八日目901~1000

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刹那です…

マリリンと二人だけの甘い生活をしたかっただけなのに
いつの間にか喪男軍団と暮らすハメになったとです!

刹那です…刹那です…刹那です…





リボンズ「逆に考えてみるんだ」

刹那「逆に?だと?」

リボンズ「そう。君とマリナさん二人だけならば確かにラブラブで甘い生活が送れただろうね」

刹那「ラブラブ…マリリンと甘い生活……ボタボタ」

リボンズ「しかし、君が仕事に行っている間はどうなる?マリナさんは一人だよ」

刹那「……あ……」

リボンズ「今、誰かしらが家にいるこの状況だから、彼女は一日中幸せな気持ちでいられるんだよ」

刹那「そうか…そうだよな……俺が間違っていた……心、洗われたよ…ありがとう」

リボンズ「御礼を言われるまでもないよ、フフ」


リジェネ「流石口の魔術師……上手く丸め込んだね……」




刹那「ん?という事はマリリンは喪男共でも幸せな気持ちになるのか?
   俺だけではなく………俺は…ガンダムになれない!orz」

リボンズ「仲の良い友達といる時も幸せな気分…まぁ、いい気分かな?になるだろう?」

刹那「あ…あぁ……気を許せるからな」

リボンズ「その幸せの質と、好きな人といる幸せの質は似ているようで全く違うんだ。
     彼女は刹那君を愛しているよ。何故ならヴェルタースオリジナル、君も又特別な存在だからさ」

刹那「(`・ω・´)」


リジェネ「本当に口の上手い……いや、刹那君が丸めこまれやすいのかな?」




ある週末

刹那「マリリンが町内会から帰るまで暇だ・・・」

眼鏡「部屋からレッドクリフという古い映画のディスクが出てきた。見るか」

刹那「前時代的なデータ媒介だな」

武士「こういうのを古き良き物というのだろう」

片桐「平べったくて不便そうだねぇ」

沙慈「場の空気嫁よキモポニテ」

ぴんぽーん

録音「おじゃましまー・・・ってDVDとはまた古い物を」

刹那「確か再生装置を持っていたな、録音」

録音「ああ、あるにはあるけど・・・」

ハロ「ヨンダカ?ヨンダカ?」

眼鏡「とりあえず入れるか」

ハロ「アン!」

一同(通夜のような沈痛な面持ち)
ハロ「ウツスゾ!ウツスゾ!」

録音「お・・おう」

ー視聴終了

武士「血がたぎったぞ!剣を振るいたいなぁ!」

沙慈「これで我慢してよ」

つ【丸めた新聞紙】

武士「かたじけない!さあ黒くてカサカサした呂布を打ち倒してくれる!」

刹・目「「なんだよ夏候惇が居ないじゃないか!!」」

片桐「この二人の三国志への拘りなんなの?」

録音「あー、こいつらはねぇ・・・」

ハロ「ソウソウノホンミョウイッテミロ」

刹那「ガンダムダブルエックス」

眼鏡「華琳様」

ハロ「コウイウコトダ」

片桐「なるほどね」


リジェネ「ねえリボンズー、僕のB級映画コレクションが減ってるんだけどー」

リボンズ「どうせあの部屋にでも忘れたんじゃないかな」

リジェネ「・・・・・。ティエリアがさっきまで見てたってさ」

リボンズ「そうかい」




ティエリア「…ふぅ。今日は三本攻略出来た」

リジェネ(へぇ、本当にすごい勢いでクリアしていくんだね。そんなに楽しい?」

ティエリア「なっ!?……い、いない?一体どこから見て…」

リジェネ(見なくても分かるさ。僕と君はいつでもつながっているのだから)

ティエリア「貴様、人の心に土足で入るな!」

リジェネ(僕たちはわかりあえる。そうだろう、リボンズ?)

