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擁立タイミング考察 - (2014/01/27 (月) 20:08:54) の1つ前との変更点
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*擁立タイミング考察
**前書き
本稿では、姫の擁立タイミング考察の一例として筆者の考察を記載する。~
中級者以上の方々には不要の内容であろうが、これからこのゲームを始める、あるいは始めたばかりの初心者の方々には~
参考になる部分もあろうかと思われるので、本稿に目を通していただけ、その内容が何らかの一助になるのであれば幸いである。~
なお、擁立タイミング考察という題名ではあるが、擁立タイミングに関してはサプライの内容や場の展開に左右される部分が大きいため~
本稿の内容はタイミングのみならず擁立行為そのものやそれに付随する戦法全般、および姫たちの特徴についての考察となることについてはご了承願いたい。~
~
以下に、各姫ごとの擁立についての筆者の考察を記載する。~
本稿の他にも[[用語集]]における[[擁立]]の項や[[カードリスト]]項内における各姫のカードごと個別ページの記載内容も参考されたし。~
**姫ごとの考察
***第一皇女 ルルナサイカ
カード能力の都合上、いつ擁立してもその効果は安定している。~
逆に言えば、序盤に擁立しようが終盤に擁立しようがその恩恵はさして変わらないため、序盤に擁立したほうが効果の高い姫たちを押しのけてまで序盤に擁立するほどでもない能力であるということもあいまって~
基本的には中盤~終盤での擁立が主となるだろう。~
ただし、[[宮廷闘争]]が存在するサプライでの影響回避を即座に行いたいなら序盤に擁立することも有効だろう。~
~
何者の影響も受けずなおかつ即座に獲得できる6点の継承点というものは、特に[[近衛騎士団]]のような山札操作カードや[[聖堂騎士]]のような手札内の[[継承権カード]]操作カード、~
あるいは[[夫人>噂好きの公爵夫人]]のような継承権カードを落とせるカードに対しての相性が良いため、これらのカードが多めの[[サプライ]]では活躍しやすい。~
そうでなくとも、擁立前に継承権カードを[[戴冠式]]に届く点数分だけ確保していれば擁立後の速攻逃げ切りも可能。~
それらの意味ではサプライ構成を選ばずに擁立できる姫ではあるが、[[クラムクラム>南洋の市姫 クラムクラム]]と同じく絡め手に使いにくい能力ではあるので~
山札や手札を操作されるカードがサプライ内に少ないオーソドックスなサプライでのほうが使いやすい姫であろう。~
***第二皇女 ラオリリ
[[宮廷侍女]]を最大5枚獲得することで最大10点の[[継承点]]を得ることができるが、獲得した宮廷侍女は別途セットの手間がかかるためデッキの重しとなる。~
また、当然ながら獲得した宮廷侍女はセットするまで効果を発揮しないため、山札を操作されるカードとの相性は悪めである。~
姉と同じく、中盤~終盤での追い上げ用に擁立されるパターンが多くなるだろう。~
終盤に擁立する場合は、[[マーケット]]内の宮廷侍女の残数が5を切らないタイミングに間に合わせたい。~
~
その効果は、序盤で首尾よく[[公爵]]等の高継承点カードを確保できた場合の逃げ切りや終盤での追い上げといった比較的オーソドックスな用途の他に~
[[呪い場]]において、他のプレイヤーが高継承点カードを購入しにくくなるという条件を利用し序盤にこの姫を擁立し10点の継承点分のアドバンテージを利用し逃げ切りを図るという一種の絡め手にも使える。~
その場合、相手に[[戴冠式]]ぶんの宮廷侍女をカットされた場合に備えての[[皇室領]]や[[御料地]]、あるいは入手した宮廷侍女を使っての継承点水増し用の[[地方役人]]等の~
間接的な手段で継承点を稼げるカードがサプライにあればなおよいだろう。~
これを行う場合、俗に言う[[ナイス擁立]]が必要になる場合も多いが、サプライ次第では十分に狙う価値があると思われる。~
***姫将軍 フラマリア
即座にコスト5までのカードを2枚まで回収できるという能力の特性上、擁立する場合は特に有用な[[コモンカード]]がマーケットに溢れている際にそれを回収する目的でなされることが多いだろう。~
擁立の際に狙うべきカードは、おなじみ[[錬金術師]]の他、速攻狙いなら地方役人、擁立前にあらかた邪魔なカードを始末しているのなら[[結盟]]や御料地など、~
その選択の内容は自分の指向する戦法やサプライ中のカードの動向に大きく左右されるので、擁立におけるメリット部分がサプライ構成やサプライ中の残カードの影響を大きく受けやすい姫のひとりと言える。~
~
[[農村]]が[[直轄地]]へ移動しないことはメリットにもデメリットにもなり得るが、[[都市開発]]や[[割り符]]、あるいは[[収穫祭]]といった農村を本来の役割である1コイン製造機とは~
