七日目夜の遊び場編

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アレハン様が店に出たようです。

アレハン「フフフ…No.1はこの私だ!」

リボンズ「そーですねー」

リジェネ「あれはんどろさまにはかないませんよー」

アレハン「ハハハハハ!さぁ、開店だ!」



アレハン「いらっしゃいませ。誰を御指名でしょうか?」

王「キザ野郎、軽々しく話し掛けるんじゃねーですわ。リボンズ様をお願いします」

アレハン「………リボンズ」

リボンズ「お待たせ致しましたニコリ」

王「きゃ~~っ!いつも素晴らしいわ…
  これ、お召しあがりになって下さいな」

リボンズ「これはこれは…いつもありがとうございますニコリ」

アレハン「………」



アレハン「いらっしゃいませ。誰を御指め

ルイス「リジェネさんをお願いします」

リジェネ「お待たせしました。いつにも増してお綺麗ですね」

ルイス「わ、分かります?食べるフリスクを変えたんですよ」

リジェネ「どのような味ですか?その美貌、普通の味ではないのでしょうね」

ルイス「えぇと、はぷてぃ味です。新商品なんですよ」

リジェネ「新商品…是非一度食べてみたいものですね……」

アレハン「…………」



アレハン「いら

ネーナ「このキザ野郎、邪魔ァ!ヒリング様ぁ~~」

ヒリング「いらっしゃい。今日も来たんだね」

ネーナ「あのヒゲ野郎がひどいんですよ!」

アリー「ぁア?」

ヒリング「ふふっ、後でお灸を据えておくよ。それで、ご注文は……」

アレハン「……………」



リボンズ「ふう、今日の営業はこれで終わりだね」

リジェネ「あれ?アレハンドロがいないけど、どうしたの?」

リボンズ「アレハンなら、途中で病院に運び込まれたよ」

リジェネ「ふふ、現実を見せ付けて心を殺す。か
    流石鬼畜だね、リボンズ」

リボンズ「ありがとう、褒め言葉だよ」




コーラ「たいさ~!クリスマス、一緒にディナーでもどうですか~?」

カティ「馬鹿者、そんな時期に休みが取れるか!」

コーラ「そんなぁ~…」

リント「…マネキン君、年末年始のシフトなんですが、ちょっと働きすぎじゃないですか」

カティ「その時期は稼ぎ時で…」

リント「27、28日と大晦日、元旦の合わせて4日分…明日から25日まで休みにしましょう。いいですね?」

リヴァイヴ「たかが一人分の穴を埋めるなど、このリヴァイヴには容易いこと!」

ブリング「…………」コクリ

カティ「…!了解しました」

コーラ「こいつはラッキー♪」

カティ「うるさいっ!」ボカッ


ブシドー「ビリーよ。あのキノコ、タダ者ではないぞ」

ビリー「僕たちも負けてられないね、グラh…ブシドー」



でも結局

ルイス「少佐!人手が足りません!修羅場です!」

リント「へあぁ!」

ばたーーーむ!!

ブシドー「私に任せてもらおう!任せてもらおうと言った!」

リント「ミスターブシドー・・・!!」

ルイス(仮面にサンタコス・・・)

リヴァイブ(女装でもする気だろうか)

その日、女狐に突如として現れた仮面ママ・ミスヒメは、カティの不足を補う働きを見
せたという
そして彼女の存在と、彼女の入れたハプティーは、常連の中で伝説となったとか
この話は



