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ぷちダブルクロス3rd/崔 月姫 - (2016/11/19 (土) 15:27:49) のソース
[[ダブルクロス]] The 3rd Edithion PL名:にゅい 「みきちゃん…。いつか、きっと。"あいつら"に報いを受けさせてあげるからね……」 ―― 崔 月姫、故川井みきとお揃いのストラップを見つめながら、夜の窓際で。 【基本情報】 名前:崔 月姫(チェ・ウォルヒ) 通名:星 月子(ほし・つきこ) コードネーム:リトルシスター・オブ・ザ・ウルフ 年齢:16歳 性別:女 星座:水瓶座 身長:172cm 体重:46kg 血液型:O ワークス:女子高生 カヴァー:女子高生 ブリード:なし シンドローム:なし 名前:星 一狼(ほし・いちろう) コードネーム:ダイアウルフ 年齢:不明 性別:不明 星座:オリオン座 (通常時) 体長:150cm 体高:81cm 体重:78kg 血液型:不明 ワークス:レネゲイドビーイングA カヴァー:聴導犬 ブリード:クロスブリード シンドローム:キュマイラ/ハヌマーン (人間時) 体長:178cm 体重:78kg 血液型:不明 カヴァー:高校生 【能力値】 肉体:4 白兵4Lv 回避1Lv 感覚:1 射撃1Lv 精神:1 意志4Lv 知識:手話2Lv 社会:2 情報:UGN1Lv 調達2Lv 【ライフパス】(月姫/一狼) 出自:疎まれた子 / 謎の出生 経験:虚構 / 記憶喪失 邂逅:保護者 / 家族 覚醒:無知(侵蝕値:15)気がついた時には、月姫の傍にいた。丁度その時、彼女は包丁を手にしていた。 衝動:飢餓(侵蝕値:14)月姫の奪われた子供時代を取り返さねば。お前の命が彼女の胸の穴を塞いでくれるか、試してみるとしよう。 基本侵蝕値:29+5 HP:31 行動値:3 戦闘移動: 8m 全力移動:16m 常備化ポイント:8 財産ポイント :0 【Sロイス】 【ロイス】 月姫の両親 殺意 P:執着 /*N:殺意 齢たかだか40に満たない小僧、小娘が親になった苦労は理解できなくもない。だが貴様らが月姫の大切なものを二つも奪った。 ことに父親は、咎のない月姫から音を、音楽を奪った張本人だ。生かしてもらえているだけ、ありがたいと思え。 いま貴様らが生きているのは、月姫が貴様らの死を願っておらず、私が見逃しているからに過ぎないと知っておくがいい。 川井 みき 恩人 *P:遺志 / N:悔悟 私が現われるまで、月姫を献身的に支え、命を賭して守ってくれたことには感謝の言葉もない。 もっと早くに私が現われていれば、こんな良い子を死なせずに済んだはずだ……。 Dロイス:野獣本能 セットアップに「タイミング:マイナー」のキュマイラのエフェクトを「タイミング:セットアッププロセス」として使用できる。 ただし、この効果を使用したセットアッププロセスの終了時に、侵蝕率が5点増加する。1シーンに1回まで。 また、エキストラの動物はあなたの前では基本的に従順になる。好かれているのではなく、畏敬と恐怖から降伏しているにすぎないことに注意。 感覚の鋭敏な人間にも恐怖を与えることがあり、赤ん坊を泣かせてしまったりすることがある。 =一般= |No|:|名称|:|Lv|:|タイミング|:|技能|:|難易度|:|対象|:|射程|:|侵蝕|:|制限|:|効果| |-|:|リザレクト|:|1/3|:|オート|:|-|:|-|:|自身|:|至近|:|効果|:|-|:|(LV)D点HP回復、侵蝕値上昇| |-|:|ワーディング|:|1/1|:|オート|:|-|:|自動|:|シーン|:|視界|:|なし|:|-|:|非オーヴァードをエキストラ化| =レネゲイドビーイング= |No|:|名称|:|Lv|:|タイミング|:|技能|:|難易度|:|対象|:|射程|:|侵蝕|:|制限|:|効果| |-|:|ヒューマンズネイバー|:|1/5|:|常時|:|-|:|自動|:|自身|:|至近|:|-|:|RB|:|衝動判定のダイス+LV個。