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喝采すべき、英傑の唄(後編) ◆auiI.USnCE



「………………」

静かな街の中を、三人組がこれまた静かに歩いていた。
先程まで街中の診療所を騒がしていたのだが、流れてきた放送で途端に押し黙ってしまった。
それは、三人の知り合いが呼ばれていたから。
放送が終わった後、診療所に居続けるのが辛くなってしまって、三人纏めて外に出た。
休憩なんかしてられない、そう思って。

「あはは……冗談がきついですヨ……」

空元気で言葉を発するのは、三枝葉留佳。
井ノ原真人という友人を失って、それを笑い飛ばす事は流石に出来やしなかった。
筋肉、筋肉言っていたあのバカが簡単に死んでしまうなど思いたくない。
けど、本当に死んでしまったのだろう。それが何となく解かってしまう。
だから、気軽な言葉を発する事が出来ない。


「このこの……皆」

しょんぼりと肩を落として、歩くのはシルファ。
柚原このみ、向坂雄二。他にも貴明や珊瑚を通して知り合った人達。
どの人もシルファにとって大切で。
ただ、悔しくて、哀しくて。
一人で、落ち込むしかなかった。


「………………」

そして、ただ押し黙るだけだったのが音無結弦。
沢山の仲間が死んだ。
ユイ、高松、竹山、大山、松下、ひさ子。
しかし、彼女達は本当に死んだのか。
いや、死んだはずだこの世界では。
でも、それも確証が持てない。
どうなのかが、はっきりしない。
そう、自問自答しながら、音無はただ歩く。

けど、今はそんな事はどうでもいい。
ぐちゃぐちゃな心が、ぐちゃぐちゃなままだ。
結局自分自身は無で空虚でしかない。
それを、突きつけられて、結局結論もでないまま、歩いていた。
こういう時、シルファ達が黙っていて助かった。
どんな顔すればいいか音無にも解からないから。


解からないまま、歩いて。
どうすればいいか、答えも出ず。


ただ、歩いて、歩いて。
それで答えが出ればいい、なんて甘い事を考えて。
でも、何も解からなくて。



歩いて、歩いて、その時。




「――――はっ?」


真っ直ぐ、矢のように、飛んでくるモノ。


長く太い、コンクリートの柱。


そう。


電信柱が、貫くように、音無たちに向かって来る。


「ぴぎゃー!?」

何が、わからないまま、音無たち三人は横に飛び退いて、避ける。
間一髪、大丈夫だったが、何が起こったか、よく解からなかった。
三人が、前を向いた瞬間


「はっ……?」


空から、落下してくる、電信柱が二つ。
音無たちを貫こうと向かって来る、電信柱が二つ。


計4本の電信柱が、弾幕のように、降り注いできて。


ズンと、鈍い地鳴りのような音が、街中に響き続いていた。







     ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇






「さて、見慣れない街ですが、こういう柱は投げるに限りますわ」

そう言って、獣の耳と尻尾を持つ女は可憐に笑う。
そう、ありえない膂力で、電信柱を投擲したのは彼女。
ギリアギナの剣奴、カルラだった。

殺すべき敵を発見した彼女は、まず街中にあるものを利用した。
隙を突く為に、まずは投擲から。
幸い、投げる物は沢山あった。
鉄の塊などなどあったが、一番都合のいい物がある。
それはカルラにとって硬い石のような柱が乱立していたからだ。
少し力を入れれば簡単に折れた。
だから、それを殺すべき相手に、投擲した。
それだけ。それだけの規格外の事をしただけだった。

「……し、死ぬかと思った」
「……おや、まだ生きてるようですわね……意外ですけれども、別に構いませんわ」

どうやら、まだ生きていた。
少年達はあの弾幕を脇の路地に入って回避したらしい。
瞬時にその判断が出来たのは賞賛すべきだろう。
けど、別にやる事は変わらない。

「ちょっと、お前なに……」
「殺そうとしてるだけですけれども?」

音無達何かを言いかける合間に、細い鉄の棒に何か丸い物がついたものを投げる。
それは道路標識で、素早く矢の様に向かっていくがそれも、避けられる。
投げる物が大きいから、避け易いようだった。


