59通常の名無しさんの3倍2019/06/09(日) 21:18:18.16ID:LHtsAewjO
ストーカー「さて皆さん、黒幕も一応デュランダルて゛あった様子。
ガンダムファイトはまだまだ終わりを見せません!彼自身は気付いていませんので、ほぉって置いて、さあ皆さんなさんご一緒に、!!
ガンダムファイト!レディゴーォオォ!!!」
60オールアムロVSシャア軍団VS
ガンダム兄弟2019/06/09(日) 21:50:30.82ID:1lMys5sD0
56
完全に気付かなかった。指摘どうもです
アルレット「できたわ! 押すとアムロが元に戻るスイッチ『大リーグボール3号くん』よ!」
セレーネ「さっそくコウが倒したアムロ兄さん(一年戦争)で実験しましょ!」ポチッ
アムロ(一年戦争)「あ、ああ」
アルレット「お、痙攣してきたわね」
セレーネ「戻るかな戻るかな?」
アムロ(一年戦争)「明子姉さん!!(白目」
バタン!
アルレット「はい『大リーグボール3号くん』は失敗、と」カキカキ
セレーネ「あ~あ、泡ふいて倒れちゃった」
アルレット「科学に失敗はつきものよ。次いってみよー!」
セレーネ「おー!」
シュウト「ねえ、アルレットお姉ちゃんたちがやってるのって完全に人体実けn」
キャプテン「アルレットたちはアムロを元に戻すため、懸命に働いている」
アル「完全にマッドサイエンティストの目になってるよねお姉ちゃんたち」
ウッソ「実験が成功するまでにアムロ兄さんの身体が持つといいですね……」
ガラッ
劉備「大変だ! 数ブロック先にMSの一団が現れたぞ」
フリット「MSの一団? そんなのこの町じゃ珍しくないでしょ」
劉備「それが今さっき通信で宣戦布告してきたんだよ。
アンジェロ『降伏しない場合、反撃の意思ありとみなし殲滅する』
って」
61オールアムロVSシャア軍団VS
ガンダム兄弟2019/06/09(日) 21:52:56.50ID:1lMys5sD0
アルレット「アラ、思ったよりガチな宣戦布告じゃない」
セレーネ「アンジェロって確か、フル・フロンタルの部下みたいなヤツでしょ? それがなんでウチを狙う訳?」
ウッソ「どこかで恨みでも買ったんですかね?」
アルレット「意外と敵が多いからね~ウチの兄弟」
マイ「しかし殲滅とは物騒な物言いですね」
フリット「そうだよ殲滅していいのはヴェイガンだけだよ」
シュウト「うん、多分そういうところが敵を作る原因じゃないかな?」
リタ「ともかく、放ってはおけないよ」
フリット「仕方ないなあ。なら僕が行ってくるよ」
リタ「フリット一人で? 大丈夫なの?」
ウッソ「だったら僕も一緒に行きますよフリット兄さん」
フリット「え? ウッソが?」
フリットはあからさまに迷惑そうな目でウッソを見た。
フリット「キオならともかく、ウッソなら来なくていいよ。僕一人で」
ウッソ「ガ━━(゚Д゚;)━━━ン!! 」
ショックを受けるウッソを見て、アルレットたちは慌ててフリットを物陰へ連れていく。
セレーネ「ちょっとフリット! 今のはダメよ!」
アルレット「見なさいウッソを。思いっきり膝抱えて体育座りしてるじゃない!」
ウッソ「どうせ僕なんて……」
リタ「よしよし、元気だして」
アルレット「そもそもなんであんなこと言ったの」
フリット「え、だって目的がわからないうちから二人で行っても相手を刺激するだけでしょ」
マイ「ふむふむ」
フリット「それにキオは戦い方も素直でわかりやすいけど、ウッソの戦い方ってトリッキーだから連携取りづらいんだよね」
セレーネ「まあ確かに」
フリット「あと、僕スパローで出るつもりだから、攪乱するのも逃げるのも、一人の方がやりやすいし」
マイ「なんだ、ちゃんとした理由があるんじゃないか」
セレーネ「ていうかいつもいつも言葉が足りないのよフリットって」
アルレット「だから友達が少ないのね」
フリット「ガ━━━━━━(゚д゚lll)━━━━━━ン 」
セレーネ「ともかくアンタ、ウッソにもちゃんと構ってあげなさい。お兄ちゃんでしょ」