侵蝕率でLv.アップしない。基本侵食値+5。| |01|:|オリジン:アニマル|:|1/5|:|マイナー|:|-|:|自動|:|自身|:|至近|:|2|:|-|:|シーン間、攻撃力+[LV×2]。効果中、アイテム装備使用不可。| =キュマイラ= |No|:|名称|:|Lv|:|タイミング|:|技能|:|難易度|:|対象|:|射程|:|侵蝕|:|制限|:|効果| |02|:|完全獣化|:|1/3|:|マイナー|:|-|:|自動|:|自身|:|至近|:|6|:|-|:|シーン間、【肉体】判定ダイス+[LV+2]個。効果中、アイテム装備使用不可。| |03|:|破壊の爪|:|1/10|:|マイナー|:|-|:|自動|:|自身|:|至近|:|3|:|-|:|シーン間、素手の[[データ]]を武器欄の通りに変更する。| |04|:|ハンティングスタイル|:|1/3|:|マイナー|:|-|:|自動|:|自身|:|至近|:|1|:|-|:|戦闘移動、離脱可。他エンゲ接触も移動終了不要。封鎖影響無。シーンLV回。| |-|:|軍神の守り|:|1/1|:|オート|:||:|自動成功|:|自身|:|至近|:|2|:||:|DR直前。カバーリングを行なう。1メインプロセスに1回まで。| |-|:||:||:||:||:||:||:||:||:||:|| |-|:|鋭敏感覚|:|1/1|:|メジャー|:|-|:|自動|:|-|:|-|:|-|:|-|:|周囲の状況変化に敏感になり、広範囲を探索できる。判定は<知覚>。| |-|:|獣の臭い|:|1/1|:|メジャー|:|<交渉>|:|-|:|本文|:|視界|:|-|:|-|:|動物のエキストラを対象とする。ひとつ命令を実行させる。| |-|:|至上の毛並み|:|1/1|:|常時|:|-|:|自動|:|自身|:|至近|:|-|:|-|:|見る者や触れる者を魅了するなめらかで美しく、触り心地のいい毛並みをしている。| =ハヌマーン= |No|:|名称|:|Lv|:|タイミング|:|技能|:|難易度|:|対象|:|射程|:|侵蝕|:|制限|:|効果| |05|:|コンセントレイト|:|2/3|:|メジャー|:|シンドローム|:|-|:|-|:|-|:|2|:|-|:|C値-LV(下限7)| |06|:|獅子奮迅|:|1/3|:|メジャー|:|<白兵>|:|対決|:|-|:|武器|:|4|:|-|:|白兵の対象を範囲(選択)に変更。シナリオLV回まで。| |07|:|吠え猛る爪|:|1/5|:|メジャー|:|<白兵>|:|対決|:|-|:|武器|:|2|:|-|:|装甲無視、攻撃力-[5-LV](最大0)。| |-|:||:||:||:||:||:||:||:||:||:|| |-|:|彼方からの声|:|1/10|:|メジャー|:|-|:|自動|:|本文|:|視界|:|1|:|-|:|LVキロ先まで声を届ける、雑踏の中で秘密会話。判定は<RC>。| |-|:|軽功|:|1/1|:|常時|:|-|:|自動|:|自身|:|至近|:|-|:|-|:|すさまじく身軽。ビルの壁面も水面も駆け抜ける。| |-|:|蝙蝠の耳|:|1/1|:|メジャー|:|-|:|自動|:|自身|:|至近|:|-|:|-|:|聴覚の指向性を高める。雑踏の中の囁きも10km先で落ちた針の音、超音波、低周波も聞き分ける。判定は<知覚>。