「くっそ……なら、手加減をしない!」

そう、言って音無は銃を構える。
助けるとか初音の意志とか、今はどうでもいい。
そんな事を考えていたら、自分が死んでしまう。
だから、今は生き残る事だけを考えろ。
自己のことを見つめなおすなら、戦闘の後だと思いながら。

「おや……鉄の塊を撃ち出す道具…………当たったら死にますわね」

そして、銃を撃つが、心の乱れのせいか、あらぬ所にいってしまう。
カルラは見慣れぬ道具に驚きながらも、平然としていて。
音無が今度は狙いをつけて再度、銃を撃つ。

「……が、」

カルラは向かってくる鉄の弾。
今度は、カルラの胸に一直線に向かっていく。
しかし、カルラは余裕を保ったまま、

「当たらなければどうともないですわ」

強く地面を蹴った。
そして、砕け地面に舞うコンクリート。
そのコンクリートの壁に銃弾は防がれてしまう。

「……んな、アホな」
「……有り得ないれす」
「……凄いしか言えませんな」

音無と、シルファ、葉留佳は唖然としたまま、カルラは見つめる。
常識外、規格外、予想外。
それしか言葉が浮かばなかった。
カルラはにっこり笑って

「終わりですわね? じゃあこちらから、いかせてもらいますわよ」

そして、彼女に背後においてあった鉄の塊―――バイクを片手に一台ずつ持って。

笑って。


「死ぬ気で避けてくださいな」


バイクを、音無に向かって、軽々と投げつけた。




  ◇ ◇ ◇ 



「避けろっ!」

音無の合図で派手に、横飛びする三人。
そして、その合図と共に、ドンと地面にバイクが叩きつけられる音が響く。
またしても奇跡的に、三人は避ける事が出来た。

「あぐっ……」

だが、完全に避けられた訳ではなかった。
戦闘慣れしている音無。
メイドロボで基礎能力が高いシルファ。
この二人は難なく避けられたが、もう一人はそうはいかない。

「足……挫いた……いたい」

三枝葉留佳。
ただの女子高生でしかない、彼女は避ける瞬間に足を挫いてしまった。
そのせいで、避けた場所から、動く事が出来ない。

そんな決定的な隙を――――カルラが逃す訳がない。


「あ……」


向かってくるのは、ただの石。
けれど、カルラの膂力で投げられた石はそれだけで、肉体を貫く威力がある。
まるで、それは鉄砲と同じ威力だろう。

そんな、威力の石が、恐るべき速度で、葉留佳の顔を貫こうとして向かって来る。

「……っ」

葉留佳が目を閉じ、死を覚悟した瞬間、



「れぁあぁああああああああああああああああ!!!」


聞こえてくる舌足らずの声の、裂帛の気合。
驚いて、葉留佳は目を開けると、其処に立つのは一人の少女。

鮮やかな黄色の髪を揺らして。
血のように、真紅の剣を両手で持って。

「らいじょうぶれすか! はるはるっ!」

剣で横を薙いで石を弾き飛ばした、シルファが其処に立っていた。
そう、葉留佳を庇ったのだ、シルファは。
葉留佳からみたシルファの表情は引き締っていて、とても頼もしくみえて。

「これから、はるはるを庇います。れすから、音無さんは援護してくらさい!」
「わ、解かった!」

その掛け声と共に、音無は拳銃で、カルラを狙う。
カルラはその音無の動きを察して、音無に向かって石を投擲する。

「やらせないれすっ!」

しかし、シルファのメイドロボ故の超反応で、剣で石を弾き返す。
今度向かって来る石は、葉留佳に。
それも、シルファは弾き返して。

「護ります、シルファが皆を護るんれす!」

その攻防が何度か続いて。
シルファは護り続けて。


そして――――




  ◇ ◇ ◇ 




「あぁ……愉しいですわ」


手持ちの石は尽きた。
全部あの金色の髪の少女に弾き返された。
手加減をして投げたから、予想はしていたが。

でも愉しい。
あの少女は、味方を庇いながら戦っている。
恐らく、あの子の中にある矜持に従って。

なら、ならば、カルラはがやる事は一つ。


全ての罪人に断罪を与える剣を掲げ。


そのまま、少女に向かって駆け出していく。


「はぁ!」
「ぴぎゃ!」

気合を入れた横薙ぎ。
それも、少女に、弾かれる。
単なる挨拶代わりだから、別にいい。

近距離で、自らの膂力で、剣戟にて戦う。

これこそが、カルラの誇り。

さあ、戦おう。


そして、聞け!


