牙狼-GARO-の変身後データ



 魔戒騎士とは、人知れず闇を狩る戦士達の総称である。
 人間の陰我(あらゆる物に潜む闇)から現れるホラーという怪物と戦っているが、ホラーを倒すには「ソウルメタル」と呼ばれる武器が必要となる。これは使用者の精神により重さが変わり、修行を受けていない者は持ち上げる事さえできない(ただし精神の強い者が使えば羽毛のように軽くなる)。
 このソウルメタルで作られた鎧と剣を操って戦うのが魔戒騎士である。鎧は、修行していない生身の人間が触れれば皮膚がはがれてしまうほど。
 辛い修行を耐え、心身ともに鍛えた猛者だけが鎧を装着できるのだ。

 基本的には生身でもホラーと互角に戦えるほどの強さを持っている。
 これは、ソウルメタルの鎧が人間界では99.9秒しか扱えないため。この制限時間を過ぎると、魔界の力を宿す鎧の暗黒面を魔戒騎士本人の魔導力で抑え込む事が出来なくなり、「心滅獣身」が行われる。心滅獣身を行うと、一時的に巨大な魔獣の姿になり、狂暴化。精神まで鎧に食われて暗黒騎士へと堕ちる。
 ただし、一部の回では「装着を解除した後に再び装着する」という姿も見られるので、ある程度時間が経てば再装着する事が可能。
 また、魔界やそれに準じた場所では無制限で召喚し続ける事ができる。




黄金騎士・牙狼(ガロ)




本編での主な変身者は冴島鋼牙、冴島大河、冴島雷牙、道外流牙など。鋼牙の持つ魔戒剣と牙狼の鎧は代々受け継がれている。時系列的には、大河→鋼牙→雷牙→(長い年月)→流牙である。流牙が受け継ぐまで、長らく継承者がいなかったらしい。
瞳の色は装着者によって異なり、緑(鋼牙)、赤(大河)、青(雷牙)、流牙(金)。
流牙の時代には、鎧は輝きを失っており、一部だけが金色、他は黒…という状態だったが、流牙の戦いの果てに元の金色に戻った。
魔戒剣は、幅広・両刃で大型、束頭と刀身に紋様のついた牙狼剣となる。相棒は魔導輪ザルバ。魔導馬は轟天。
魔戒騎士の最高位であり、全ての魔戒騎士にとって憧れのような存在である。涼邑零バラゴももともとは黄金騎士を目指していた。

  • 烈火炎装
 魔導火のライターを使い、緑の炎を全身で纏い、攻撃力・防御力を高める技術。

  • 牙狼斬馬剣/大牙狼斬馬剣
 轟天に乗り、蹄音で強化された牙狼剣。これでより装甲が硬い敵を倒す事ができるようになった。

心滅ガロ




1期23話に登場。
カオルを助けるために力を欲した鋼牙が、99.9秒以上鎧を装着して暴走した姿。
コダマを一撃で葬るほどのパワーを持っているが、巨大化・狂暴化しており、闇に堕ちる寸前となっている。
また、腰部の紋章が逆さになる。

翼人


1期最終回に登場。
カオルの描いた絵から発された思いから一時的に覚醒した奇跡の姿。
背中に翼が生え、自由自在に空を飛ぶことができるが、あくまでこの形態は一時的なもの。

鷹麟ガロ

SP「白夜の魔獣」に登場。
鷹麟の矢の力と鋼牙の母・りんの愛によって、ガロのソウルメタルが変化して生まれた奇跡の姿。
槍のような姿になった鷹麟の矢を使って戦う事ができるが、あくまでこの形態は一時的なもの。


竜陣ガロ

映画「RED REQUIEM」に登場。
カルマの餌食になった英霊達の力を得たガロが進化した奇跡の姿。
竜のオブジェを背負い、竜の形状をした長い尾を持つ。炎の形状に変化した金色に輝く牙狼剣を武器にするが、あくまでこの形態は一時的なもの。

蒼竜ガロ

映画「蒼哭ノ魔竜」に登場。
モノたちの想いを受けて進化したガロの奇跡の(ry
黄金の竜に似た外見の乗り物に乗って戦うが、あくまでこの形態は(ry




銀牙騎士・絶狼(ゼロ)




本編での主な変身者は涼邑零
魔戒剣は、切っ先に角度がついた二本の銀狼剣になり、装着前は逆手で持っていたものが順手になる。相棒は魔導具シルヴァ。魔導馬は銀牙。
正統な系譜を持たない魔戒騎士ながら、魔導馬持ちで、実力もガロに並ぶ。

  • 烈火炎装
 魔導火のライターを使い、青の炎を全身で纏い、攻撃力・防御力を高める技術。

  • 銀牙銀狼剣
 左手用の柄を右手用の柄のくぼみに差し込む事で二刀を一つにつなげた剣。ブーメランのように投げる。

心滅ゼロ

パチンコ「CR 牙狼FINAL」に登場。
零が99.9秒以上鎧を装着して暴走した姿。



暗黒騎士・呀(キバ)




本編での主な変身者はバラゴ
ホラー喰いの魔戒騎士と呼ばれる、闇に堕ちた魔戒騎士。ガロとゼロが二人がかりでも倒せないほどの猛者。
千体のホラーを喰らっているほか、倒した魔戒騎士も鎧に喰らって力を強めている。
99.9秒の装着タイムを超え、ソウルメタルをデスメタルへと変質させている。そのため、装着時間に囚われない。
魔戒剣は牙狼剣とほぼ同形の黒炎剣になる。儀式に使う暗黒斬を持っている。魔導馬は雷剛。
また、装着者の死亡後も鎧そのものの怨念が残存しており、牙狼に襲い掛かった。小説「妖赤の罠」でもアキラを利用して復活し、四人の魔戒騎士に倒されている。

  • 烈火炎装
 魔導火のライターを使い、青紫の炎を全身で纏い、攻撃力・防御力を高める技術。

  • 閻魔斬光剣
 魔導馬を召喚せずに地面に黒炎剣を叩きつけて巨大な剣に変化させる事が可能。

  • 薔陣薇幹
 トゲの付いたツル薔薇のようなもので全身を覆い防御する。

魔戒騎士キバ

ゲーム「黄金騎士牙狼」に登場。
まだ闇に堕ちる前のキバ。もう戻れない。

心滅キバ

OV「暗黒騎士鎧伝」に登場。
心滅獣身した時のキバ。あくまでこの形態は一時的な物である模様。


最終更新:2014年03月14日 22:03