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JUDAS PRIEST - JUGULATOR



ロブが脱退してから7年、沈黙が破られた13枚目のアルバム。
新ヴォーカリストのティム“リッパーオーウェンズを迎えて作成された。このヴォーカリスト、ロブそっくりのハイトーンシャウトを出す。そっくりである。違うところといえば、こっちのほうがややワイルド、というか荒々しい。
今回のアルバムの趣旨を語ると、①はまさしくリッパー版PAINKILLERといえる楽曲である。音はヘヴィネスがかなり強調され、ブルータルとも呼べそうなとてつもないアグレッションで迫り来る曲である。①を聴く限り、一応PAINKILLERの延長線上を辿っているアルバムだ。⑨等はPAINKILLERで見せたアグレッシヴメタルの本道を通っている曲である。だが前作と違うのが、近作は時代に影響されたかのようなやたら重苦しい曲が多い。どれを聴いてもヘヴィネスが強く効いている。明らかに従来のJUDASPRIESTのヘヴィメタルの方法論が違い、90年代的な音の強調されたサウンドである。疾走曲は少なく、重音・グルーヴの効いたモダンなダークさのミドルテンポが多い。それゆえか、えらく酷評されているアルバムなのだ。
だがそれはJUDASPRIESTとしてである。一般的に90年代メタルアルバムとしてはまあ良質であるだろうと思う(ぱっとしない曲が多いのは正直否めない)。③は殺伐とした雰囲気がたまらないし、⑥のリッパーのヴォーカルは最高にクールである。
今現在ロブ復帰の後、新作の帯を見てもまるでリッパーVo時代が無かったことみたいにされているが、決して汚点にはならない時期だったと思う。PAINKILLER延長みたいな①とか⑨なんか人気強いと思うし、ライヴで演奏するのもいいかと思う。今のJUDASPRIESTがやっても違和感が無い2曲だと私は思うのだが。やるべき曲はいっぱいあるけど、リッパー時代の曲もロブVoで聴いてみたいものである。
JUDASの皆さん、今度ライヴでJUGULATORでも演奏してはどうですか?


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