カルラの矜持を!


喝采せよ!


英傑の出陣だ!



「我は、カルラ! カルラゥアツゥレイ!
 元はギリヤギナのナクァン!
 今はトゥスクルのハクオロ皇に仕えし、臣下である!
 ウィツアルミネティアの契約により、この身全て、血の一滴、髪の一つまで、主の物なり!
 我がやるべき事は唯一つ!
 主が為に戦い、礼を尽くし、忠を尽くし、武の極みをこの戦場に示す事!
 最強のトゥスクルのカルラの名を、この地に轟かす事なり!
 一歩たりとも、退く気はあらず! ただ、主の為に戦うのみ!
 さあ、見知らぬ戦士達よ! 名もない英雄達よ! 
 このカルラに敵うというならば、かかってこい!
 そして、我に打ち勝ち、武と名を轟かせ!
 我は退かず、主の為に忠義と武を尽くす!
 故に、戦場に残るは汝らの屍のみよ!  
 それでも、我と戦うと言うのなら!
 さあ、恐れを知らぬ、戦士達よ!

 ――――トゥスクルのカルラは、此処に在り!」


その名乗りは、正しく英傑の名乗り。
大気を震わせ、大地を震わせ、人の心をも震わせる。
なればこそ、名乗りを聞きし者達よ。
今一度言おう!
喝采せよ、喝采せよ! 喝采せよッ!! 



――――英傑の宣戦布告は、街中に響き、そして、ただ、喝采されるべきなのだッ!






  ◇ ◇ ◇ 




「さあ、そこの可愛い貴方。貴方は何故戦うのでして? 足手纏いを護りながら戦う、その理由。貴方の矜持を聞かせなさい!」



英傑は、ただ、笑い、少女の戦う理由と、矜持を問う。

少女もまた、毅然としながら、舌足らずな口調で語るのみ。


「決まっているれす! おもいらしたらけなんれす!
 私はメイドロボれす! 大切な人達を、弱い人間を護るのが、私達の役目なのれす! 
 其処に理由なんてないんれす! いらないんれす!
 大切な人たちを失って、おもったんれす!
 もう、失うのはこりごりれす! 私は持てる力を護るべき人たちの全てのために使うんです!
 シルファは、メイロロボらから! らから!
 もう、哀しい思いはしたくないから!

 ――――シルファはメイロロボとして、大切な人を、人間全てを、護るんれす!」



それこそ、メイドロボの矜持。
そして、シルファの誇りだった。




「ならば、その矜持と信念……カルラにぶつけなさい!」
「当然れす! シルファは負けません!」



そして、忠義を尽くすモノ同士が、衝突する。


互いの譲らぬ信念と、大切な人の為に。








     ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇





「……銃声?」

時は少し遡って、民家にて、休憩を取っていた恭介達。
安らいでいた彼らの耳に届いたのは、何度も続く銃声だった。
命を狩る音が、響き続けていて。

「近いな……どうする?」

恭介は仲間達を一瞥して、少し迷う仕草をする。
現状、三人の女性を抱えて、戦場に向かうのは自殺行為でしかない。
けれど、もし其処に仲間や雪緒達の知り合いが居た場合の事を考えるなら、安易な撤退を選ぶことは出来ない。
どちらの選択もメリットとデメリットがあり、恭介が選択に迷っていると

「あぁ……あぁあああぁあああああああああ!?!?」
「し、志乃さん!?」

突然ベッドから飛び起き、出口に駆けて行く志乃の姿が見えた。
何事かと恭介は唖然とするも、原因を直ぐ理解する事は出来た。
それは、

「ちっ……銃か……」

恐らく聞こえてきた銃声が、スイッチだろうと恭介は推測する。
一ノ瀬ことみを目の前で殺されたそのショックがフラッシュバックしたのだろう。
参ったなと思いつつも、見捨てる事は出来ない。する事なんか絶対にない。