別の形で活用できるカードがあればデメリット部分を大幅に低減しやすいため、サプライにそれらのカードがあれば擁立後でもいいので確保を検討してもいいだろう。~
直轄地に[[鉱山都市]]を含めない限り擁立後の継承点は0以上が約束されるため、宮廷闘争がサプライにある場合でもその影響をあまり気にしなくてもいいのはメリットの一つだろう。~
なお、あえて終盤にこの姫を擁立する場合は概ね[[議員]]を2枚回収することになるだろうが、そうせざるを得ない場合に陥ること自体が勝負の展開において非常に苦しい状況であると考えられるので~
なるべくそのような状況に陥らないよう気をつけたい。~
***大方博雅の姫 ベルガモット
使いやすい[[行動カード]]を確保した場合、それを何度も使い回す目的で擁立されるであろう姫。~
他にも、コスト5の行動カードは概ね強力ではあるものの[[魔獣>追い立てられた魔獣]]で落とされるため、サプライ中に魔獣が存在する場合落とされたコスト5行動カードを即回収できるというメリットも存在する。~
有効活用するためにはプレイヤースキルがやや問われる姫ではあるが、能力自体は擁立時期や状況を問わずそれなり以上に使いやすい。~
ただ、1ターンに1回という効果発動制限を考えると序盤に擁立したほうが回数的な意味でその恩恵を受けやすいだろう。~
擁立の際取り合いになりやすい姫のひとりであるので、どうしても使いたい場合は多少強引でも早めの擁立を心がけたい。~
~
使い回すべきカードは戦法と状況によるパターンが極めて膨大なためこの場での列挙は控えるが、一例を挙げるのならば、[[補給部隊]]と錬金術師が同時に存在するサプライの場合~
ドロー調整を行いながら補給部隊の使い回しを行うことによってそれらの効果によりほぼ毎ターン錬金術師を使い回すことができるという戦法が存在する。~
欠点を挙げるのであれば、能力の都合上デッキ内の行動カードの割合が高くなり、また、ドロー調整を乱されると戦法に大きな不備が生じる場合も出てくるため~
[[弓兵隊]]や各種の山札操作系[[攻撃カード]]とはやや相性が悪いこと、[[サムライ]]の効果によってゲームから除外されたカードはデッキをリシャッフルするまでは能力で回収できないため
[[サムライ場]]だと多少使いにくくなることなどが挙げられる。~
ただし、サムライ場の場合は自分がサムライを買った上で先制擁立できればそのサムライを使い回すことで相手のコスト4・5カードを機能不全にできるため~
そのような状況ではサムライ場でも有利に使用することができる。~
つまるところ、他の姫以上に擁立前後の状況見極めやデッキ回転の理解が必要となりやすいので、ゲームに慣れた人間向きの姫と言えるだろう。~
***南洋の市姫 クラムクラム
特殊能力がシンプルかつ非常に強力な反面、小細工の効くような能力ではないため、中盤以降に擁立してもその恩恵は受けにくい。~
//シンプルゆえに書くことも少ない
買い物回数が増えれば増えるほどその恩恵を受けやすくなることも踏まえると、序盤に擁立すべき姫であろう。~
~
擁立後は[[見習い侍女]]を直轄地にセットするなり追放するなりして早急に始末することが重要になるだろう。~
手札の回転が早くなればなるほど能力により通常より低コストで購入できた強力カードを早く使い回せ、デッキ内容で他者との差を広げやすいからである。~
各種のドロー系カードや[[工業都市]]・[[大都市]]を手早く買い増せば、[[帝都カリクマ]]や[[妖精女王エルルーン]]、[[皇帝の冠]]といった[[レアカード]]も遠くない。~
その場合は宮廷闘争に気をつけたい。これが乱れ飛ぶ場だと常時手札が3枚になりやすく、さすがに厳しくなる。~
そういう状況でこの姫を擁立するなら、直轄地へのセットという方法での見習い侍女の処分を避けるか、あるいは早めに継承権カードをセットしていきとりあえずでも継承点を0以上まで持って行きたい。~
***双子の姫 レイン&シオン
姫自体の効果は擁立が遅ければ遅いほど高くなるが、2番手程度で擁立してもそれなりの効果が見込めるため序盤から終盤まで取り合いになりやすい姫。~
よって、[[ベルガモット>大方博雅の姫 ベルガモット]]と同様に使用するなら多少効果が低くなろうが早めの擁立を狙いたい。~
ただし、1番手で擁立することはカウンターを効果的に増やせる算段でもない限りはおすすめできない。~
//筆者の個人的な見解ではあるが、1番手で擁立するならベルガモットや[[クラムクラム>南洋の市姫 クラムクラム]]のほうがマシであろうと思われる。~
~
特殊能力の効果自体はクラムクラムとは別方向でシンプルかつ非常に強力なものであるが、逃げ切りのみならず追い上げダメ押し何でもござれと使えるのがクラムクラムとの違いであろう。~