アルレット「そうそう。キオばっかり可愛がってないで」
フリット「え~」
セレーネ「ほら向こう行ってウッソを誘ってきなさいな」
アルレット「道中でジュースでもおごってあげなさいよ。お小遣いあげるから」
フリット「ウッソ」
ウッソ「……なんですかフリット兄さん」
フリット「さっきは……その、悪かったよ誤解を与えるようなこといって。よかったら僕と敵を殲滅に行く?」
ウッソ「……そこまで言うなら、べつに、行ってあげてもいいですけど」
リタ「よかったね、ウッソ」
あからさまに面倒そうなフリットと、どことなく嬉しそうなウッソ。
二人は連れ立って、それぞれの愛機で格納庫から出撃していった。
62オールアムロVSシャア軍団VS
ガンダム兄弟2019/06/09(日) 22:37:15.03ID:1lMys5sD0
アルレット「さて、アンジェロはあの二人に任せておけば大丈夫でしょ。私たちは実験を続けましょうか」
リタ「…………」
マイ「おや、どうしましたリタ義姉さん」
リタ「うん。なんだかイヤな予感がするなって」
マイ「嫌な予感、ですか」
キャプテン「ニュータイプの未来視というものか?」
リタ「そこまでハッキリしたビジョンじゃないけど。なんだかもっと悪いことが起こりそうな」
マイ「確かに、ヅダエールといい今度の騒動は不審な部分が多い。備えをしておくに越したことはないか」
そういうとマイは階段を降りていった。
兄弟たちのMSは普段、地下一階の格納庫に収められているが、
マイのビグ・ラングやアルレットのアハヴァ・アジール、
キラのミーティアなど大型機はより深い、別の専用格納庫に収められている。
キャプテン「どうするのだ、マイ?」
マイ「ビグ・ラングをラボ・ユニットに換装する。何があっても実験の続きが出来るように」
キャプテン「了解した。私が手伝えることはあるか?」
マイ「アルレット姉さんのアハヴァ・アジールにMS用コンテナを接続してくれ。カミーユたちの
ガンダムを積むんだ」
キャプテン「了解した」
セレーネ「あら? マイは?」
劉備「キャプテンと下でなにかやってたぞ」
セレーネ「そっか」
その時、セレーネはあることに気づいた。
格納庫から地上に出るハッチ、それが開きっぱなしになっているのだ。
いつもは出撃した後は自動で閉まるようになっているのだが。
セレーネ「変ね。壊れたのかしら」
アルレット「フリットたちが出撃するときに引っ掛けちゃったんじゃない? 結構うっかり八兵衛だからあの二人」
セレーネ「そうかしら」
アルレット「そうそう。ハッチは後で二人に直させるとして、私たちは実験の続き続き」
首を傾げながらも、セレーネたちは格納庫からラボへと帰っていく。
63オールアムロVSシャア軍団VS
ガンダム兄弟2019/06/09(日) 22:40:58.12ID:1lMys5sD0
アル「あれ? ウチにあんなMSあったっけ」
シュウト「どのMS?」
アル「ほらあれ」
アルが指差したのは、格納庫の隅に立つ、明るい灰色をしたMSだった。
シュウト「ほんとだ、見たことないね。アナハイム製のMSっぽいけど……?」
その時、カメラアイが光り、謎のMS――シナンジュ・スタインが動き出した。
セレーネ「何? どうしたの!?」
アル「大変だよセレーネお姉ちゃん!」
シュウト「家の格納庫に知らないMSが……それが突然動き出して!」
ゾルタン「フンフーンフフーン……ここが
ガンダム兄弟の格納庫か。なかなか壮観じゃないか」
シナンジュ・スタインのコクピットに座る義眼の男。
ゾルタン・アッカネンは鼻歌交じりにそう評した。
セレーネ「なに、あいつ……!?」
シナンジュ・スタインは格納庫を見回すと、隣接するラボにいるアルレットたちの姿を見とめた。
そして、おもむろにビームライフルを構える。
セレーネ「まさか、嘘でしょ!?」
リタ「いけない!!」
ゾルタン「撃っちゃうんだなぁこれが!!」
愕然とするセレーネたちを他所に、
シナンジュ・スタインはビームライフルの引き金をひいた。