| |-|:|真偽感知|:|1/1|:|メジャー|:|-|:|自動|:|単体|:|視界|:|2|:|-|:|声色から発言の内容に嘘がないかを見抜く。判定は<RC>。| |-|:|無音の空間|:|1/1|:|メジャー|:|-|:|自動|:|単体|:|視界|:|-|:|-|:|自身や隠そうとする物を中心とする空間の音波伝達と匂いの放散を遮断し気配を完全に消し去る。判定は<RC>。| 【武器】 |名称|:|種別|:|技能|:|命中|:|攻撃力|:|ガード値|:|射程|:|常備化|:|解説| |破壊の爪|:|白兵|:|<白兵>|:|0|:|LV+8|:|1|:|至近|:|-|:|| ||:||:||:||:||:||:||:||:|| ||:||:||:||:||:||:||:||:|| 【防具】 |名称|:|種別|:|ドッジ|:|行動|:|装甲値|:|常備化|:|解説| ||:|防具|:||:||:||:||:|| ||:||:||:||:||:||:|| 【一般アイテム】 |名称|:|種別|:|技能|:|常備化|:|解説| |崔 月姫|:|[[その他]]|:||:|3|:|非オーヴァードの一般人。使用人相当。| |《AWF》|:|その他|:||:|5|:|月姫唯一の能力。《ワーディング》の効果を受けない。対ワーディングマスク相当。| ||:||:||:||:|| ||:||:||:||:|| 【コンボ】 名称 条件 組み合わせ タイミング/技能/難易度/対象/射程/侵蝕値/ 判定/CT/攻撃/備考 初手セットアップ ~99% 2+3+4 セットアップ - 自動 自身 至近 10 +9 【肉体】ダイス+[LV+2]個、戦闘移動。 100%以上 2+3+4 セットアップ - 自動 自身 至近 10 +10 同上。なお効果はシーン持続。 初手マイナー ~99% 1 マイナー - 自動 自身 至近 3 +2 効果はシーン持続。 100%以上 1 マイナー - 自動 自身 至近 3 +4 同上。 爪と牙:単体 ~99% 5+7 メジャー <白兵> 対決 単体 至近 4 7dx8+4 8 +7 装甲無視。 100%以上 5+7 メジャー <白兵> 対決 単体 至近 4 8dx7+4 7 +11 装甲無視。 爪と牙:範囲(選択) ~99% 5+6+7 メジャー <白兵> 対決 範(選) 至近 8 7dx8+4 8 +7 装甲無視。範囲化はシナリオLV回。 100%以上 5+6+7 メジャー <白兵> 対決 範(選) 至近 8 8dx7+4 7 +11 装甲無視。範囲化はシナリオLV回。 判定欄のダイス個数は侵食率ダイスボーナスを加味していないことに注意。 【性格】 ・崔 月姫 キャラクターイメージ http://sky.geocities.jp/lanuitsite/DX3_ChoeWolhui.jpg 傍目には、いつも一匹の聴導犬を伴っている一人の長身の女の子にしか見えない。 ただしこの聴導犬、通行人の大半が思わず振り返るほどに大きい。 二面性とさえ言える、裏表の激しい性格の少女。 抑圧的な両親の過度な教育、感情を表に出すことを許されない歪な家庭が、 この性格を形作ってしまった。 一人称は「私」。二人称は「あなた、(名前)くん、(名前)さん」。 三人称は「彼、彼女、あの人」。 日常では極めて「よく出来た」仮面をかぶっているため、 素顔の彼女を知る者はほとんどいない。 大体いつも微笑んでいて、穏やかで、無口で、 そこに居るだけで空気を和ませる雰囲気を身にまとっている。 見知らぬ他人にも親切で優しく、お年寄りや障害者を 介助している姿はしばしば見受けられる。 物静かだが聞き上手で相談を受けやすく、親身に相手に寄り添って話を聞き、 門限までは真摯に話を聞き、帰宅してからメールで要点を押さえた助言をするという、 「相談を受けたからには最後まで責任を持つ」という姿勢が信頼を深めている。 