「……皆、志乃さんを追うぞ!」

恭介は二人の少女に、そう声をかける。
雪緒は無感情のまま頷き、芽衣は怯えながらも頷いてくれた。
そのことにあり難い気持ちになりながら、恭介は駆け出す。
そして、

『我は、カルラ! カルラゥアツゥレイ!』

外に出た恭介達に、聞こえるカルラの名乗り。
その内容は、つまり宣戦布告。
相当自信あるような名乗りだが、街に響く倒壊音が彼女が強者である事を証明しているようだった。
そして、視界に移る志乃は恐らく戦場の方に向かっている。
状況は最悪だなと思いながら、恭介は志乃を追いかけていく。

そして、志乃が、路地に入り込もうとした瞬間

「きゃあ!?」
「おっと」

長身の男の同じく飛び出してきた。
志乃はそのままぶつかり、尻餅をついて呆然としている。
その男が参ったなと頭を掻いてる素振りをしている時、恭介達は追いついて

「あ、芳野さん!」
「…………ああ、あの時の野球の子か」
「知り合いか?」
「はい! 憧れの人です」

芽衣が、男に向かって喜びの声を上げる。
男――芳野祐介は芽衣を驚いた風に、見つめていた。
ちょっとした縁で知り合っただけの仲なのだが、祐介は芽衣に懐かれていたのだ。

「俺も銃声や、あの女の声を聞いてきたんだ。そしたら女の人が飛び込んできてな」
「俺達は志乃さんを追って此処まで来たんです」
「そうか」

事情を説明する芳野に、恭介は笑顔で答える。
芽衣が懐いてる段階で悪い人ではないだろうと踏んで。
事実、芳野は笑顔で答えて、いい人そうに見えたのだ。

「俺は芳野祐介だが……お前は?」
「香月恭介、その人が折原志乃さんです」
「……須磨寺雪緒よ」
「……!……そうか、お前が……」

恭介の名乗りに吉野は納得したように頷き続け、恭介の方を見続けている。
恭介は俺の事を知ってるのかと訊ねようとしたその時


『――さあ、宴は始まったばかり。やがて、のぼり来る美しい月を肴に、宴を続けましょう!』


カルラと名乗った少女の、宣言が街中に響いてくる。
振り向けば、カルラと言う女の戦闘も視認できそうな距離になっている。
宴の継続という内容なのだろうが、その宣言をした意味が解からない。
なんだろうと芳野に尋ねようとした瞬間


「ああ――――因果なものだな」


芳野は、無表情のまま、ただ、銃口を、折原志乃に向けていた。






     ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇





折原志乃は呆然と、その光景を見ていた。
まるで他人事のように。
ただ、怖くて男の人とぶつかった時から、動けなかった。
やる事が自分にあるのに、ずっと怖かった。
ただ、何も動けず。
大人の責務も果たせず。

「母親と娘……両方揃って殺す事になるなんて……な」

目の前の男が明乃を殺した事に、大きく目を見開いて。
何か、罵倒を言おうかと思って。


「い…………いや……いやぁああああ!!!」


結局、恐怖に悲鳴しか出なかった事に絶望しながら。


ただ、恐怖に怯え続けていた折原志乃は


――――パァン。



最後に娘を想う事も出来ずに、怯えながら退場した。



折原志乃
【状況:死亡】






     ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇






「芳野さん……どうして……夢や希望を歌った芳野さんが……どうして?」


芽衣が、唖然としながら芳野を見る。
芳野は表情を出さずに、言い放つ。

「もう、夢も、希望も、歌わない」

何も、ない。
そう、言うように。

「だから、俺は、殺す……他人の為ではなく、自分の為に」

もう、後悔なんて、しないのだから。
だから、芳野祐介は、笑う。


「折原明乃を、殺したのは、俺だ、香月恭介」


恭介の驚く顔が見え、やがて、激怒する表情に変わった。


ああ、それでいい。


芳野祐介は、泣きそうになりながら笑い、銃を向け



「あの子の最後の様子を聞きたいか?」



それでも、芳野祐介は殺していく。







     ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇






(上手くいきましたわね)