激しい閃光が、格納庫の壁や残されていた兄弟のMSを引き裂いていった。
64オールアムロVSシャア軍団VS
ガンダム兄弟2019/06/10(月) 02:17:49.35ID:XLR73IRh0
激しい揺れが地下深層部の格納庫を襲った。照明が切れ、すぐに非常電源に切り替わる。
ビグ・ラングの換装作業を進めていたマイは、何事かと上を見上げた。
マイ「どうした、何があったんだ!?」
キャプテン「状況を確認中……いけない、謎のMSが格納庫に侵入。暴れている!」
マイ「なんだって? どうして気づかなかったんだ」
キャプテン「それが、センサー類がすべて無効化されている。一体いつの間に……!」
マイ「姉さんたちはどうした!」
アルレットが目を開けた時、ラボは無事だった。
爆風で多少服は汚れていたが、身体はケガ一つない。
アルレット「どういうこと? わたしたち、あのMSに撃たれたんじゃ」
シュウト「リタお姉ちゃんだよ!」
アル「リタお姉ちゃんが僕らを守ってくれたんだ!」
見ると、ラボの前には金色のMSがアルレットたちを守るように立っていた。
ユニコーンガンダム3号機『フェネクス』。
シナンジュ・スタインによる射撃の瞬間、射線に飛び込み、自らをアルレットたちの盾としたのだ。
ゾルタン「金色の
ガンダム? 生体反応なし、無人機か?」
アルレット「リタ! 大丈夫なの!!」
アルレットはラボの窓から身を乗り出して叫んだ。
声に呼応するようにフェネクスは小さく頷く。
確かにフェネクスには誰も乗ってはない。
代わりにリタ・ベルナル――ヨナにとって最も大切な少女――の魂が取り込まれているのだ。
リタ「あいつはわたしが引き受けるよ。その間に、みんなは下に行って! マイが待ってるから」
再び地下深層部の格納庫
キャプテン「アルレットたちの無事を確認。現在、こちらへ向かっている」
マイ「リタ義姉さんの悪い予感が当たってしまったか。キャプテン、作業の進行具合は?」
キャプテン「Zガンダム、ZZガンダム、ユニコーンガンダム、ガンダムのコンテナへの積み込み完了」
マイ「上にあった他のMSの回収は絶望的か。できれば予備の弾薬なんかも持っていきたかったけれど」
ガラッ!
劉備「ついたぞ!」
アル「マイ兄ちゃん!」
シュウト「キャプテン!」
キャプテン「アル! シュウト!」
アルレット「ふう、死ぬかと思ったぜ」
劉備「失神してたアムロ(一年戦争)も連れて来たぞ」
マイ「よかった、誰も怪我無くて……セレーネ姉さんは?」
アルレット「忘れ物があるって個人用のラボに」
マイ「そうですか。心配ですがセレーネ姉さんなら大丈夫でしょう。それよりアルレット姉さん」
アルレット「わかってる。ここから脱出するのね?」
マイ「はい。コンテナ接続後、アハヴァ・アジールを起動させてください」
65オールアムロVSシャア軍団VS
ガンダム兄弟2019/06/10(月) 02:20:35.02ID:XLR73IRh0>>69
マイの指示でアルレットは手際よくマシンの起動準備を進める。
いつもは何かとポンコツな印象のアルレットだが、エンジニアとしての腕は一級品だ。
その間に、キャプテンガンダムはマイとシュウトをビグ・ラングに乗せる。
アルレット「できたわ。準備OKよ」
マイ「こちらも出来ました。ハッチを開けます!」
大型機専用の通路に、ビグ・ラングとアハヴァ・アジールが並んだ。
マイ「セレーネ姉さんはまだか……! ハッ!?」
いつの間に先回りされたのか、通路にはシナンジュ・スタインの姿があった。
ゾルタン「逃げようってのか? それは無しだろォ!?」
アル「そんな! リタお姉ちゃんは?」
シュウト「まさかやられちゃったの?」
マイ「まずい! このままでは狙い撃ちされる……!」
ゾルタン「今度こそ避けるなよ? これ以上家を壊されたくなけりゃあさあ!」
マイが撃墜を覚悟した、その時。
「いっけえええええ!!」
ビグ・ラングの背後から二対のシールド・ファンネルが飛び出し、シナンジュ・スタインを襲う!