秘密の相談や恋愛相談などに対して口が堅く、高校生にしては驚くほど 大人びた価値観で物事を観察して判断し、客観的で冷静な意見や助言が できるため、彼女への相談は後をたたない。 配慮が細かく世話好きで、ファーストフードなどでお喋りをすれば、 いつの間にか彼女がストローやガムシロップなどを用意してくれており、 食べたもので口元が汚れたりすれば、間をおかずティッシュを差し出してくれる。 打ち上げなどがあれば、知らぬ間にサラダを取り分けて配っていたりする。 なるべく目につかないようにそういうことをするため、周囲から 「気配りアピール」というような評価を受けることもなく、好意的にとられている。 またとても素直であり、自分に対してされたアドバイスなどはきちんと受け止め、 なるべくその通りに実行しようとするため、皆、喜んで彼女に助言をする。 意外なことに喧嘩の仲裁や、怒っている相手をなだめるのが非常に上手く、 そういう現場に彼女が居ると、たちまち騒ぎを収めてしまう。 その素早く的確な手腕は「月姫(ウォルヒ)マジック」と呼ばれており、不思議がられているが、 種明かしをすれば簡単で、彼女が高校生らしからぬ知識・経験量で心理学に通じているからである。 加えて言うならば、両親を怒らせないように振る舞うことに長けているから、 「他人の怒り」というものの扱いに慣れている、ともいえる。 また多少の悪い噂や、相手の失言、無礼な態度も笑って許してしまうため、 とても寛容な人間として評価されている。 これだけ美点を備えていながら彼女に親友がおらず、 浅く広い友人づきあいばかりに留まっているのは、 いつも彼女が浮かべている微笑みと、無口さとが、誰に対しても一線を引いた、 一種の近寄りがたさ、取っつきづらさという印象を与えているからである。 ……というのが「表」の顔。 実際の彼女は表の顔とは対比的に、人の好悪が激しいため親しくできる人間に出逢えず、 短気で怒りっぽく(しかし決して表情には微塵も出さない)、 相手の失言や無礼な態度に内心で激怒しながら、にこにこ笑っていられるという、 少々異常ともいえる抑制力があるため、寛容と勘違いされているだけである。 親切や配慮の細やかさ、世話好き、目立たないようにこっそりと善行を積むのも、 その振る舞いを誰かがどこかから見ており、自分の評価に繋がることをよく知っているからである。 聴覚障害者というハンディが周囲からどう見えるかさえ、有利に利用している節がある。 (※筆者註:これはあくまで月姫の場合であり、一般の聴覚障害者の方は間違いなく生活に不便を被っています、 生活に不便を被っているという点では、打算的な月姫すら例外ではありません。) とどのつまり、彼女の美点はほとんどが「仮面」であり、 両親の強要する「良い子」を体現するためのメソッドに過ぎず、 非常に冷徹な打算の上に成り立っているだけである。 人の好悪が激しく、冷酷で[[ドライ]]、共感力は強くその為に相談を受けやすいのであるが、 実際は他人の悩みなど「どうでもよく」、最終的には本人にしか解決できない問題と 割り切っているから、人の悩みに引きずられることなく、冷静な助言ができるに過ぎない。 要するに、素顔の月姫は、実に冷ややかで厭世家、諦念にも似た価値観と、 人間に対する不信感、世の理不尽に対する怒りだけを原動力に生きている、 実に危うい人柄なのである。 唯一、表裏の彼女で共通しているのは、素直さと正直さであり、 例え厳しい言葉でも、それが自分の為を思って放たれたものであれば受け容れるだけの素直さはあり、 また滅多なことでは(決して、ではない)嘘をつかないのも、美点といえば美点である。 もっとも後者は「普段が正直であればあるほど、いざ嘘をつくときに信憑性が増す」という打算も働いている。 