ガラッ

リボンズ「ああ、もちろんさ」

ティエリア「押し入れから…何故そんなところに!」

リボンズ「居候としてはお約束だからね」

リジェネ「狭かったからちょっと改装したよ」

ティエリア「…なんで押し入れの中が僕の部屋より広いんだ?」

リジェネ「……………フッ」



リボンズ「最近は何かと物騒な事件が多いからね。防犯カメラを設置させてもらったよ」

マリナ「ありがとうございます。心強いわ」

眼鏡「何故“防犯”カメラなのに室内に設置されているのだ?」




刹那「一体なんなんだ、あいつら。これ以上俺とマリリンの甘い生活を邪魔されたくないぞ。ブツブツ」

リボンズ「マリナさん、最近刹那は耳掃除をしているのかな?不衛生は病気の元と言いますよ」

マリナ「その通りだわ。刹那いらっしゃい。耳掃除しましょう」

刹那「(耳掃除→マリリンの膝枕。やたっ!!)は~~~い。
   (なんだあいつ、いいとこあるじゃないか)」


リジェネ「欲しいシーンは自らお膳立て、か。やるね、リボンズ」

リボンズ「ありがとう、褒め言葉だよ」

  ジー、ジー、カチャ

ポニテ「何か今あの防犯カメラの位置が変わったような…」


リボンズ「あ、そうそう…終わった後は耳を優しく『ふ~っ』してあげるといいよ」

マリリン「そうなんですか?ありがとうございます。カリカリ」

刹那「(し、幸せ…マリリンのお腹、温かい…」


ブシドー「やるな、あの者達……」

眼鏡「僕達も負けてられないぞ!」




ポニテ「おやおや、僕は春が来たはずじゃなかったのかい?」

匙「知らなかったのか?喪からは逃げられない……!!!」

ポニテ「穏やかじゃないねっ!」

匙「簡単に脱けられては困るんだよ、僕が!!!」




マリリン「そういえばリボンズさんはどんな仕事をされているんですか?」

リボンズ「フフ、言葉で人を喜ばせる仕事です」

マリリン「言葉で喜ばせる……なるほど!素晴らしいお仕事ですね」

リボンズ「ありがとう。褒め言葉ですよ」

リジェネ「(何を連想したのか気になるね」




リボンズ「ん、時間だね。そろそろ行ってくるよ」

リジェネ「晩御飯はまた連絡するね」

スタスタスタスタ

マリリン「はい、いってらっしゃいませ(フリフリ」

刹那「………ブスッ」

マリリン「刹那…駄目でしょ?そんな顔をしたら……
     リボンズさん達、気を使っちゃうじゃない」

刹那「だって…だって……」

マリリン「だって、何?」

刹那「最近マリリンがあいつらに構ってるんだもん……」

ふふ、意外と子供っぽい所があるのね。

刹那「グスッ…マリリンは…俺だけのマリリンなんだもん……グスッ」

涙ぐむ刹那をマリリンは優しく抱きしめる。

体から発する香水の匂いが刹那の鼻孔をくすぐった。

マリリン「そんな事言っちゃダメよ…私は皆が大好きなの」

刹那「でも…でも……本当は二人でラブラブに過ごしたかったのに……
   何故か喪男達が押しかけて…今じゃペットや変な奴まで……グスッ」

マリリン「ふふ…私は楽しいわ…それじゃダメなの?ナデナデ」

刹那「ん…ダメじゃないけど…けど……」

マリリン「刹那、顔上げて目を閉じて?」

言われるままに目を閉じる。

その後すぐに唇になにかが触れるのを感じた。

温かく、甘く、柔らかい、なにかが。

刹那「!?」

マリリン「ふふっ…これで…我慢してくれる……?」

刹那「え…あ……い、今……」

マリリン「うふふ…又寂しくなったりしたら言って…ね?」

刹那「あ……うん!で、でも大丈夫だよ…マリリンには幸せな気持ちでいてほしいから…」

再び同じ感触を味わう。

温かく、甘く、柔らかい。

マリリン「ありがと、刹那。じゃ、ご飯作るわね」

バタン

刹那「………イヤッフゥ----------------!!!!」

眼鏡「おやおや…何か良い事でもあったか?」



ジー、ジー、カチャ


リボンズ「カチカチ うーん。いい画(え)だ。」

リジェネ「ケータイでいつでもリアルタイムにカメラの映像を見れるっていい時代だよね~」

リボンズ「刹那くん。舌くらい入れないと。」

リジェネ「こっちにも見せておくれよ。リボンズ。」




ポニテ「やはりあの防犯カメラ動いている・・・はっ!これは!!」

匙「どうしたの?」

ポニテ「見ろ、これは防犯カメラじゃない。超小型オートマトンだ」

匙「ええっ!!」

眼鏡「まさか、奴ら俺達を殺すつもりで?」

ポニテ「待て、もしキルモードになっていたとしたら、とっくに殺られていたさ。
   何モードになっていたか確認しよう。えーと………」

眼鏡「何だ、何モードになっている?!」

ポニテ「『刹マリ撮影モード』…しかもこれ1つしかない」

匙眼「「…」」

ポニテ「こっちにも何か書いてある…『刹マリラブラブ高感度センサー』?」

匙「つまり、刹那とマリナさんがラブラブモードになったら、すかさず撮影する為のもの?」

眼鏡「そのようだな」

ポニテ「…」

匙「…」

眼鏡「…」

匙「とりあえず見なかったことにしたいんだけど、いいかな?」

ポニテ「僕もそう言おうと思っていたところだ」

眼鏡「じゃ、こっそり元に戻しておこう」



リボンズ「ふー、僕としたことが焦ったよ」

リジェネ「あいつらが大雑把な性格で良かったね、リボンズ」







夜、マンションプトレマイオスの一部屋に明かりが灯っている。