えんじぇるのメンバーリスト

アレハン「昨日の私はまだ輝きが足りなかったのだ。そして>>32のりクエストにもお応えした。
  リニューアルした私で昨日のリベンジだ!!わっはっはっは」

リボンズ「うわーこんやはあれはんどろさまのひとりがちですねー(ここまで愚かだったとは)」


その日、再び入院したアレハンドロであった…

リジェネ「流石の君でもアレハンの心は殺しきれなかったようだね」

リボンズ「ふふ。一気に殺すよりも、半殺し程度にして何度も嬲ってやろうと思ってね
     アレハンのような自信家にはそっちの方が地獄だろうから」

リジェネ「流石リボンズ…鬼畜中の鬼畜だね」

リボンズ「ありがとう。褒め言葉だよ」



クリス「院長ぉー!また例の人入院したんですかぁ?私正直あの人苦手なんですけど…。
食事も不味いと言っては残すし、自慢話は長いし、イビキもうるさいはで…。」

モレノ「まあまあ…何かとあちらが痛いと言っては高い人間ドックをしょっちゅう受ける
金払いのいい患者ではあるし、それにまた勝手に退院するから問題ないだろ。」

クリス「医者としてその発言どうかと思うんですけど…。」


アレハン「ふん!どいつもこいつもろくに見舞いの一つも寄こさん…!私はあの店のオーナーなんだぞ!」

マリナ「こんにちは。お体の調子はいかがですか?」

アレハン「これはイスマイールさん!…何故、こちらに?」

マリナ「ウチの者が何かとご迷惑をお掛けしているみたいで…それに以前お店にお邪魔してお世話になりましたし、
    代表して私が…これ、つまらないものですが。」つ花束

アレハン「ありがとう…!あなただけですよ。…是非また当店にお越しの際は私に…」

マリナ「い、いえ。せっかくですけどやはり私はああいった雰囲気はどうしても苦手なのですいません…。
    それよりリボンズさんからコーナーさんがまた飲みたがってると聞いて作ってみたんですけど。よろしければ…。」つはぷてぃ

アレハン「あ、ありがとうございます…ぜ、ぜひあとで……。」(リィィボォォォンズゥゥゥ!!)

アリー「どーもオーナー!ご機嫌いかがですか?いやー連中心配してましたよぉ!あ、これみんなから。」つフルーツ

アレハン「サーシェス…そうかそうか。まったく素直じゃないなあエンジェル達も!」

マリナ「あの…すいませんマネージャーさん。ウチの刹那とはどういった…?」

アリー「やあ、これはどうも。いやまあクルジ…じゃなかった刹那君とはちょっとした腐れ縁みたいなものでして。
    …まぁそれはまたゆっくりお話するとして…それ、何です?」

マリナ「はあ…ああ、これですか?コーナーさんに飲んでいただこうかと思いまして。
    マネージャーさんもいかがですか?」

アリー「いいんですか?すいません、じゃあ少し…。」

アレハン(バ、サーシェス!それは…!)

アリー「…ん!?こいつぁいけるじゃないですか!さあオーナーも遠慮せずに!ほらぐいっと!」

アレハン「い、いや、私は後で…やめろ、何をするサーシェス!くぁwせdrftgyふじこlp」

マリナ「あ、あの失神してるみたいですけど、お口にあわなかったかしら…?」

アリー「いえいえ、あまりに美味しかったものだから心地良く寝てしまったんでしょう。じゃあ私はこれで。
    あ、そうそうまた作って差し上げたらオーナー喜びますよ…。」

マリナ「ええ、是非また。では、お大事にコーナーさん。」


アリー(℡)「俺ですよ大将。ええ、上々ですよ。…しかしあそこで姫さんが噂に聞くモノを持って現れるとは
      …かえって好都合でしたがね。」

リボンズ「──僕が連絡したのさ。以前彼が頂いてきた事があってね。
     それに彼女の性格上それを断らないと思ったのさ。」

アリー(℡)「俺のクライアントは大将だ。好きに使ってくれていい。
      …しかし奴さん既に入院してるのに何故また?」

リボンズ「──ウチもクリスマスには総力をあげてイベントをやるつもりだからね。
     あの男に戻られては少々やっかいなのさ。」

アリー(℡)「念には念をってやつか。あんた本当に鬼畜だぜ。」

リボンズ「──君にそう言われるとは光栄だね。では。」


アリー「オエエェ…!ありゃあ話に聞いた以上のシロモノだぜ……
    どういう味覚してやがるあの女…!?」



アレハン様を少しは労ってあげて下さい(´・ω・`)

リボンズ「だけど、断る」

リジェネ「僕達の一番好きな事はね、人間を苦しめてやる事なのさ」

リボンズ「人間、はアレハンドロに限るけどね」



留美「ウフフフフ…リボンズ様に殴られましたわ。
   虫を見るような目で私を見るリボンズ様も素敵ですわね。
   ああっ、新しい何かに目覚めてしまいそうですわ!!」