反面、双子カウンターを使いきればただの無能力キャラと化すため、カウンターを使いきるまでにどれだけ自分に有利な状況を作れるかが運用のポイントとなる。~
とにかく双子カウンターがこの姫の生命線なので、重要な場面までの節約はもちろんのこと、[[お金好きの妖精]]がサプライにあるのならばカウンターの増殖も狙って行きたい。~
その場合は妖精の回転を早めるためのデッキ圧縮が肝となるだろう。鉱山都市や[[金貸し]]等、別途で増殖用カウンターを確保できるカードがサプライにあればなおよい。~
***極東の算法姫 オウカ
使い方によっては追い上げも逃げ切りもこなせる強力な能力を持つ姫ではあるが、その強さはプレイ中のサプライ内容に大きく左右される。~
能力で真っ先に始末されるのは序盤の役立たずカード筆頭である見習い侍女になると思われるので、早めに擁立しておいたほうがデッキの内容がよくなることの恩恵を受けやすいだろう。~
//特殊能力の効果が他の姫と比較してもやや特殊なため、以下の解説がやや冗長になるのは容赦願いたい。~
~
まず、この姫の運用において肝となるのがコスト4の行動カードである。~
領地を除くコスト4カード+コスト5カードの組み合わせで公爵を入手できること、コスト5カードについてはどのようなサプライ構成であろうと少なくとも[[議員]]12枚分のストックは約束されていること、~
見習い侍女を筆頭としたコスト2カード+コスト4行動カードで議員を含むコスト5カードが入手できること、コスト4カード+公爵で帝都カリクマが入手できることなどを考えると、~
この姫の運用におけるコスト4行動カードの重要性がご理解いただけるのではないだろうか。~
よって、コスト4の行動カードがサプライに少ない、あるいはあっても売り切れになりやすいような人気カードばかりであるならその能力を発揮しにくい。~
逆に、現状ではほぼオウカ専用と言われている[[図書館]]や[[ブラウニー]]といった不人気のコスト4行動カードが市場にあふれていると非常に強力で使いやすい姫である。~
ただし、その強さも手札内に追放用の行動カードを確保できてこそなので、手札や山札を操作される攻撃カードが市場に多い場合には~
たとえコスト4の行動カードが市場に余る場合でも擁立を見送ったほうがいいこともある。~
なお、コスト6のカードが市場にある場合はそれと公爵との組み合わせで皇帝の冠を確保できるため、コスト6カードがある場合はそれを狙って擁立するのもいいが~
[[領地]]以外のコスト6カードで買われにくいのは[[裁判官]]くらいしかないため、狙うなら最低1枚は先んじてコスト6カードを確保しておきたい。~
こちらもベルガモットと同様、有効活用のためにはゲームへの慣れを必要とする姫だろう。~
***北限の魔女姫 アナスタシア
サプライ中の行動カードの構成次第で大きく強さが変わる姫のひとり。~
能力に1ターン1回までという発動制限があること、マーケットから[[呪い]]がなくなれば能力が使えなくなること、マーケットの中にいい行動カードがなくなれば能力を使う意味がなくなることなどから~
追い上げ向きとは言いがたい能力なので、擁立を行うのであれば序盤、それも最序盤の方がよい。~
能力を使用するたびに呪いを回収してしまう都合上、呪いの追放効果を持つ行動カードがないサプライでの擁立は控えたほうがよいだろう。~
~
呪いの追放効果を持つ行動カードがサプライに多いのであれば、能力により獲得した呪いを能力により獲得した行動カードにより処分するということが行いやすいため、かなり強くなる。~
特に、割り符や[[洗礼]]、[[祝福]]や[[巡礼]]等との相性は抜群であるため、これらのカードが複数同時に存在するサプライで序盤に擁立できれば他を寄せ付けない強さを得ることも不可能ではない。~
能力を使う度に呪いを獲得するというのは明確なネックではあるが、その他にもマーケットに呪いがないと能力が使えないため呪い場との相性は悪い。~
[[見習い魔女]]程度の呪い支給頻度ならともかく、[[呪詛の魔女]]や[[氷雪の精霊]]クラスの呪い支給カードがあるとマーケットの呪いが在庫切れになりやすくなるため~
それらのカードが使用されるような状況でも擁立を見送ったほうがよいだろう。~
**後書き
月並みではあるが、上記は筆者の考え、それもその一端でしかないため、それが最善であるわけではない。~
上記の内容はあくまでも話半分・参考程度にとどめておき、自分にあった擁立考察やそれに伴う戦法構築はぜひともこれを読まれた方々自身の手で行ってほしい。~
それもゲームの楽しみ方の一つなのではないだろうか。~
//これを書いた人間はPCにおける侯爵クラスです。この程度を知っていれば、あるいはこの程度の知識でもそのくらいにはなれるということだと思います。
//もちろんゲームなので運は絡みますが。
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