もう殆どの住民は就寝しており、今起きているのはお刹那家の刹那とマリリンだけであった。

二人は火燵に向かい合って、蜜柑を剥き食べていた。

「あ、これで終わりだ……マリリン、もう寝ようか?」

「あ…うん、そろそろ寝ようね…蜜柑、美味しかったね」

「うん。あ、俺が捨てるね」

当たり障りのない会話を交わす二人。皮を捨てるべく立ち上がる刹那。

しかし、この時マリリンは一つの決意を胸に秘めていた。

「……刹那ぁ?」

何時もとは違った、媚びたような声に驚く刹那。

振り返ったその時……

「んんっ!?む、むっ……」

「ん……チュッ…クチュクチュ」

「な、なに……んむ…マ、マリ……」

強引に押し倒され、ゴミ箱と共に倒れ込みしたたかに背中を打つ。

しかし、それを構いもせずにマリリンの舌が口内に入ってくる。

お互いの舌が刹那の口内で絡み合い、クチャ、クチャと淫靡な音が誰もいないリビングに響く。

暫くした後、マリリンは自ら口を離した。唾液が糸のように垂れる。

「刹那……分かってるでしょ?私は…あなたが大好きなのよ……とても…とても……」

意外な展開、意外な告白に茫然とする刹那。

心なしか彼女の声は涙声になっている気がした。

「だけど…刹那は何も言ってくれないわ……うっ………
私…どうしたら良いかわからないのよ……ううっ…」


涙が頬を垂れ、刹那の顔にかかる。

それを拭き取りながら、鳴咽を漏らすマリリンの髪を優しく撫で、優しく微笑んだ。

「マ



リボンズ「リジェネ!」

リジェネ「あ、見つかった!やばっ」ピューッ

リボンズ「全く、油断も隙もない……」



リボンズ「僕のSSは108まであるよ」

リジェネ「四十八手編、ネトリ編、マリナさん上位編、刹那君上位編…」

リボンズ「リジェネ、その辺にしないとお兄ちゃん怒っちゃうよ?」

リジェネ「おお、怖い怖い」



マリナ「ネトリってなにかしら?」

リジェネ「なんだろうねぇ」


ポニテ「ネトリって言うのはね、別名NTRと言って……ボグッ」

匙「当て身。模型子ちゃんに嫌われるよ?…って聞こえてないか」




リボンズ「(ケータイカチカチ) ふあー眠い」

留美「(きっと夜遅くまで色々と研究したり論文を書いていらっしゃるんだわ…!素敵ですわぁ…)」




リボンズ「さて、そろそろ帰ろうか」

リジェネ「そうだね、リボンズ」

ヒリング「あー、私も帰ろっかなー」

ディヴァイン「飲みにでも行かないか。明日は休みだしな」

ヒリング「あー、いいわね。リボンズ達は?」

リボンズ「いや、僕たちは帰る家があるからね。こんなに嬉しい事はない」

リジェネ「分かってくれるよね、ヒリング達とはいつでも会えるから……」

ヒリング「そっか。見事に人間に感化されちゃってるわね~またね」

ディヴァイン「ではな」

リボンズ「またね」

バタン

アレハン「皆、ごくろ

ガラーン

アレハン「………泣いていいか……?私は今泣いてもいいよな………?」




ティエリア(リボンズが書いた刹マリSSか…、もしかしたら今後のサポートの参考になるかもしれない…。
      少し覗いてみるか…)



刹那「おはようティエリア。

どうしたんだ?そんなに顔を真っ赤にして…」

ティエリア「…君たちは今のままでいてくれ。そのためなら僕はなんだってするよ…」

刹那「?」

マリナ「あら?風邪?」




ポニテ「行ってきまーす」

マリリン「行ってらっしゃい(フリフリ」

スタスタスタスタスタ

模型子「ポニテさん!おはようございますっ」

ポニテ「あ、あ、おはよう…今日も元気だね」

模型子「それが私の取り柄ですから!エヘヘ」

ポニテ「(可愛いなぁ…クジョウよりこの子の方が……」

模型子「どうかしたのですか?」

ポニテ「い…いや……何でもないよ…(クジョウとの事を聞くのは何だか怖いな」

模型子「?あ、ポニテさんは携帯持ってらっしゃいますか?」

ポニテ「ん?あぁ、うん。持ってるよ」

模型子「携帯番号とか…お聞きしてもよろしいでしょうか?」

ポニテ「けけけけけいたたたた!?」

模型子「い、いえ!あ、あ、あの…新作ガンプラが入荷した時にお知らせしたりとか…
    何かお求めの時に答えてさしあげたりとか…そ、そういう目的ですよっ」

ポニテ「そ、そう…分かったよ…(ちょっと凹む」

模型子「で、では……赤外線でお送りしますので……」

ポニテ「あ…うん……あ、模型店に着いたね」

模型子「あ…でも…これだけは…」

アニュー「おはよ、もこちゃん。どうしたの?」

模型子「お、おはようございますっ!な、なんでもありません!サッ」

ポニテ「あっ……」

模型子「ポニテさん、楽しかったです。また起こしくださいねっ」

アニュー「ブシドーさんや刹那君にもよろしくお願いします」

バタン

『ね、今の彼氏?』

『そ、そ、そんなんじゃありませんよっ』

『あはは、そう……


ポニテ「……番号貰いそびれた」

プルンプルンプルン

ポニテ「もしもし……あ、すみません!急いで向かいます!」

タタタタタタタ

ポニテにも春が来ようとしているようです。




匙「余裕ないね、あんた」

ポニテ「どどどどうていちゃうわ!」



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