小熊「ルイス…華奢な体だ。君のような乙女がこんな場所で働いていてはいけない。ギュッ」

スメラギ「(あら……言うわね~)」

カティ「(くっ…セルゲイさんの子供だから、強くは言えないな…)」

小熊「ルイ……あ、い、た、たたたたたた!!!!」

ギチギチ

ルイス「軽々しく触るんじゃねーですよ……放っておいて下さい」

ツカツカツカツカ

ルイス「カティママ!クラブえんじぇる行ってきます」

カティ「ああはい……って何つった今!?待てよ、コラッ」

スメラギ「お、落ち着いて下さい…」

アンドレイ「いたた……はぁ…はぁ……お、乙女だ……キューン」




ポニテ「そろそろクリスマスだし、クジョウに会いにいこうかな」

眼鏡「(懲りない奴……)健闘を祈る」

ポニテ「あはは。戦いにいくんじゃないんだよ」



クラブ『女狐』

カティ「いらっしゃ…あら、カタギリさん。クジョウママをお呼びしますね」

ポニテ「はい、お願いします」


クジョウ「久しぶりね、カタギリさん」

ポニテ「クジョウの顔が見たくなってね……」

クジョウ「はンッ……今、クリスマス特別メニューを実施している所なの。何を頼んでくれるのかしら?」

ポニテ「え、と。サンタの乾杯、を頼もうかな」

クジョウ「了解。サンタの乾杯、入りました~~」

アリー「ようこそいらっしゃいませ、糞お客様」

ポニテ「!?」

クジョウ「バイトのゲイリーさんよ。サンタさんに扮して、お酒を次いでくれるのよ」

アリー「がははは!飲みねぇ、飲みねぇ!」

ポニテ「は、はは……(断ったら殺される!!」

  • 20分後-

ポニテ「それで、刹那ったら酷いんだよ。せっかくおっぱいプリンを買ってきてあげたのに……」

クジョウ「(自覚してない分救いがないわね)そう、相変わらず大変なのね……」

ポニテ「全く……凍るかと思ったよ……あ、クジョウはサンタさんって信じてるかい?」

クジョウ「え?サンタ?さん?」

ポニテ「マリリンはまだ信じてるらしくてね。君はどうかな、と思って……
    ああ、でも君は元戦術予報士だから、非科学的な事は…… 」

クジョウ「私も信じているわ……今年は誰かがシャンパンタワーを三つ注文してくれますように、って頼んだのよ」

ポニテ「ク……クジョウ……キュン…あぁっ!何かシャンパンタワーを三つ頼みたくなってきたよ!」

クジョウ「本当!嬉しいわ!サンタさん、叶えてくれたのね!」

ポニテ「ははは、クジョウはほんと可愛いなぁ」

閉店後

カティ「凄いじゃない、リーサ。今日、断トツトップよ」

クジョウ「うふふ。カタギリさんのおかげね」

カティ「そうね。しかし…貴女がまだサンタさんを信じてるなんてね…意外というか…」

クジョウ「あら、私は信じてませんよ?あんなもの」

カティ「え?」

クジョウ「ああ言うと、プレゼントくれる人が沢山いるんですよ」

カティ「……ふふ、リーサ…貴女は本当に鬼畜ね」

クジョウ「ありがとう、褒め言葉だわ」



ポニテ「まさかクジョウが信じてるなんてね……当日のプレゼントは何にしようかなぁ!」




カティ「せっかくのクリスマスだ。アロウズでもクリスマスパーティーを開こう」

コーラ「楽しそうですね、さすが大佐!」(大佐と二人っきりのクリスマスプランが…orz)

リヴァイヴ「断固辞退します」

カティ「なんだと?」

リヴァイヴ「私達には独自行動の免許があるんですよ」

カティ「待て、そんな免許があるとは聞いてn

リント「与えたのは私です。店のイベントのためにプライベートを犠牲にさせるわけにはいかないのでね」

コーラ「え!?てんちょ~!俺、そんな免許もらってませんよ~」

リント「おっと、君の存在を忘れてましたか」

コーラ「むぐ…!」

リヴァイヴ「免許が無いということは、クリスマスパーティーに参加する義務があるということになりますね」

コーラ「へ…?」

ブリング「…(ボソッ)たった二人のクリスマスなのだよ」

コーラ「ィィィィヤッッッッッフウウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!」

カティ「うるさい!」ボカッ←殴った

コーラ「ヘヘヘ、たいさ~♪」←効いてない



小熊「………」

匙「………」

ルイス「………」

カティ「……(何だ、この空気の重さは」




クジョウ「どうでしたママ?クリスマスは。」

カティ「う、うむ。まあ、な…///それよりリーサは…って、聞くだけ野暮ね。」

コーラ「ィィィヤッッッフウウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!」

カティ「!あの馬鹿…///」

ツカツカツカツカ グシャ!!

