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A PREDATOR'S PORTRAIT

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SOIL WORK - A PREDATOR'S PORTRAIT



進化を続けるSOILWORK、3rd。
これはメロディックデスメタルの、いやメタルの新しい方向性を示した最初の1枚とも言える作品だ。SOILWORKの音楽性を完璧に決定付けた1枚である。メロディックデスメタルというカテゴライズが不要になりそうな、新しいメタルサウンドを模索しようとする姿勢が伺える作品だ。過渡期のサウンドだが、中途半端さはまるでなくその出来はまさしく絶品で、傑作とでもいえそうな勢いである。これまで通り怒涛のアグレッション・ブルータリティを誇りながらも叙情的なメロディが冴え渡るメロディックデスサウンドが基本で、圧殺ブルータルビートを保ちながらもその泣きのメロディにはさらに磨きがかかっている。そのコントラストも相変わらず素晴らしいのだが、何より近作の特徴はヴォーカルワークにある。咆哮するディストーションヴォイスもまたこれまで通り強烈な迫力だが、注目すべきはほぼ全編で堪能できるコーラス部分のクリーントーンヴォイスによる「歌唱」である。これにより曲のコントラストが明確になり、ダイナミック感が増し、そしてさらにメロディアスに、ドラマティックになった。従来持っていたSOILWORKのブルータルビートと、新しいSOILWORKの歌唱が融合すると、これ以上は無いといったドラマ性が生まれるのだ。6曲目の「Grand Failure Anthem」の凄まじいこと・・・叙情的なギターワークも、圧殺ブルータルビートも、咆哮も素晴らしく冴え渡っており、そしてそこにドラマティックな歌唱が加わると・・・とてつもなく感動的なナンバーだ。
アルバム全体を見るとこれまで通りの疾走ナンバーも多いが、ミディアムテンポナンバーの非常に特徴的で、メロディックデスメタルには納まりきらない感動的なメロディワークが全体的にも冴え渡っている。そのメロディワーク、新しい方向へ向かうヘヴィメタルのドラマ性まさしくメタルの未来へ向けられた作品であり、SOILWORKのオリジナリティを決定付けたものだ。

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