【冴島鋼牙】
[名前]冴島鋼牙(さえじま-こうが)
[出典]牙狼
[異名]黄金騎士、牙狼の称号を継ぐ者
[俳優]小西大樹(現・小西遼生)
[性別/年齢]男性/1期の時点で25歳
[一人称]俺 [二人称]君、お前、貴様 [三人称]奴、あいつ
「貴様の陰我、俺が断ち切る!」
魔戒騎士の最高位・黄金騎士ガロの称号を継ぐ男。チート。
父・冴島大河もまた黄金騎士であり、幼少期に自分のせいで父親を死に至らしめてしまったトラウマを持つ。
作中では一期の時点で百体以上のホラーを狩っており、本来大して狩る仕事がないはずの魔戒騎士としてはおそらく歴史に残る偉業を成し遂げている。そのうえ、闇に堕ちた魔戒騎士などと戦い勝る実力の持主。
当初は黄金騎士ながらまだ未熟な点もあったが、自分の故郷に似た絵を描く女性・御月カオルや、当初ぶつかりあった魔戒騎士の涼邑零との友情、数々の師との出会いから成長していく。
何年にも渡るシリーズなので、段階によって鋼牙の強さや雰囲気は結構違うかもしれない。
Spでは母親や父親のエピソード、劇場版や二期では幼少期の修業のエピソードがかなり詳しく描かれているため、一期だけで彼の全てを把握するのは困難。
この説明を見るよりは、まず本編の視聴に取り掛かろう。
[外見]
中の人の身長は182cm。
茶髪がかった長い髪と、むすっとしているが美形な顔立ちで顔がやたらと印象に残る。一期のころはまだ幼さの残る顔立ちだったが、劇場版などではかなり貫禄の出た顔になっている。
黒いスーツの上から、白いロングコートを羽織っているが、どちらもかなり特殊なデザインなので、わからなければググッたほうがいい。ちなみに夏でもこの恰好。
背中には、邪美をかばったときにできた大きな傷が残っている。
左手中指にはザルバを装備しており、コートの胸の部分には幼少期に友からもらった飾りがある。
[性格]
一見無口で冷徹に見えるが、かなりの熱血漢。人を救うことに使命を感じ、「殺されて良い命などない」という信念を貫き日々戦う。辛い修業を乗り越えた為、精神的にはかなり鍛え上げられている。実際、精神の強さに応じて重さを変える魔戒剣を自在に操っている。
娯楽などに興味はなく、とことんストイックで自分にも他人にも厳しい。一方で、コーンフレークが好きだったり、カオルの絵を気に入ったり、彼女の描いた絵本で涙したりと俗っぽい一面もある。幼少期、玩具をくれるおじさんに人質にされるなどの出来事があったのも娯楽から退いた一因と思われる。
当初はホラーを狩ることのみ考えており、ホラーの返り血を浴びたカオルをホラーをおびき寄せる餌として扱うなど冷酷な男に見えたが、成長と共に信念を固めていき、「守りし者」とは何なのかを学んでいる。
ただし、初期のカオルに対する行動も、掟を破ってでもカオルを生かしたいという思いによるものである可能性は高く、彼自身の根の優しさが見られた。
魔戒騎士の中では甘い性格のようだが、ホラーが命乞いをしたり、人間の悪事について述べても一切動じず、自分の正義を信じて容赦なく斬るため、その辺りの裁量は甘くない。更には自分から「ポーカーで勝負しよう」と名乗り出ておいて、負けたら相手を斬るなど、ホラーに対しては正々堂々の勝負をすることはしない。
というか、実際的に、ホラーに対してはかなり横暴な行動をしたり、卑怯な真似をしたりすることもある。ホラーは放っておけば人間の命を脅かすので、仕方ないといえば仕方ない。
ただし、相手が悪であれ、人間となると躊躇うこともある(「殺されていい人間などいない」という主義もあるため)。
洗脳されただけの相手や、このままだと苦しんで死んでしまう人間、死を望む人間なども、救える可能性がある限りは絶対に救おうと考えており、それは誰が相手でも同じである。
白夜の魔獣などでは、カオルや大河の姿を模した敵(自分の情念)に躊躇を見せたが、結果的には斬っており、外見にはそうそう惑わされない模様。また、ホラーも言ってみれば、「人間の姿をした怪物」であるために、鋼牙はホラーに冷徹なのかもしれない。