表裏の激しい偽りの聖女の仮面をかぶった腹黒い少女。 それが彼女である。 なお、中途失聴者であることと、一狼が根気強く発話訓練に付き合ってくれることが幸いし、 発話にはほぼ問題がなく、音声で発話し、補聴器を使いつつ相手の唇を読むため、 手話ができない相手でもあまり会話に問題は生じていない。 UGN研究班"アールラボ"からの報告によると、一狼と月姫との感覚は一部「同期」している様子が見受けられ、 一狼の聴き取ったことを月姫と共有しているのでは、という仮説もある。 当初、月姫には「ウルフテイマー」というコードネームが与えられたが、 「テイマー(TAMER)」は猛獣使いの「アニマルテイマー」の語だと知り、月姫が拒否。 「私は一狼を『使った』りしません。彼が私を守ってくれているのです。」 との(彼女には珍しい)強硬な反対から、現在のコードネームに落ち着いた。 あまりに長いため、しばしば「リトルシスター」と略される。 ・星 一狼 キャラクターイメージ(人間時) http://sky.geocities.jp/lanuitsite/DX3_HoshiIchirou01.jpg (通常時) http://sky.geocities.jp/lanuitsite/DX3_HoshiIchirou02.jpg 人間時の一人称は「俺」、通常時(つまり狼の時)は「私」。 人間時の二人称は「お前、てめえ、(姓または名前の)呼び捨て」、通常時は「お前、貴様、(姓または名前の)呼び捨て」。 人間時の三人称は「あいつ、あの子、あの野郎」、通常時は「彼、彼女、あの者、あやつ」など。 どこでどう日本社会の経験を積んだのか、人間時はやけに人間くさい、乱暴で粗雑な口を利く。 月姫にたしなめられることもしばしば。 対して通常時は、きわめて理知的で、落ち着いた物言いをする。 (勿論、狼の姿で月姫と会話する必要がある際は《彼方からの声》を使う) 前者は多分に「人間らしく見える」よう、演技が入っている節がある。 必要がある際だけ、人間の姿を取って行動する。 その際は「月姫の兄」を名乗り、また戸籍上でもそのように登録されている。 学校では聴導犬として常に月姫の傍らにいるため、「崔 一狼」は滅多に姿を見ない生徒として、 校内での認知度は非常に低い。(ただしクラスメイトの間では時々思い出したように噂にのぼる)。 基本的には日常的に狼の姿で過ごし、聴導犬であることを示すオレンジ色の服を着ている。 (一狼は「好みの色ではない」とかなり嫌そう) 明らかに日本では見かけない、かなりの巨躯であるため、犬種を聞かれた場合は、 月姫が「ウルフドッグのミックスです」と言って誤魔化している。 一狼には一狼なりに何か思うところ、理念、信条のようなものがある様子が 言葉の端々に伺われるが、それが何であるかは一狼自身もよく分かっていない。 ただ、月姫の前に姿を現わす前から自分は存在しており、断片的ながら、 以前の記憶が蘇ることがあるようだ。 (要するにこの辺はGMさんの裁量次第ということで、空白にしてあります) しかし、今のところは月姫を守ることを何より最優先とし、判然としない過去の記憶に こだわる様子は見られない。 月姫自身は自分が一狼の主人などとは思っておらず、それどころか一狼を兄のように頼りにしているが、 一狼は月姫の言葉に基本、従順であり、彼女の判断が彼女自身にとって危険な場合のみを例外として、 それ以外では月姫の言葉に異を唱えることがほとんどない。 しかしやや過保護な側面があり、彼女に不純な動機で接近を試みる男性には容赦なく威嚇をするし、 人の嘘を聞き分ける鋭敏な耳を持っているため、虚偽をもって彼女に接近する人間がいれば、 それとなく月姫に注意を促す。 