MSJ-06JII-E MSJ-06II-SP ティエレン(セルゲイ機)&ティエレンタオツー
エクステンションブースター3
プリベント(3) 速攻 《[2・3]》換装〔ティエレン〕
(防御ステップ):《(1)》ユニット2枚以上の部隊にいる敵軍ユニット1枚を、(別の)戦闘エリアに移す。
(ダメージ判定ステップ):《(2)》このカードと交戦中の、カード1枚のみの部隊にいる敵軍ユニット1枚を、自軍ハンガーに移す。
(防御ステップ):《(1)》ユニット2枚以上の部隊にいる敵軍ユニット1枚を、(別の)戦闘エリアに移す。
(ダメージ判定ステップ):《(2)》このカードと交戦中の、カード1枚のみの部隊にいる敵軍ユニット1枚を、自軍ハンガーに移す。
宇宙 地球 [3][2][4]
ロシアの荒熊セルゲイ・スミルノフの駆るティエレンと、若き超兵ソーマ・ピーリスの専用機ティエレンタオツーのコンビ。
戦闘エリアのユニットを強制的に別の戦闘エリアに移動させるテキストと、交戦中のユニットを(条件付きではあるが)鹵獲するテキストを持つ。
ティエレンタオツーの要素もあって、速攻のオマケ付き。
戦闘エリアのユニットを強制的に別の戦闘エリアに移動させるテキストと、交戦中のユニットを(条件付きではあるが)鹵獲するテキストを持つ。
ティエレンタオツーの要素もあって、速攻のオマケ付き。
互いの宣言型テキストはそれぞれ噛み合っており、ユニットを孤立させてから奪う、という一連の動きをこのユニット一枚で実現できる。原作においてガンダムキュリオスを翻弄した作戦を良く再現しているテキストといえる。
またテキストに隠れがちではあるが、緑の中速ユニットとしての基本性能は十分。戦闘配備こそ持たないが、信頼に足るプリベント値と、換装からの奇襲性もある。特に換装や双極の閃光収録のACE等を用いたプレイングは重要で、そのような飛び込み的な使われ方において真価を発揮すると言えるだろう。換装元に優秀なユニットが存在するのもこのカードにとっては追い風である。
欠点は、宣言型テキストをフルに利用した場合、3という少なくない資源コストを要求される、という点。これは回復を苦手とする緑には手痛い出費であろう。
また、そもそもこれらのテキストが本当に緑という色に噛み合っているのか、という問題がある。緑といえば、焼きコマンドを中心とした除去を得意とする色であり、ユニットへの対処策は十分すぎるほど用意されているのだ。そのような特色を持った緑にこのカードの簒奪テキストはいささかオーバーキル気味である点は否めない。
加えて緑の本国への圧倒的ビートダウンという特色もこのカードにとっては高いハードルである。相手に依存した効果である、速攻と2つの宣言型テキストは、この特色に関して言えばかなり消極的なテキストであると言わざるを得ない。本国ビートを体現したような優秀な緑中速ユニットゲルググM(シーマ・ガラハウ機)と比較すれば一目瞭然である。
しかしながら、現在は奪ったカードを再利用できるような効果を持ったカードも収録されているので、それらとのシナジーを狙うならば面白い動きが期待できそうではある。
- 余談だが、迅雷の騎兵とは地味にシナジーがある。1対1でユニットと交戦できる上にアンタッチャブル効果が付加される等、このカードの宣言型テキストとは相性がいい。問題は、専用機のセットが成立するキャラクターと明確なシナジーがない、といったところだろうか。