ド外道な敵や、仲間を殺された時、父親の事を侮辱した敵には怒りを見せる。
[他キャラとの関係]
零は当初は誤解からぶつかり合うことがあったが、零を殺すつもりは一切なく、戦いの中でも相手の命を尊重していた。
また、和解してからも互いに素直にならず、協力をなかなか切り出さないという一面があったが、一期の最終決戦で力を合わせ、ラストシーンでは零に「ザルバ(友)」と呼ばれ、鋼牙も以降のシリーズでそれを認めている。
特に、二期以降は良き友として協力し合う描写が多かった。
バラゴは、父の友人であり、父を殺した魔戒騎士である。カオルを守るために彼と激突したことが多々あった。
バラゴ自身は別の要因で死亡したため決着をつけることはなかったが、暗黒騎士キバの鎧とは独力で戦い、これを破っている。
小説版「妖赤の罠」において、バラゴの過去を知ったため、考えを改めた可能性も無くはない。
[能力]
黄金騎士になりソウルメタルを自在に操る。魔戒語も解読できるほか、ある程度の魔界の知識はある。一期最終回後は自力でホラーを探知することもできる。
剣技は鍛え上げられており、弾丸さえ弾き返す。格闘戦もホラーたちと互角であり、かなり強い。変身後の身体能力も、鎧による口上などは一切なく、変身前の身体能力によるもの。とにかく、精神的にも身体的にもかなりのものである。
(描写はないが)頭脳明晰で、機転は利くが、常識にはやや疎い。(これも描写はないが)冴島財閥のトップという設定まで存在する。ホラーが出したクイズはだいたい当てる。
人間をホラー化する魔弾という武器も効かない。破邪の剣の攻撃を受けても致命傷には至らない。毒も効かないと推定される(零のみかもしれないが、言い方が曖昧なので魔戒騎士には共通して効かない可能性が高い)。
そのうえ、常に周囲を警戒しながら歩いているため不意打ちや追跡も大概は気配で察する。マジでなんだこいつ。
しかし、歌やダンスなど、芸術センスは一切ないらしい。ダンスは踊ったことがない。たぶん鋼牙は絵もろくに書けない。二期ではポーカーの腕も、まずまずで、特別ツキがあるという事はない。
家事の類もおそらくできない。幼少期からすべてゴンザに任せているためである。
牙狼は人の思いや英霊たちに支えられて強化されることが多い(絶狼などは全くやらない)。
以下、変身ロワにおけるネタバレを含む
+
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開示する |
冴島鋼牙の本ロワにおける動向
基本情報
初登場 |
001:使命 |
最終登場 |
155:騎士 |
参戦時期 |
最終回後(SP、劇場版などを経験しているかは不明)、二期より以前 |
スタンス |
対主催 |
変身回数 |
黄金騎士ガロ(8) |
所持品 |
魔戒剣、魔導火のライター |
支給品 |
鳴海亜樹子のツッコミスリッパ、セガサターン、アヒル型のおまる |
参加者関係表
名前のみの情報
説明
第一回放送まで
魔戒騎士の最高位・牙狼の称号を持つ男。参戦作品のヒーローキャラでもトップクラスのチートであり、生身でも変身能力者並のパワーと意志を持ち、最強クラスのホラーを何体も狩っている。
今回は、元の世界での恋人・御月カオルと同じ名前を持つ男・一条薫と遭遇。同じ「守りし者」として共に行動するが、魔戒剣について銃刀法違反ではないかと問われた。
共に行動するうちに、彼に未確認生命体のことを知らないことを不審がられ、自分たちが別世界の住人であることに気づいた彼は、魔戒騎士やホラーについて彼に話す。
未確認生命体を「人」として分類するか否かというデリケートな問題に触れ、対立することもあったが、現状では共に行動している。
その後、自らの屋敷・冴島邸を森の中に発見したため、一条を置いて中を確認する。その場にあるはずがないことや、雰囲気に価値を見出せなかったことから、この屋敷は偽物だと割り切っていったが、流石に気になったものと思われる。