ゾルタン「うおおおおお!?」
シールド・ファンネルはそのまま、シナンジュ・スタインを通路の外へと押し出した。
リタ「今だよマイ! 脱出して!」
リタに促されるまま、マイはビグ・ラングを発信させた。
続いてアルレットのアハヴァ・アジール。
フェネクスはアハヴァ・アジールのコンテナにつかまり、ともに格納庫を脱出した。
アル「リタお姉ちゃん!」
シュウト「よかった、無事だったんだね」
リタ「うん。実は戦闘中、落ちてきた建材に挟まれて動けなくなっちゃって。セレーネに助けてもらったの」
シュウト「セレーネお姉ちゃんが?」
セレーネ「そ。この子の力でスパスパッと
輪切りにね」
フェネクスの背後には、もう一機の
ガンダムの姿があった。
背中に装着された、巨大なリング状の装置が特徴的な機体。
セレーネの愛機、
スターゲイザーだ。
本来、宇宙の探査活動を目的とした機体だが、
背中のヴォワチュール・リュミエールから発生する光輪は物理的な破壊力をもつ。
劉備「忘れ物があるっていってたのは、これのことか」
セレーネ「これって言い方はよして。この子にはちゃんと意思があるんだから」
セレーネは口を尖らせた。
スターゲイザーには、作成中の自立型AIが搭載されている。
その研究のために、この機体は格納庫ではなく個人のラボに置かれていた。
そのおかげで、ゾルタンによる先ほどの破壊を免れたのだ。
66オールアムロVSシャア軍団VS
ガンダム兄弟2019/06/10(月) 02:25:17.01ID:XLR73IRh0
マイ「助かりました。リタ義姉さん、セレーネ姉さん」
セレーネ「いいのよ。それで、これからどうする?」
マイ「とりあえずカミーユたちと合流します。キャスバルくんたちを迎えに行くついでに、
ガンダムも届けなきゃいけませんし」
アルレット「そうね。それがいいと思う」
眼下では、小さな爆発が起こっていた。
先ほどの戦闘の火が、地上にある
ガンダム兄弟の家まで引火したらしい。
アル「あ~あ、僕たちの家が
ミンチより酷いことに」
シュウト「うん、兄ちゃんたちのケンカで壊れるのは
日常茶飯事だけど、こんなに酷いのは珍しいよね」
キャプテン「大丈夫だ。すぐに元に戻せる。協力して、また立て直そう」
劉備「そのためにも、さっさとアムロたちのケンカを終わらせないと……あっ!」
劉備が声をあげた。視線の先には、炎の中に立つシナンジュ・スタインの姿。
シナンジュ・スタインもまた、空を行くビグ・ラングを見つけたらしい。
スラスターを吹かしまっすぐに向かってくる!
劉備「やばい! おおい、このMSって武装ないのか? 迎え撃たないと!」
マイ「すまない。今のビグ・ラングは研究用のラボ・ユニットに換装してるから武装はほぼないんだ」
アルレット「ならお姉ちゃんが……」
セレーネ「やめときなさいよ、アルレット姉さん操縦クソ下手なんだから」
アルレット「ひどいわセレーネ。ぐっすん、涙が出ちゃう。女の子だもん」
劉備「落ち込み方もイチイチ古いな、アルレットは」
リタ「なら、またわたしが行くよ。今度こそ、あいつをおさえる!」
セレーネ「ダメよ。リタちゃんにはアムロ兄さんたちを元に戻す装置作りって仕事があるでしょ」
リタ「でも、このままじゃ」
セレーネ「大丈夫。ここは、私と
スターゲイザーに任せておきなさいな」
そういうと、セレーネは機体を空中に躍らせた。
スターゲイザーは、MSとは思えぬ軽やかな動きでシナンジュ・スタインへと飛ぶ。
セレーネ「キャプテン、劉備!
アルとシュウトのこと守ってあげてね」
キャプテン「セレーネ!」
マイは一瞬逡巡した。
果たして、セレーネ一人をここに残していいものか。
しかしすぐに覚悟を決めると、
スターゲイザーを置いて空域を離れる。
セレーネはその様子を確認し、満足そうに微笑むとシナンジュ・スタインに向かって啖呵を切った。
セレーネ「さあ来なさい。私とスタゲちゃんがアンタの相手よ!」
ゾルタン「……おい、なんだよその
ガンダム。よく見たらロクな武装が無いじゃねえか。試験機か、実験機か?」
セレーネ「この子は宇宙探査用の実験機よ。なにか問題ある?」
ゾルタン「大アリだろ。なんだ、せっかく人が勢い込んでやってきてみたら、相手をするのは素人の乗る実験機だ?」
ゾルタンの口調が、徐々にヒートアップしていく。
ゾルタン「それとも、失敗作相手には二流の
ガンダムで充分だとでも? 誰が失敗作だ、誰が出来損ないだ!」
セレーネ「なに、こいつ……ヤバイ!?」
唐突に激昂したゾルタン。そのプレッシャーに、セレーネの額から汗が一粒、流れ落ちた。
セレーネ・マクグリフ【
スターゲイザー】
VS
ゾルタン・アッカネン【シナンジュ・スタイン】開戦――!
67通常の名無しさんの3倍2019/06/10(月) 02:42:06.52ID:XLR73IRh0
読み直してたらアルとマイを逆に書き間違えてるとこを何ヵ所か発見…
※編集者注:わかる範囲で修正したつもりですが、抜けがあったら修正をお願いします
もし読んでる人がいたら脳内補完しといてください
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最終更新:2023年02月09日 13:51