原作では直接知ったのは
アムロと
ブライトぐらい。
カイ・シデンも後で知ったようだが、一般には知られた情報ではない。)
原作では医者の卵だったため、兄弟スレでも医者あるいは看護士の仕事をしている描写が多い。
一方で、1年戦争後は世間からは身を引いて生活していることになっていたためか、兄とは正反対で社交関係は少なく、
アムロなどの旧WBクルーや同業者、ラル夫妻ぐらい。
映像化作品ではZZまでしか出演していないが、兄弟スレでは
シャアや
アムロに合わせて逆シャア時点の年齢で扱われている。つまり三十路。そのため兄は勝手に彼女の婚期を心配して、
アムロとくっつけようと画策していたりする。
なお、原作に習い、彼女は
シャアのことは本名の「キャスバル」で呼ぶのがデフォルト。
シャアも同じく彼女のことは本名の「アルテイシア」で呼ぶのがデフォルト。
原作での扱い
機動戦士ガンダム
医学生(または医療ボランティア)としてサイド7に滞在していたところをジオン軍の襲撃に巻き込まれた。この時、サイド7に潜入していた
ジオン士官を見咎めたが、マスクの下の顔が生き
別れた兄キャスバルに酷似していたことに驚く。その後、避難民としてホワイトベースに乗り込む。互助精神の強い彼女は人手不足の艦で医療技術のある彼女は負傷した艦長の看護などを積極的に引き受け、そのままクルーの一員となった。
最初は通信士を務め、出撃に不満たらたらの
アムロや
カイを巧みにプライドをくすぐりながら
ブライトの指示を伝えるという難しい仕事をこなしていたが、ストーリー中盤からはパイロットの適性(映画版ではニュータイプ能力も)があるとされパイロットへ転向。
アムロとのコンビネーションで戦果を挙げ、1年戦争を生き延びた。
普段は理知的だが、兄の
シャアが絡むと、無断でガンダムで出撃したり、捕虜にした
ランバ・ラル隊の士官コズンに密かに接触して彼の動向を聞き出そうとしたりと無鉄砲な行動を取っていた。ジャブローやテキサスコロニーで遭遇した
シャアに彼がジオンにいる真意を聞かされるが、彼女は兄の行動は許容できず、父の意志を歪めた「鬼子」と評している。
機動戦士Ζガンダム
ストーリーには関わらない。クワトロ・バジーナこと
シャアがダカールの連邦議会でティターンズを告発する演説をするエピソード(第37話)で、その中継を自宅で見ているシーンで登場。担当声優が長期旅行に出ていたため、台詞はなかった。後のプレイステーション版のゲームで演説シーンがリメイクされ、セイラの独白が収録されている。
映画版ではダカールでの演説はカットされたが、エピローグの一シーンに登場し、訪問してきた
カイに応対している。
機動戦士ガンダムZZ
ストーリー終盤で、月でエゥーゴ艦隊の出撃準備をしている
ブライトを訪問。禍を起こすべく暗躍している
シャアを「いっそ死んでくれれば」と評した。この時、経緯は不明だが、ダカールでMSの墜落に巻き込まれて死んだと思われていた
ジュドーの妹リィナを保護して同行させていた。小説版ではダカールでネオジオンに徴用された兵士がリィナを救助してセイラの元へ担ぎ込んだとされている。
主な乗機
機動戦士ガンダム
Gファイター
ガンダムを格納して輸送、高速展開させるためのサポートメカ。
同様のドダイYSや後のFSSと異なり、AB二つのパーツに分割、前後(ガンダムから見れば上下)から挟み込む形で格納してしまうため、前述のサポートメカよりも高速かつ飛行性能も高い。
戦闘機ながら大型のビーム砲を二門備えており、単純な打撃力で言えばホワイトベースに搭載されていた機動兵器の中では最も高い機体となる。
また、ガンダム自体もAパーツ、コアファイター、Bパーツが合体した構成であるため、これらとの組み合わせで以下の様なさまざまな形態を見せている。
・Gアーマー :ガンダムと本機がすべて合体
・Gブル :本機AパーツとガンダムAパーツ、コアファイターが合体
・Gブル・イージー :本機AパーツとガンダムAパーツ
・Gスカイ :コアファイターとガンダムBパーツに本機Bパーツが合体
・Gスカイ・イージー:コアファイターと本機Bパーツ
本項人物は当該機のAパーツ部分のコクピットに搭乗し、Gファイター、Gアーマー、Gブル・イージーの操縦を担当していた。
機動戦士ガンダム(劇場版)
コアブースター
脱出カプセルとして設計されながら、単体でも戦闘機として優秀であったコアファイターに、さらに機動力と武装を強化するブースターユニットを装着した機体。
ガンダムの格納、合体能力こそ無いが、作中での扱われ方は上述のGファイターに準ずる。
なお、余談ではあるが、兵器としてのリアリティを重視していた当時のTV版製作陣からは「中身がスカスカ」なGファイターは非情に評判が悪く、劇場版製作にあたり新規作画で当該機に差し替えられたという経緯がある。
さらに余談ではあるが、製作スタッフに嫌われていた一方、玩具のPVとしては非常に好評であったらしく、当時のスポンサー『クローバー社』が発売したGアーマーの玩具は稀に見るスマッシュヒットだったとの事である。
さらにさらに余談ではあるが、『ガンダムエース』誌上で本編のパロディ漫画を上奏していたトニーたけざき氏が、Gファイターを「なかったもの」にされたセイラが、コアブースターでガンダムを背負おうとするも強度が耐え切れずに空中分解する、と言うネタを披露した。
ところがその後、安彦良和氏の『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』にて、オデッサ作戦に参加した同機がガンダムを背中に乗せて飛ぶシーンが登場している。(「跨る」と言うよりは「しがみつく」体勢ではあったが)
常日頃からトニたけ氏のパロディを快く思っていなかった同氏の、ささやかな反撃であった・・・のか否かは余人の知り得る所ではナイ。
主に登場したネタ
主な関係者
関連項目
最終更新:2014年02月18日 22:13