なお、月姫が一狼に生まれた時のことを尋ねた際「オリオン座が見えたことだけ覚えている」と 答えたため「星座:オリオン座」となっている。 ※参考:聴導犬の役割 http://www.hojyoken.or.jp/hearingdog/category1/ (音が出ます、注意) 【身体的特徴】 ・崔 月姫 通っている高校の服飾デザイン科に在籍しているのだが、スレンダーでかなりの長身であるため、 後輩の女子によく「発表会でモデルをやってほしい」と頼まれる。 美人、可愛いという表現が似つかわしいわけではないが、クセがなく、男女問わず人好きのする顔立ちをしており、 表情をひきしめれば、かなり印象がかわって凛々しく見えるため、モデル向きと言える。 服のセンスは、クラスメイトに触発されてかなり良くなった。 なお、動物全般に非常に好かれやすい傾向にある。 ・崔 一狼 人間時は、ぼさぼさの髪に、常に不機嫌とも見えるような顔立ち。 髪は見かねた月姫が美容院に連れていき、それなりに見られるようにしてもらった。 服も月姫が選んでいるが、特に一狼に不満はないようだ。 本来の姿に戻った際は、道行く通行にが驚いて振り返るほどに大きい。 実際、同程度に大きい犬種はヨーロッパでは知名度があるのだが、 日本にはほとんど確認さていないため、かなり目を引く。 巨躯と凛々しいとも鋭いともいえる顔立ちから一見恐ろしげだが、 毛並みが非常に美しく、また月姫と一狼をよく知る近隣住民は、一狼が非常に温厚で、 月姫に従順であることをよく知っているため、非常に親しまれている。 なお、一狼は(今のところは)月姫以外に撫でられることについては、 なんとも思っていない。月姫に撫でられるぶんには親愛の証として受け取っている。 もっとも、撫でていることで気分が落ち着いたり安定したりするのは、 どちらかといえば月姫のほうなので、本末転倒というか、あべこべな感は否めない。 なお、動物全般に非常に畏怖されやすい傾向にある。 【背景】 韓国系日本人二世の両親のもとに、三世の一人娘として生を受ける。 両親ともに、それぞれ別々の企業の重役。 金銭的には何不自由なく、裕福な家庭の子ども、と世間には見えていた。 しかし両親はもともと不和の多い、大人としてあまりに未熟な二人の男女であった。 これだけでも因子としては充分すぎたのだが、月姫が母の一晩の過ちによって 生まれたことを、DNA鑑定で知った父親が激昂したことから、筆舌に尽くしがたい虐待が始まる。 ある時、父親が酔って帰宅した際に、些細な月姫の行動に激怒し、酩酊して 手加減の効かない状態で月姫の髪を掴んで壁に叩きつけ、昏倒させるという事件が起きる。 これにより月姫は重度の聴覚障害を発してしまう。 英才教育と称して、漫画、TV、ゲームなどの娯楽を一切禁止されていた月姫にとって、 ピアノだけが唯一の救いだったが、自らの発する声も聞こえないほどの障害により、 音楽さえも奪われてしまった。 生来、繊細で大人しく、内省的で自罰的なところのある彼女は、この頃から壊れ始める。 それでも月姫を支えてくれたのは、幼稚園からずっと仲良く姉妹のように育った、 隣家の一つ上の幼馴染、川井みきだった。 通名の「月子」でない「月姫」という名前を「かわいい」と言ってくれた、唯一の人物だった。 みきは献身的に月姫を支え続けた。 月姫以外には誰も周囲に聴覚障害者がいないにも関わらず積極的に手話を覚え、 万事において投げやりになっていた月姫を無理に連れ出して、ともに手話教室に通った。 悩みや両親に対する複雑すぎる思いなど、一人の少女が抱え込むには重すぎることも、 筆談と手話とを介して共有し、積極的に月姫に寄り添い、慰め、痛みを分かち合った。 ようやく月姫が、笑顔を取り戻し始めた矢先のこと。 