背後から聞こえてくる銃声で、作戦の成功をカルラは知る。
この後芳野が生き残るかは、正直カルラにも解からない。
けれど、この程度で生き残らなければカルラの傍に居るに値しない。
いわば、この戦いは芳野の第二の試金石でもあるのだから。

そもそも、音無達も、恭介達も、カルラ達は発見していた。
各個撃破しようという、芳野の提案をカルラが一蹴しただけ。
だって

(つまらないし、華がありませんの)

そう言った時の芳野の間の抜けた顔が忘れられない。
思い出し笑いをしながら、カルラは目の前のシルファを一度弾き飛ばす。

カルラは、そろそろ腕鳴らしに本格的に暴れたかったのだ。
自分と言う存在を示しつけるためにもとりあえず派手に立ち回る。
その立ち回りに、誘蛾灯の如く集まってきた獲物を芳野に誘導してもらう。
集まったのを感じたら自分が合図をするから、その時芳野も牙をむいて戦え。

それが、カルラの作戦だった。

結果、発見した両方ともが入り乱れての乱戦になっている。
これは、これで楽しいし、成功したといえるだろう。

(とはいえ……少々歯ごたえがないですわね)

目の前のシルファは非常に頑張っている。
とはいえ、勝てない相手ではない。
むしろ、本気を出せれば、余裕で殺せる。

なのに、それをしないのは、もう一組来ないだろうかという期待だった。


だが、もう、来ないだろうとカルラは結論付けて


「はあっ!」

戦場を駆け抜け、命を狩ろうとする。
まず対象は、援護射撃をちくちくしていた卑怯な男。
一瞬で間合いを詰めて

「しまった!?」


断罪の剣を振り下ろそうとした、その瞬間




「――ガードスキル」


割り込んだ、白銀の少女。


琥珀色の瞳をもった、彼女は、まるで



「――――handsonic!」



命を護る天使のようだった。


カルラの剣を弾き、光る剣を頭上にかざすのは、


「奏……?」
「お待たせ」


音無が、天使と称した少女――立華奏だった。

奏は、音無に柔らかく笑い、そしてカルラを睨む。



弾かれた、カルラは、笑い、そして。



「ふふっ……ようやっと面白くなってきましたわ!」



最後の踊り手の参加を持って、戦いの宴は酣を迎えるのだった。





【時間:1日目午後7時00分ごろ】
【場所:F-7】


 音無結弦
 【持ち物:コルトパイソン(1/6)、予備弾85、水・食料一日分】
 【状況:疲労小】



 三枝葉留佳
 【持ち物:89式5.56mm小銃(20/20)、予備弾倉×6、水・食料一日分】
 【状況:右足捻挫】


 シルファ
 【持ち物:エドラム、水・食料一日分】
 【状況:健康】


 岡崎朋也
 【持ち物:日本刀、水・食料一日分】
 【状況:負傷(切り傷・治療済)】

 立華奏
 【持ち物:不明、水・食料一日分】
 【状況:左肩口負傷(再生治癒中)】


 カルラ
 【持ち物:エグゼキューショナーズソード、酒、水・食料二日分】
 【状況:健康】


 芳野祐介
 【持ち物:ベレッタM92(残弾9/15)、トランプ(巾着袋つき)、水・食料2日分】
 【状況:健康】


 香月恭介
 【持ち物:ハリセン+鼻メガネ、火炎瓶×3、硫酸ビン×2、マッチ、水・食料一日分】
 【状況:健康】


 須磨寺雪緒
 【持ち物:不明支給品、水・食料一日分】
 【状況:健康】


 春原芽衣
 【持ち物:DX星杖おしゃべりRH、水・食料一日分】
 【状況:健康】 

 ※折原志乃の支給品(不明支給品、水・食料一日分)志乃の死体の傍にあります。






129-1:喝采すべき、英傑の唄(前編) 時系列順 :[[]]
129-1:喝采すべき、英傑の唄(前編) 投下順 130:揺れる少女の天秤
129-1:喝采すべき、英傑の唄(前編) 音無結弦 134-1:レクイエムは誰がために(前編)
三枝葉留佳
シルファ
岡崎朋也
立華奏
カルラ
芳野祐介
香月恭介
須磨寺雪緒
春原芽衣
折原志乃

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最終更新:2011年09月30日 20:14