コーラ「痛ぁい!!痛いよルイスちゃん!踏んでるって!!」

ルイス「ああ…すいません。気が付きませんでした。」

クジョウ「ちょ、ちょっとルイス…」

カティ「何をしているハレヴィ!!」

ルイス「はいはい…よかったですねお二人共 楽 し い ク リ ス マ ス で。」

小熊「やめないかルイス!いったい沙慈君と何が…ギャアアアアァァ…」

ルイス「私の前でその名前口にするんじゃねえですよ…。」

カティ「…話せ。最近何があったかを…このまま客前に出られても迷惑だ。」

クジョウ「ハイハイ男性陣は席外してくれる?…女同士なら話し易いでしょ?」

ルイス「・・・・・・男同士でデキてたんです。アイツ…!」



ビリー「なあ、サジ君。最近女狐誘ってもこないけどどうしたんだい?ルイスちゃんと何かあった?」

匙「…人が必死に忘れようとしてるのになんで蒸し返すかな?これだからアンタは…!」

マリナ「やめなさいっ!沙慈君…あなた最近少し変よ?何だか刹那ともギクシャクしてるし。
   …よければ理由を聞かせてくれないかしら?刹那は何も話してくれないし…。
   あ、ごめんなさいビリーさん。少しいいかしら?」

ビリー「ふぅ…。やれやれ、少し出かけてくるよ。」



匙「……実はあの日ルイスを誘って刹那とフェレシュテに行ったんです。
  三人でそれなりに楽しい時間を過ごして…。問題はその後なんですけど…。」

マリナ「帰り際に何かあった?」

匙「…ええ。シャワールームで二人でオーライザーのドッキングの話題をしてる時に 
  ちょっとした事で言い争いになって…
  そこで揉み合いになったんです。…そこになぜかルイスが…。」


ルイス「……!!」

刹那「なんだ…この間は…!?」

匙「どうしてここ(男子シャワー室)にいるんだ!」

ルイス「どうしてここにいるのよ!」


ルイス「…関係してたんだ。あの頃から……!」

匙「待ってくれ!…違うんだルイス!」

ルイス「…もうお店の方にも来ないでくれる?」



匙「…と言う訳なんです…。あの時はついイライラしてて刹那に当たっちゃって…
…ってマリナさん?」

マリナ「…///」(ボンッ!シュー…)

匙「だ、大丈夫ですか!?マリナさん!?」(この人にも免疫無いの忘れてた・・・)


ルイス「…と言う訳なんです。」

カティ「…ち ょ っ と 待 て 。シャワールームを間違えたのは君の方では?」

ルイス「でも!男同士で絡み合ってたのは事実ですから…!///」

クジョウ「はぁ…。」(お子ちゃまね・・・。)