そこで椅子型のナケワメーケに遭遇。交戦する間もなく、軽くあしらって、ナケワメーケの主・相羽シンヤと邂逅した。彼がホラーでないことを確認した後、軽く会話を交わし、彼を気遣い屋敷を譲渡した。また、彼の願いである「相羽タカヤとの再会」も叶えさせようとしているが、鋼牙はまだ彼の目的を知らない…。
その場に別れを告げ、再び彼は一条と森を歩き始めた。
第二回放送まで
放送後、首輪にホラーが取り憑いている可能性を考え始める。道中、戦闘の音を聞きつけて元来た道を引き返すと、そこにいたのは村雨良と死に間際の五代雄介だった。親友である一条との別れを済ませて息を引き取った彼を埋葬したのち、村雨を加えて再び行動を開始する。
さやかを捜索中、響良牙、花咲つぼみ、志葉丈瑠(アヒル)と遭遇し、美樹さやかが死んだことを知る。情報交換の末、一人で村へと向かうことになる。バラゴを説得は出来ないのかというつぼみの言葉を突っぱね、彼女から時間軸の差異の話を聞いて密かに零について不安を感じるのだった。
道中、不自然な雷鳴を目撃して引き返し、井坂深紅郎&筋殻アクマロと戦闘中の良と合流して共闘し、ガロに変身して井坂たちを圧倒する。戦闘は良がアクマロを撃破し、彼自身も井坂との戦いを優勢に進めていたが、逃げられてしまう。
戦闘後、良のデイバックに入っていた零の相棒シルヴァと再会。彼女との情報の齟齬からシルヴァが自分が知るより過去から連れてこられていることを知り、零が自分を仇だと誤解している時期から連れてこられている確信を深め、彼やザルバの身を案じつつ良と共に良牙たちの後を追う。
良牙達を追おうとしたところで、涼邑零と結城丈二に出会う。案の定自分に襲いかかってくる零に対し、鋼牙は真実を話すが、信じてもらえない。しかし、直後にバラゴが現れたことで、誤解は解ける。最終回後、多くの戦いを経験している彼はバラゴ相手にも互角に近い戦いを繰り広げ、零、村雨、結城と共に戦うも、あと一歩の所で倒すには至らず、時間制限のために変身を解除し、バラゴには逃げられる。
戦闘後、シルヴァを破壊されて自暴自棄になっている零を立ち直らせ、彼に魔戒騎士としての誇りを取り戻させる。そして、零と結城とはいったん別れ、村雨と共に再び良牙達を追う。
第三回放送まで
一条、良牙、つぼみと合流した後、エターナルの提案によるエターナルゲームの1回戦で戦う。しばらく生身で戦った後、牙狼に変身して戦いエターナルを圧倒するが、変身の時間制限が訪れたため他のメンバーに戦いを譲る。
戦闘が終了し村雨を看取った後は、一条と良牙と別れてつぼみと共に市街地の方へと向かう。
その途中で相羽タカヤを背負った泉京水と遭遇。彼女(?)に大道克己の死を伝えるも、彼女が混乱し逃走。それを追いかける。
京水を追いかけた先で京水・一条・良牙がバラゴと戦っていたため戦いに参入。さらにタカヤも戦闘に参加するがバラゴは手強く、タカヤをかばった京水が致命傷を負い死亡する。京水の最期の言葉もあって遅れてやってきたつぼみと良牙・一条を離脱させ、自らはタカヤと共にその場に残りバラゴと交戦を再開する。
途中暴走するタカヤに手を焼きつつ、三度の変身を経た激戦の末に遂にバラゴを倒す。バラゴを倒すと、満身創痍のタカヤと自己紹介をし、彼の死を看取る。
第四回放送まで
放送後、ダークプリキュアと遭遇し、少しの戦闘の後別れる。その後、左翔太郎、明道院いつき、蒼乃美希と出会い、ザルバがいるという警察署へ美希の案内で行き、そこで孤門一輝、沖一也、佐倉杏子、高町ヴィヴィオと出会い、ザルバと再会を果たした。その後、仲間達を探す為にザルバと共に再び森の中へ入っていく。
ン・ガミオ・ゼダと交戦中のつぼみ、良牙、ダークプリキュアこと月島なのはと合流し、ガミオと戦うが、その際に変身を解除された生身の状態でガミオのガスによる毒をなのはと共に受けてしまう。その後、警察署にてヴィヴィオとの戦いの末毒の影響でなのはが先に死んでしまう中、リヴァートラの刻で毒を抑えつつ、次の放送を迎えるのであった。
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最終更新:2015年05月22日 17:49