厳しい崔家の門限に間に合うよう、みきが月姫の手を引いて帰り道を急いでいた時、 信号無視の乗用車が、二人の眼前に迫った。 頭が真っ白になって何も考えられなくなった月姫に対し、 みきは即座に反応した。 月姫に渾身で体当たりし、歩道へと吹き飛ばし、自らは ――轢かれた。即死だった。 ここからしばらく、月姫の記憶は途切れる。 断片的に、事故現場でみきの亡骸にすがって泣き崩れたことや、 みきの葬儀、トラウマ治療のために通ったカウンセリングルームの風景などは覚えている。 それ以外の記憶はほぼ欠落しており、月姫は事故から二週間も経っていないように感じていた。 しかし、実際には数か月が経過していた。 とある深夜。 長らく半ば眠っていたような状態であった月姫の意識が、不意に浮上してきた。 それは、携帯に付けられた、みきとお揃いのストラップを、じっと眺めている時だった。 鮮明になっていく意識の中で、月姫は思った。 (みきちゃんを殺したのは「あの二人」だ。) 門限さえなければ。 あんなに帰り道を急ぐ必要はなかった。 青になった途端に、飛び出すように横断歩道へ駆け出す必要はなかった。 運転手が憎くないと言えば嘘になる。 けれどそれ以上に、その百倍、千倍、万倍に憎いのは、許すことができないのは、 自分からみきを奪い、音楽を奪った両親だった。 月姫は冷静だった。 激情にかられてもいなければ、発作的な行動でもなかった。 彼女は淡々と、しかし念入りにネットで必要な道具、手順、処理方法などを調べ、 その上でキッチンに立った。 軍手をはめ、包丁を手にし、段取りを頭の中で復唱する。 準備が整ったことを確認した月姫は、両親の眠る寝室の方へと振り向く。 そこに一匹の狼がいた。 今まで目にしたどんな大型犬よりも大きい、真っ白な狼が。 不思議と月姫は驚きもせず、冷静に自分の正気の度合いを分析しようと試みた。 けれど、客観視できる第三者がいない状態での分析が無意味なことに気づき、 代わりにこの狼をじっくり眺めてみることにした。 (幻覚にしては、鮮明だな。それとも、幻覚自体がそもそも鮮明なものなのかな。) しげしげと観察する月姫に対し、狼はただ一言、こう言った。 「やめておけ。」 と。 重々しい、男の声だった。 数日後。 月姫は、一狼(「好きに呼べ」と言われたので、月姫がそう名付けた)を伴って、 UGN支部を訪ねた。 UGN研究班"アールラボ"からUGN支部への報告は、驚くべきものだった。 崔 月姫自身は《AWF》以外のいかなる能力も持たない非オーヴァード、つまり「一般人」であること、 対して一狼は、紛れもないレネゲイドビーイングであり、しかしその発生過程は全くの謎であること。 月姫自身の自己分析によれば「なんとなく私の"憎悪"が顕現したものだと思う」とのことであり、 一狼に至っては「知らん。分かっているのは、私が月姫を守らねばならない、ということだけだ。」 という返事だけであった。 ともあれ、一狼はUGNの根回しによって聴導犬として登録され、また家庭事情を鑑みて、 月姫はUGN支部の手配したワンルームマンションで一人暮らしを始めることとなった。 現在、月姫はカウンセリングによって、僅かずつではあるが、回復の兆しを見せている。 同じ高校に全盲の同級生がいると知って、興味を持ってはいるが、なかなか会えない。 【成長履歴】 2016.10.24 《コンセントレイト》 Lv.2→3 5点 2016.10.24 《ベーシックリサーチ》取得 15点 2016.11.17 初回セッション後のリビルド。上記成長と取得を破棄。20点還元。 2016.11.19 《軍神の守り》 取得 15点 【参加シナリオ】 2016.10.24~2016.11.10「レイニーブルー、スノーホワイト」GM:鈴目さん 【コンセンサス】 ●とてもやりたいこと ●NGなこと