クリスマス。

カティ・マネキンはパトリック・コーラサワーと待ち合わせした場所に向かっていた。

カティ「一時間前、か…早く来過ぎたかな」

コーラ「大佐~~~」

カティ「!?」

待ち合わせ場所で脳天気に手を振る、コーラサワーがいた。

信じられん、アイツが先に来ているとは……

コーラ「今来たんですか?いやァ、奇遇ですね~俺も今来た所なんですよ~」

肩に雪が随分積もっている…。予想するに、大分前から待っていたのか…

カティ「…この馬鹿者が」

コーラ「何か言いました?」

カティ「いや、何でもない……でも、嬉しい…かな」

しかし呟きは幸か不幸か、コーラサワーには聞こえていなかった。

そのコーラサワーはニコニコしながら振り向く。

コーラ「晩飯、食い行きましょ?イイトコ知ってるんですよ~」

カティ「え…わ、私の為に…そ、そんな……ポッ」



30分後、カティはトーキョーを見渡せる、超高度の場所に居た。

ネオン、車の光、イルミネーション、それぞれがトーキョーの夜景を彩っている。

カティ「………何だ、ここは?」

コーラ「何、ってトーキョータワーの見学エリアっすよ」

ボカッ

カティ「この馬鹿!フランス料理か何かの予約でもしてくれているのかと思えば……」

コーラ「痛……弁当作ってきたんですよ~景色を肴に食べましょ?」

カティ「む……確かに、小洒落た食事よりは手料理の方が嬉しいがな……」

コーラ「はい、大佐の分。いただきま~すパクパク」

カティ「いただきます……ん、美味しいな」

コーラ「でしょ~エヘヘ。頑張った甲斐があったぜ!」

ボカッ

カティ「調子に乗るな!……綺麗な…夜景だな」

コーラ「痛たた…ヘヘ、昔から嫌な事があったらここにきて景色を眺めてたんすよ。
    まるで大きな人間になったかのような気分が味わえて…すっぱり忘れられる…」

カティ「コーラ……」

箸を休め、コーラを見つめるカティ。

コーラの横顔にはどこか、寂しそうな色があった。

コーラ「だから、大佐も嫌な事があったらここに来るといいっすよ」

オレの元に来て、とは言わないのだな……馬鹿者が…

コーラ「ま、もちろん、オレの所に来てくれてもいいっすけどね~」

カティ「……///」

ボカッ

素直になれない自分に腹がたつ。

本当は嬉しい筈なのに。今すぐにでもその胸に飛び込みたいのに。

持って生まれた気質によるヤマアラシの、ジレンマ。



コーラ「痛たたた。はは、大佐はいつも素直じゃないんだから…」

私の本質を、全てを解って言ってくれているのか。

はたまた単なる色ボケか。

どちらにしろ、コーラサワーのその言葉に救われた気がした。

カティ「馬鹿……者が…」

コーラ「へへ、プレゼントがあるんですよ。プ・レ・ゼ・ン・ト」

大事な事なので二回言いました。

カティ「ぷ、ぷれぜんと……」

コーラ「そう!指にはめるもんっす。大佐にきっと似合いますよ~~」

ゆ、指に……似合う……

そ、それは……つまり……ゆ…ゆ……ゆび……

コーラ「じゃ~ん!」

つ 手袋

カティ「………は?」

コーラ「ほらほら、大佐に似合いそうなグレー色っす!」

……こいつにそんなプレゼントを期待した私が馬鹿だった。

しかし…この手袋、よく見ると……

コーラ「俺が編んだんですよ~いや、大変だったなぁ。あははは」

少々不格好だ。それに、コーラサワーの指にも絆創膏がいくつか巻かれている。

目にもクマがある。徹夜で一生懸命編んでいたのだな……私の為に……

カティ「……不格好だな」

コーラ「そ…そんなぁ~」

カティ「だが……暖かい」

人の想い、愛情が篭っているから、な。

コーラ「はぁ……良かったっす…じゃ、そろそろ…」

カティ「待て、コーラサワー」

コーラ「何ですか、大……

コーラの唇を奪ってやる。

思ったより、柔らかい。

唇を離し、軽く舌なめずりして言ってやる。

カティ「これが…私のクリスマスプレゼントだ」

コーラ「た…た…大佐ぁ~~~~!!!」

ボカッ

カティ「馬鹿者が!こんな所で………しかるべき…所でな?ポッ」

コーラ「痛たたたた………へへ、手配は任してください!」

カティ「任せる……ん、雪か……」

ホワイト、クリスマス。

今まではクリスマスなどどうとも思わなかった。

発情した男女が欲望を発散させる為だけの下劣な行事とさえ思った。

しかし、今日、今この瞬間からクリスマスも悪くない…そう思う。

ほんの、少しだけ。

おしまい。




カティ「年末年始はお休みだ。当然な」

クジョウ「はい。せっ様にお節でも作ってあげよっと」

ルイス「分かりました。田舎にでも帰ろうかな…匙とは会いたくないし…」

カティ「(カタギリさんにクロスロード君、不敏な奴ら…)」

クジョウ「ママはどうするんですか?」

カティ「私?私は……」

コーラ「大佐~~~俺、年越し蕎麦打ちますよ~~」

ルイス「なるほど…ニヤニヤ」

クジョウ「聞くも野暮、でしたニヤニヤ」

カティ「////」


アリー「いいからてめぇら。年末こそ稼ぎ時だ!」

ヨハン「年が明けると、借金取り立ては来年に持ち越しになるからだな」

アリー「そうだ!行くぜぇ!」

ミハエル「ヒャッハ!えんじぇるは良いのかよ?」

アリー「ところがぎっちょん!あちらさんもお休みなのさ」

ミハエル「なんだ。じゃ、行くか!」



コーラ「俺は!」

カティ「……」

コーラ「2000回で!」

カティ「…………」

コーラ「スペシャルで!」

カティ「………………」

コーラ「蕎麦打ちなんだよォ!……失敗しちゃいました。テヘ」

ボカッ

カティ「この馬鹿!大晦日までに鍛え直してやる!」

コーラ「すみません、大佐~」




カティ「パトリック、誕生日おめでとう」

コーラ「いやぁ~~ママにそう言ってもらえるなんて、大感激ですよ~~」

カティ「ふふ…照れるな。しかし、良いのか?海外で過ごすはずだったんじゃ…」

コーラ「ママと居られるならどこだって良いんですよ、俺は」

カティ「//……そ、その…ママ、と言うのはよしてくれないか…」

コーラ「何でです?」

カティ「お前の母さんみたいな気がするからな…それに、誰もいないのだぞ。
    『ママ』と呼ぶ必要はない…ふ…二人の時は……カ、カティ。と……」

コーラ「分かりました!カティちゃん!」

バキッ

カティ「あっ!す、すまん……つい、手が……」

コーラ「いてて……照れてるんですよね、わかります」

カティ「///……や、やっぱりママか大佐で構わない…
    だが、今日はお前の誕生日だから…カ、カティと呼んでもいいぞ……///」

コーラ「ニコニコ。カティちゃんったら照れて可愛いっすよぉ~~ギュッ」

カティ「わわ!……ギュッ」




カティ「………ウズウズ……」

コーラ「カティちゃ~~ん、どうしたの~~?」

カティ「いきなり抱き着くな…2日まで後20分だな、と思ってな…」

コーラ「そうか…明日になれば『カティちゃん』と呼べなくなるんだ……よし」

どこからともなくハンマーを取り出し、時計を怖そうとするコーラ。

カティは必死に抱き着いて止めた。

カティ「な、何をするんだお前は!」

コーラ「え~~時計が壊れたら、明日にならないじゃないッすか」

カティ「……世間は明日になるのだぞ」

コーラ「俺の家だけ1月1日のままになれば良いッす!
    そしたら、家に呼んだ時いつでも『カティちゃん』と呼べる!完璧!俺様、凄い!」

ボカッ

カティ「馬鹿者が!そんな理屈があるかっ!」

コーラ「(´・ω・`)シュン……」

カティ「ま、まぁ……嬉しいがな…」

コーラ「イヤッフ~♪」

カティ「もう少し待て!」

コーラ「さっきもウズウズしてましたけど、何かあるんすか?」

カティ「さ、あ、て、な。フフ」

コーラ「(´・ω・)?」




カティママ「そうか貴様、誕生日を過ぎたか!
    おまえがいると場が和むよ。ありがとう。
    え?抱っこするのか?
    甘えん坊め、しょうがないな。特別だぞ、ほら、これでいいか?
    そうかそんなに私が好きか。ああ、私もおまえが好きだぞ。
    あ、バカやめろ、口紅がとれる…、ん…もう、まったくおまえは可愛いな」

パトリック「キュウウン!」

カティママ「ははは!」


コーラサワー「はっ!!!????
    …今の何だ。もしかして…初夢?
    なんか…すごくいい思いしてたような。でも俺全然関係なかったような…
    まいいか!ちょっと幸せ気分だぜ今の俺!」


リボンズ「フフフ…まあ、ほんのちょっとした気まぐれ、かな」

ヒリング「リボンズお餅まだー?」

リボンズ「…もうちょっと待って」



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